【ネタバレあり】月に寄り添う乙女の作法　ユーシェルート

ユーシェルート、良かったです。
プレイ順として、ルナ様√⇒つり乙BAD⇒乙りろ　りそな√⇒ユーシェ√でやってます。

・全体的な感想

ユーシェのキャラの魅力が前面に出ていて良かったです。
（結構、気が強いキャラかと思ってましたが、内面が弱いのが意外でした。）
特に言葉遣いで「ですわ」を封印するのも面白かったです。感情が溢れてしまうときには「ですわ」が抑えきれなくなるのもGOOD！
ユーシェは素直でさみしがり屋で努力家でとても良いキャラでした！
全体のお話としても、一度学園祭のコンペで負けてしまい、そこからフィリコレで初めてルナ様に勝つのが物語として綺麗で良かったです。
（あと、エンディングでのスイス旅行の締め方も個人的に好みでした。）

・朝日のショーの前の一押し

用意した花がアクシデントで届かない！
それをリカバリーするために、キスで思いを込めるのがエモくてめっちゃよかったです！

・優勝時のユーシェのリアクション

今まで人前で涙や弱い姿を見せなかったユーシェが、最優秀賞を取ったときには感極まって涙を見せるシーンがとても印象的でした。
（そんなシーンを見ていて、こっちも嬉しくなってきました。）
後、優勝後の二人で結婚式のように愛を誓いあうシーンが、朝日らしさとユーシェらしさが前面に出た宣誓の言葉でとても好きです！

・ユーシェの目の表現

ちょくちょくあったユーシェの目の表現。
感情を目の中の炎に例えて描写していたのが素敵だなと思いました。

・もう少し欲しかった描写

全体的に良かったのですが、少し惜しいと思う部分もありました。
個人的に少し惜しいと思う部分はユーシェが朝日に若干依存しているいるところが気になりました。朝日がユーシェに尽くす理由が自分と重なって見えるから、放っておけないからというのが主な理由だと思いますが、そこを補強するシーンがあと一つあればもっと感情移入して魅力的なお話になったかもしれないなと個人的に思いました。

・ルナ様との対比

ルナ様は強い意志と才能を持った人（内面は物事を少し曲がって見てしまう）であるのに対し、ユーシェは弱く凡才ながらも努力を辞めない人（内面は愚直で真っ直ぐ）という対比があるのかなと個人的に思いました。
特に、夕方の窓際のシーンがルナ様の夜の窓際のCGと構図がほとんど一緒で意識して対比させているのかなと思いました。

・まとめ

結局のところ、ルナ様もユーシェも良いキャラでとても愛おしかったです！
でもやっぱり朝日（遊星）が一番魅力的に映ってしまう私でした。