見出し画像

株式会社reQを設立しました

新型コロナウイルスの拡大によって、私たちの生活は一変しました。特に大都市圏に住む方々においては、在宅でのリモートワークが急速に広がり、孤独感や閉塞感、不信感を抱きやすい状況が今も続いています。同じ建物、同じフロアの中で起きていた偶然の出会いから生まれていた雑談は、働く人が健やかで前向きに仕事に打ち込めるようにするための大切な時間であったと思います。

新しい働き方に変わりゆく中、このような時間は今後意識的に作っていく必要があると感じており、私たちは、その解決策となるためのサービスをつくっています。

はじめまして、株式会社reQ(リキュウ)です。私たちは、日本最大のお茶の生産地である鹿児島県南九州市で設立しました。社名には、戦国時代に茶の湯の文化を広めた千利休の名前をあやかりつつ、日々の生活が大きく変化している今だからこそ、その質(Quality)を改めて見直していく(re)という意味も込めています。「鹿児島のリキュウさん」と気軽に呼んでいただけますと幸いです。

私たちのビジョン

アートボード 1

私たちreQは、「人々が同じ時を過ごし、多様性を知る」をビジョンに掲げています。多様な個性が少しずつ発揮しやすくなってきている一方で、組織や社会が一体となるためには、お互いの理解が必要だと考えます。テクノロジーの進化により、オンラインでいつでも繋がれるようになりましたが、その便利さって案外不便ではありませんか?「いつでも繋がれる = 何か必要なことがないと繋げない」みたいに感じてしまう人もいるかと思います。
人と人との理解を深めるには、「同じ時を過ごす」きっかけを作ることが大事ではないかと考えています。

私たちのミッション

アートボード 1 のコピー

「どんな時も自身や他者と対話できる時間を提供する。」ことが私たちのミッションです。対話という行為は、文脈や感情の共有が必要なため、コミュニケーションの量と質が求められるハードルが高い行為です。ましてや、対面で会って話すことが難しくなったwithコロナの状況下では尚更です。また、他者だけでなく自身との対話においても、周囲にある様々なコンテンツによるすきま時間の消費や分刻みのオンライン会議でスケジュールが埋まってしまうことはないでしょうか。オンとオフの切り替えが難しくなってしまいがちな今、対話のための時間を確保しにくい状況にあるのではないかと思っています。

かく言う私たちも、昨年4月に実施された初めての緊急事態宣言の際に、自宅で1人、朝から夜遅くまで延々とオンライン会議を繰り返し、精神的に追い詰められていく日々を過ごした経験があります。
そのような状況の中、オンライン画面越しに相手と共にお茶を淹れて飲む体験は、withコロナという未曾有の状況の中で相手と向き合うための心をゆとりを共に創り上げていく、優しい時間を過ごす感覚を得ました。

日本人にとって身近な嗜好品の1つとも言われているお茶は、喉の渇きを潤すという機能的な価値だけではなく、お茶を淹れるという所作によって生まれる時間を通じて、相手と心を整わせていくという情緒的な価値もあります。この価値は、オンラインコミュニケーションを中心とした環境になった今だからこそ見直せるのではないかと思います。私たちは、改めて人々が心を落ち着かせて対話するための時間を提供したいのです。

私たちのバリュー

アートボード 1 のコピー 2

1,つながりによる孤独感を解消する。
2,働く満足度を高めることで企業満足度の向上につなげる。
3,新たな販路を共に開拓する。

ビジョン・ミッションを実現するために、3つのバリューを掲げています。
孤独感や閉塞感、不信感は働く人による企業満足度を低下させ、その結果として将来の企業成長にも影響を及ぼすと言われています。海外にある企業の中には、対話のための時間を積極的にビジネスの現場に取り込んでいるところもあることから、コロナ後も見据えて解決を試みるべき課題であると認識しています。

加えて、特に地域の生産者の方々においても、昨年から続く外出自粛により人の往来が減少したことで販売方法をオンライン化するなど、変化を余儀なくされたのではないかと思います。私たちは、新たな生活様式に合わせた販路の開拓により、地域価値の最大化を共に進めていきたいと考えています。

サービスモデル

アートボード 1 のコピー 3

reQでは現在、地元鹿児島県の特産品であるお茶と全国の銘菓のペアリングをキュレーションし、ポストサイズに梱包して定期的にユーザーの自宅へ届ける企業向けの福利厚生サービスを検討しています。

オンライン会議では視覚と聴覚のみを使ったコミュニケーションのため、対面の時のようなリアリティのある空間の共有が難しく感じます。本サービスにより、企業はリモートワークによって社員の方々の安全を守りながら、お茶と銘菓のペアリングを提供することで味わいや香りの共感を生み出し、チームの一体感醸成に役立てることができます。
また、定期的に届けるだけでなく社員からのフィードバックを頂くことで、それぞれの好みに合わせた商品をレコメンドする機能を実装し、全国の銘菓やお茶が身近に感じられるようにすることを考えています。

検証によるユーザーの声

アートボード 1 のコピー 4

上記サービスの検証を行ったところ、このような声をいただきました。「様々な銘菓を味わうことができ雑談のきっかけになってよかった。」「オンライン会議でのアイスブレイクのきっかけになると思う。」「お茶や銘菓が定期的に届くことで自然と休憩時間を取ろうと思えた。」「同じものを食べることで一体感が生まれ、会話がはずんだ。」「リモートワークの閉塞感を感じていたためこういったサービスがあると良いと思う。」「外出自粛で旅行に行く機会が減ったので普段食べられないお茶や銘菓が楽しめた。」

また、ユーザーの満足度向上に資することを確認したことに加えて、ビジネスパーソンのおやつ予算についてもインタビューを行いました。その結果、おやつ消費が習慣化している人は多く、月間5,000円以下の予算を確保している人がおよそ75%存在することが分かりました。出張時に地域銘菓をお土産として買うことがありますが、社内でちょっとした雑談のきっかけなることがありますよね。おやつは働く人にとって安らぎの時間をつくることができるアイテムだったことが分かります。

銘菓パートナー募集中

現在、reQでは共に事業拡大をサポートいただける銘菓会社を募集中です。こちらのフォームまたはメールアドレス info@reqtime.jp までご連絡ください。一度お話を伺ってみたいなど、どんな些細なことでも構いません、お気軽にお問い合わせください。

さいごに

これからもnoteでの情報発信を行っていく予定です。次回は、メンバー紹介を予定しています。株式会社reQに少しでもご興味がありましたら、是非当社noteのフォローボタンを押していただけますと幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?