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目も当てられない週刊誌の暴走と凋落

ここ1,2ヶ月の間だけでも週刊誌のスキャンダル報道が止まらず、一部は法廷闘争に持ち越されるほどになっています。
松本人志氏、サッカープレーヤーの伊東純也氏、そして漫画家の西原理恵子氏と、女性問題や娘への虐待という物証のない「でっちあげ」が波紋を呼び、松本氏は番組スポンサーの降板、伊東氏はアジアカップの代表から降ろされるなど、実害も出ています。

司法を通さないリンチを仕掛ける文春

松本氏については、性的被害を受けたと訴える証言を掲載しているにもかかわらず、被害を訴える女性は被害届を出さずに8年もの間が経過して今更に言っているのです。

それ以外にも20年前に被害に遭ったなど、普通に考えればもう忘れたこと、思い出に変わっている程度の話なのに、何故今更こんなことが次々に言うのか、不思議でなりません。

伊東氏については、被害女性が物的証拠があると言ったことで、逸った日本サッカー協会が代表を降ろしてしまいました。JFAはその証拠を見たのでしょうか。

いずれにしても、裁判においては信頼性の低い「証言」だけで真実だと思い込む有名人、芸能人、一般人が多いようで、日本人の持つ性善説を過信する性格を悪用した文春の悪辣なでっち上げ、社会的抹殺、リンチ行為は閉口してしまいます。

松本氏も伊東氏も民事訴訟を起こす方向になるので、その動向を見守ることが重要でしょう。

もし記者会見を開いてしまうと、自分たちの手の内をばらすことになるでしょうし、会見に来る「文春のお仲間」であるマスコミが総出で袋だたきにするのは目に見えていて、何の得にもならないのは明らかです。

西原氏においても、事実婚の相手である高須克弥 高須クリニック院長も怒りを見せているので、これも民事訴訟に至るでしょう。

訴訟にいたれば、週刊誌側は物的証拠、つまりは動画や音声など、実際に行われたことを証明するもの(エビデンス)を出さないといけません。
証言だけで乗り切るにしても、それを証明する第三者の証言が必要です。
個人的には、週刊誌側が次々と負けるとみています。

今迄であれば芸能人やスポーツマンであれば引退に追い込み、司法を通さずに処刑することが出来たわけですが、それも終わるのではないでしょうか。

読まれなくなっている週刊誌


ではなぜ、週刊誌の各誌がここまで過激になっていったのでしょうか。
その理由は発行部数の減少にあります。
ネットでは不和雷蔵氏が定期的に調査内容を公開しています。

それによれば、週刊誌は基本的にどこも減少傾向にあり、週刊誌でトップシェアを持つ文春ですらも、過去15年で4割も発行部数を減らしているのです。

一方でどの週刊誌でもオンラインで記事を公開していて、ページビューだけを見れば億単位になっているものの、ほとんどが無料でポータルサイトにも公開しているもので、有料で購入できる電子版の方はいい声を聞きません。
ですので、どの出版社も紙媒体が売れる方がいいと考えていると言えるでしょう。

かつてに比べて得られる利益がどんどん減っているとなれば、より多くの人間に買ってもらうよう、記事自体が過激化していったのは必然のことだったでしょう。
しかもここ10年の内、安倍元総理に関する森友、加計学園の問題などで、司法の手を下さなくても社会的に貶めることに成功したわけで、その体験が更にでっち上げを加速させたと言えるでしょう。

いわば最近の「暴走」は、週刊誌というものの消滅の最後のあがきのように思えます。
10年後、文春のみならず、全ての週刊誌が生き残ってないというのもあり得る状況でしょう。
もし松本氏、伊東氏との訴訟で敗北することになれば、世間の週刊誌への信頼は失墜することは間違いないでしょう。


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