Squarespaceで作る音楽アーティスト向けウェブサイト ep.05
Squarespace活用編
前回から滞りしております。今回は活用編と題しておりますが、なぜSquarespaceなのか?ここに辿り着いた理由からお話します。
WordpressとWIX
比較されているサービスの多くはWordpressとWIXの2つが挙げられます。
どちらも日本ではおなじみのサービスで音楽系ウェブサイトの多くはどちらかのサイト構築サービスをご利用していることだと思います。どちらも素晴らしいですが、経験した上で言わせていただくと「アーティストのサイトには向いていない」ってことでした。Wordpressは非常によく、プラグインの数も豊富でカスタマイズしやすいです。カスタマイズの種類が多すぎてアーティストサイトには使わなくても良い機能も多い。セキュリティ対策やアップデート、サーバー管理など専門的な部分も必要で更新作業やコスト面で運用しづらいと感じました。Wixはノーコード、日本語対応で簡単にできそうですが、まぁ反応が悪い。すぐ固まるイメージが強く触る気にならない。
そんなときに出会ったのがSquarespaceでした。2つの弱点を埋めるところがちょうど良かったのですが、「全部英語」が日本で流行らない理由かと。
アーティストサイトの主なページコンテンツ
正直言って、アーティストサイトはそんなに更新するところはないです。毎日新曲をリリースするわけでもないですし、逆に更新する内容を作ることがお仕事で、更新作業はアーティストのすることではないかもしれません。
しかし!
これからの時代は必要なんです!思っている以上に時系列ではなくなって要る部分が多く、過去作品が再ブレイクする可能性が出てきたからです。
それと同時にサブスクになり市場が世界になったので、英語の情報も必要です。(DeepL翻訳もあるので、昔よりハードルは下がってます。)
集客目的ではありませんが、ファンがアクセスして、そこで公式情報を知ることができる。そこでメルマガ登録をしてもらうだけでサイトはお役に立てる?と思います。アーティストサイトに必要なのは大まかに分類して以下のページです。
トップページ(SNSリンクやメルマガ登録も設置)
バイオグラフィー(アーティスト紹介)
ディスコグラフィー(サブスクへのリンク、過去の作品、YouTubeなど)
コンサート・ライブ情報(BandsintownやSongkick併用)
お問い合わせ(必要であれば)
プライバシーポリシー(セキュリティポリシー)
ブログ(日記)
グッズの販売(ここは後日)
これくらいが基本のページではないでしょうか?
Squarespaceって何ができるの?
Pageの中にSectionがあって、その中にBlockを配置してページを作成していく感じです。
Section
セクションは方眼紙のようなマス目になっていて色やフォント、背景、サイズを決めていきます。
Block
ブロックを使ってコンテンツを並べていきます。レゴのような感覚で、集中してしまうとずーーーーーっとやり続けるので危険です。
Text(テキスト)
Image(画像・編集機能あり・フリー素材もあり)
Button(3種類)
Gallery(スライドショー・カルーセル・グリッド・スタック)
Video(合計30分)
Audio(mp3のみ)
Form(何種類でも作れる。Google Driveと連携)
Newsletter(メルマガ登録欄)
Line(架線)
Quote(引用)
Map(Google map)
Embed(埋め込み)
Markdown(Block内にHTMLを書ける)
Code(コードを表示・ブログと連動)
Summary(ブログの目次)
Calendar(カレンダーを表示・ブログと連動)
Social Links(SNSアイコン)
Chart(簡単なグラフが描けます。)
Accordion(折りたたみ式テキスト)
Scrolling(流行りの流れるテキスト)
Shape(図形)
埋め込みInstagram
Twitter
Soundcloud
RSS
Bandsintown
Swarm
他
それぞれに細かい設定があり、慣れるのに時間は必要です。
しかし慣れてしまうと「デザイン」をどうするかを考えるようになります。最近のノーコードのサービスの中でもサクサク動いて感覚的に使えます。
当社ではSquarespaceを使ったサイト制作代行と運用支援をご提供してます。詳しくはお問い合わせください。