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Michael Mcdonaldのコーラスだけを味わう日

今日2月12日はマイケル・マクドナルド(Michael Mcdonald)の誕生日

マイケル・マクドナルドはスティーリーダンやドゥービーブラザーズのメンバーとして活躍したシンガー。都会的で洗練されたAORサウンドを得意とし、「What a Fool Believes」「I Keep Forgetting」 など多くのヒット曲を生みだした。またソロ時代には多くのアーティストと共演し、ジェームズ・イングラムとのデュエット曲である 「Yah Mo B There」 はグラミーR&Bパフォーマンス賞を獲得した。

マイケルの武器と言えばなんといってもその歌声。スモーキーとでもいうんだろうか、くぐもったような温かみのある声が特徴的な歌手である。

またその歌声から70, 80年代のマイケルはデュエットやバックコーラスとして引っ張りだことなっていた。マイケルはどの曲に居てもどんな些細なバックコーラスであっても、一瞬で「今マイケル・マクドナルドいた!!」と分かってしまう、場合によってはメインボーカルを食ってしまうくらいの歌声をもっている。

なので今日はせっかくなのでマイケル・マクドナルドがメインの楽曲ではなく、あくまでもバックコーラスでのみ参加している曲だけを味わう日にしようと思う。

Black Friday - Steely Dan

75年スティーリーダン『Katy Lied(うそつきケイティ)』より
70年ごろからセッションミュージシャンとして活動し始めたマイケルは74年にスティーリーダンにツアーメンバーとして加入し、アルバム『Katy Lied』ではバックコーラスとして全面的に参加した。
歌声の主張が激しいのに曲の中に見事に溶け込んでいるのがなんともすごい。


Peg - Steely Dan

スティーリーダンからもう一曲。77年『Aja』より「Peg」
サビのコーラスはマイケルの声を何パートにも分けて収録しているっぽい
ペーーーーーーグのあたりしか出番がないのになんでこんなに耳に残るんだろう


This Is It - Kenny Loggins

マイケル・マクドナルドを語るうえでケニー・ロギンスは絶対に外せない重要人物。二人は多くの曲を共作していて、ドゥービー時代のヒット曲 「What a Fool Believes」 , 「Minute By Minute」も二人による共作。そしてこの曲もマイケルとケニーの共作ということでマイケルがバッキングボーカルとして参加している。
ちなみに二人は近年も仲良くライブで共演していたり、Thundercatの楽曲Show You The Wayにゲストで呼ばれ共演するなど親交は続いているらしい


Ride Like The Wind - Christopher Cross

クリストファークロスのデビューシングル「Ride Like The Wind」
この曲も"Such a long way to goooo"しかパートがないのにマイケルの声が脳にこびりつく。なんなんだこの声は。


I'll Be Over You - Toto

Totoの86年の楽曲「I'll Be Over You」にもゲスト参加しているマイケル。この曲では彼の美しいファルセットボイスが堪能できる。
MVにもちゃっかり参加している


Victim Of Love - Elton John

エルトンジョンが79年に発表したアルバム『Victim Of Love』より表題曲
当時最先端だったディスコやユーロビートを押し出したサウンドのアルバムで、エルトンジョン作曲の作品が一曲もないことからかなり異色のアルバム。表題曲「Victim Of Love」にマイケルが参加、やはりここでも主張している。


Red Steamliner - Little Feat

リトルフィートで「Red Steamliner」
マイケルの声が入ってきた瞬間急にドゥービーの匂いがしてくる不思議
この曲は他の曲より台詞多いな


No Lie - Lalah Hathaway

ジャズ/ソウル/R&Bシンガー、レイラハサウェイの最新アルバム『Vantablack』より「No Lie」 

ここまで挙げてきた他の曲よりは控えめだがしっかり居る!
あまり主張を感じないのはレイラの声とものすごく調和しているからかもしれない。2024年現在もまだまだ現役なマイケルのディープな歌声を堪能できる。


多すぎる

ちょっと多すぎる。どんだけ参加してんだこの人。
今回はほんとうにバックコーラスに徹している曲を集めたが、デュエットやゲスト参加も含めたらさらにたくさんの楽曲が挙げられる。それだけ多くのアーティストから求められるような、恵まれた歌声ってことなのだろう。

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