私と釣りと釣行記 2023/9/11 村上市ロックフィッシュゲーム
この4月から新潟県下越地方に単身赴任で来ております。
週末には我が家のある会津に帰りますが、平日はまあその辺りに生息しているわけです。
人それぞれではあると思いますが、単身赴任というものは家族とも離れて生活する時間の方が長くもなりますし、基本的には楽しいものではありません。
逆に言えば独りの時間が増えるとも言えますね。
なのでその時間を有効的に使って、単身赴任ライフを少しでも楽しくできないかと思い、釣りに興じることにしました。
元々はバス釣りなんかもしていたんですよ。
もう30年も前の話ですが、あれはなかなか難しくあまり釣れませんでした^^;
性格的にユルユルなのでああいった緻密な釣りは向いていなかったのかもしれません。
若干邪道感のあるZEALの柏木さんにハマりアンタレスに30lbくらいのPE巻いてたりしました(笑)
んでアライグマの形をしたルアーを投げたりもしてましたけど、まあほとんど釣れませんでしたね(苦笑)
その後は少し釣りから離れた時期もありましたが、仕事で石川県金沢市に住むことになったのを契機に、今度は海釣りをするようになりました。
すぐ近くに金沢港という良い釣り場に恵まれていたことが大きかったですね。
本当に何でも釣れるとても良い釣り場でした。
最初は豆アジのサビキ釣りから入ったのですが、ある日嫁さんの仕掛けに茶色くて平べったい魚が絡みつきました。
これ何?カレイ?ヒラメ??
その頃は区別もついていませんでしたね(笑)
カレイは多分アジを食べたりはしないわけでヒラメだったわけですが、以降ひたすらヒラメを狙う週末が続きました。
それがまた上手いこと行くと必ず1枚は釣れてたんですよね…。
ほいで、ヒラメについてネットで色々調べていたら驚愕の事実を知ることとなります。
砂浜でヒラメをルアーで釣っている人たちがいる!!
まじすか!!!!
これもまた一つの転機でした。
速攻で10フィートもあるシーバスロッドを購入し、当時はメインウェポンであった超でかいフローティングミノーを用意し、良くも分からずに加賀市にあるサーフにいって投げてみたら、まさかまさか、初めての釣行でヒラメが釣れてしまったわけですよ(笑)
ルアーフィッシングって初めて釣れるまでが苦行と言いますか、こんなんで釣れるんだ…と実感できなければどこかで止めちゃうような気がします。
そういう意味では初めてのフラットフィッシュゲームで本命を釣ることができたのは本当に幸運だったと思いますね。
それ以降は砂浜でひたすらヒラメを狙う週末が続きました(笑)
いつのまにか海釣りからソルトウォーターゲームに移行していたわけですね。
んでネットやら雑誌やらから貪るように情報も仕入れていたわけですが、ここで嫁さんに一つ転機が訪れます。
能登半島ってアオリイカ釣れるんだって~!
何故かは知りませんが女性ってエギング好きな人多くないすか??
よく分からんけど惹きつけるものがあるのでしょう。
私的には正直そこまで興味はなかったのですが、いつも私の釣りに付き合ってもらってもいますし、秋くらいは嫁さんの方に付き合ってあげてもいいかなと、いわゆる新子の時期は毎週のように能登島とかにいってアオリイカを釣っておりました。
翌年、今度は富山市の方に転勤となります。
天然のいけすとも言われる富山湾ですが、ガチで魚の美味さで言ったら富山県は日本一かと思います。
他にも美味しいとこありますけどね、一つ飛び抜けた存在ではないかというのがワタクシの実感ですね。
んで、知らないところに来るとまずは何が釣れるんだろう?どこで釣れるんだろう?となりますが、
釣り具屋さんで目に飛び込んできたのはまずキジハタという文字でしたね。
今では割とどこでも釣れるようなイメージがありますが、当時としては新潟県などはいないわけではないんだけどもそんなに魚影は濃くないし、どちらかと言うと上越地方にしかいないみたいな風潮でした。
その中でも富山湾というのは当時から一つのメッカと言ってもいいところでして、ワームにしても富山スペシャル的な、簡単にいうとホタルイカカラーなんですけど、そういうものが売られていたりしてて、既に一つのジャンルとして成り立っていたわけです。
富山ではヒラメよりもそっちのが釣れるんだったらいいじゃんとね。
テキサスリグもバス釣りで馴染みもあったし、とりあえずやってみようかと、新湊に近いところにあるヘッドランドに行ってみました。
私たち夫婦って、そういう運が超良いというか、これがまたいわゆる爆釣ポイントでして(笑)
キジハタはもちろんカサゴ、クロソイなんかが面白いように釣れる ロックフィッシュパラダイスでしたね。
そっからは案の定毎週のようにそのヘッドランドに通っていました。
時は流れ息子を授かることとなり、それを契機に釣りからは少し離れることになりました。
会津に戻ったのも一つの理由です。
なかなか海まで行くのは大変ですからね。
それでも暇を見つけては年に2~3回は胎内市のサーフに行ってヒラメやマゴチ、サワラなどを釣ってたりしながら今に至ります。
今年のお盆には新潟市の突堤に久方ぶりにファミリーフィッシングを楽しみに行ってきましたが、そこで嫁さんが発見したものはそう…
イカスミです(笑)
これで嫁さんのエギング熱が再燃したと言ってもいいでしょう。
9月の連休にエギングに連れてけと相成ったわけであります。
んーじゃあどこがいいかなあ…と思い職場から近い村上市の磯に隣接した防波堤かなと先日(9/11)場所の下見に行ったわけですが、
磯を見たら投げずにはいられないのがルアーマンの悲しい性というか…(笑)
14gのテキサスリグにエコギアのバグアンツ(ロックフィッシュインパクト)を付けちょこっと投げてみました。
仕入れたばかりのキジハタグラブでスイミングもしてみたかったのですが、かなり浅かったしボトムはほぼ根しかないといった状況なので諦めた次第です。
釣り場に着いたのはちょうど日が沈んだ瞬間くらいでいわゆる夕マズメの潮的には下げ止まりのちょっと手前といった頃合いでしたね。
防波堤ではエギングをしている人が数名おり、100mほど沖ではイルカが尾びれをしきりに海面に打ち付けていました。
何をやってたんでしょうかね?
にしてもイルカがいるのって根魚的には何か影響があるのだろうか?
などと考えながら丹念にボトムバンピングしていたところ、グンッという手応えが伝わってきました。
あまり激しいアタリではなかったですね。
なので一瞬根掛かり?と思ったくらいでした。
それでも即アワセを入れます。
すると若干緩めにしていたドラグがギュルルーンと出ていきます。
この辺りで魚と確信。
いや待て、いくら緩めって言っても尺くらいならこんな出ていくわけないし、もしかして結構でかいんじゃないの!?
と、根に潜られるのも嫌なので、慌ててドラグを少し締めました。
リールは年式も忘れたくらい昔に買ったシマノのストラディック4000番のハイギア、ロッドは今はもう無くなってしまったダイコーというメーカーの8.8フィートのML、1.2号のPEにリーダーはフロロの20lbというセッティングです。
ロッドはMLということでそれほど硬いわけではありませんが、以前新潟西港で間違ってかかってしまった80cm級のサワラをも寄せられたバッドパワーの持ち主ですので、このくらいの重量感なら余裕を持ってファイトを楽しむことができます。
かなり近くでバイトしてきたということもあり、ファイトしていたのは1分にも満たなかったと思います。
慎重に寄せて適当な場所にズリ上げて見ると、今まで見たことのないサイズのキジハタでした!
体高もあってなかなかコンディションも良さそうです。
普段あまりサイズを測るということもしないんですけど、さすがにメジャーに当ててみたところ…
47か?いや48?
微妙だけど48cmということにしておこう(笑)
メジャーの当て方がどうにも上手くいってませんが、慣れていないもので勘弁してください^^;
いやー、まじか…下見に来たついでだったのに…てか、そんくらいの殺気の方が釣れるのかもしれません。
この瞬間にこれまでの40upという目標が50upに切り替わることとなりました(笑)
呑気なこと書いてますけど、実際はアドレナリン出まくりでもう興奮しまくりでした。
文句なしのキャッチサイズ。
まずは脳締めということで、ナイフでこの辺かなーてところをグリグリしてたら痙攣して口をポカーンを開けました。
よしよしこれでいいはず。
次に血抜き。
これも諸説あるのですが、私はエラをニッパーで切断するやり方です。
切ったら写真にも写っていますが、ロープをくぐして海水につけ3分ほどジャバジャバしてエラの色が薄くなるのを確認し、クーラーボックスに放りこみました。
ストリンガーくらい買えよってね…(笑)
理想を言えば神経〆までできればいいのですが、そんな技能はございませんので…^^;
宿舎に帰ったら下処理ですね。
うろこを落として内蔵とエラ、頭などを取り除いて水気をとりお腹のとこにはキッチンペーパーを当て、ラップでくるんで冷蔵庫に入れて熟成させます。
捌いたら沢山白子が入ってました。
キジハタは最初は皆メスで大きくなるとオスに性転換する魚らしいですよ。
本当ならば3日は寝かしたいのですが、木曜はまた釣りに行く予定なので2日寝かして水曜には刺身にしていただこうかと。
キジハタは美味しいですからね!
水曜日が楽しみです(^^)
以上、長くなりましたが釣行記でした!