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【POG】指名馬紹介 まるポグ 1位 ラトラース 牡
父:キズナ 母:ローブティサージュ 母父:ウォーエンブレム
生産:ノーザンF 馬主:シルクR 厩舎:(栗)中内田充正
POG本でその姿を初めて目にした時は衝撃が走りました。
完璧やん…。
フレームというかフォルムというか、四肢の接地感、繋の長さ太さ角度、飛端の位置、首差しと頭の位置、トップラインなどなど。
私が真横からの写真を見る上で重要視している点全てにおいてケチがつけようがなく、このように表現してしまうのは少し怖いのですが、
まさにパーフェクト!
15年を超えるPOG歴の中でも一番と言ってもいいかもしれません。
この時点で既に1位はこの馬でいこうと心に決めておりました。
あととにかく毛ヅヤが凄いですね。
青鹿毛というのもありますがピッカピカ。
空港でも「異常なくらい」と言われていた模様です。
よほど内臓が強いのでしょう。
ここも凄く良い点だなと思いました。
父はキズナ。
昨年は2歳リーディングサイアーに輝き、今年も今(5/29)時点でリーディング首位と、非常に勢いがあります。
母はローブティサージュ。
皆さんもよくご存知のことかと思いますが、阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬で、古馬になってからはキーンランドカップを勝つなど短距離路線で活躍し5歳で現役を引退し繁殖牝馬となりました。
母がそうであったように、気性面に問題を抱える仔が多いためこの馬に対しても距離延長を不安視する声は多いですが、
厩舎長「燃えたぎってしまう血統なので、我慢を覚えさせているところですが併せても馬の後ろにつけても我慢が利いているのでなんとかこのまま送り出したい」
昌「そうなると短めでしょうか?」
厩舎長「1600mとか1800mが合っていそうなイメージですね」
このやり取りからはそこまで不安には感じなくてもいいんじゃないでしょうか。
既に気性面での問題が顕在化しているというわけではありませんので。
あとねシルクの人が「キズナだから芝がダメでもダートで潰しがきくんじゃないか」とか言っちゃうからダート!?短距離!?みたいな評判にも繋がっているんじゃないかと思いますね。
それでマークが緩むのだとしたら有り難いとも言えますがw
中内田師「どの馬にも引けを取らないほどの好馬体の持ち主。とても優等生」
しがらき「コンスタントに速いところを行っている割には堪えることもない。不安なところはない。課題と言う課題は見つからない。初戦から非常に楽しみな馬」
と、クラブのレポートでは思わず口元が緩んでしまうようなことばかりが羅列されており、ここまで非常に順調にきたことが分かります。
馬体重もPOG本の取材時には450kgくらいだったようですが5/18のレポートでは481kgと良いのか悪いのか分からないけど激増してましたw
レースでは470kg台で出てこれそうですかね?
3月29日にはゲート試験を合格。
一度放牧に出て5月23日に栗東に帰厩。
デビュー予定は6月16日京都5R芝1600m戦で鞍上は
川田騎手!
いやもうホント川田じゃなきゃどうしようとか思ってましたよ…w
このレースにはキャロットのトータルクラリティや社台RHのポンペルモなどが出走を予定している模様。
相手関係は当然ながら分かりませんが、まずは追い切りでどんな動きを見せてくれるか期待したいです。
最後に配合的な話を。
父の産駒は筋肉量が多く出る傾向があり、それが硬さにつながってしまうといったマイナスの面があり、これを解消してくれるのがHaloで、しなやかさや素軽さを引き出してくれると考えられているようです。
これはサンデーサイレンスのクロスによるものでも構わないようですけど、個人的にはサンデーサイレンスを介さない形でHaloをクロスする方が美しいのではないかと思うんですよね。
まあ好みの問題とは思いますがw
そういう意味では、ローブティサージュの母父母Glorious SongがHalo産駒ですし、母母父がMachiavellianなのでこの奥にもHaloがおりますので、これはもう完全にそういったところを狙った配合になっていると思われます。
また、まるポグでご一緒させていただいております識者のくりがしら氏のnoteでもソングラインやサンライズジパングと同じパターンのニックスとして紹介されていますね。
なお、くりがしら氏はこれら様々なニックスをとりまとめた書籍を販売されておりますので、興味のある方は是非下記のリンク先から覗いてみてください。
私も購入し参考にさせていただいております!
以上。
とにかく、レースを使っていく中で気性の難しさが出てこないことを祈るばかりですね。