Squarespaceで作る音楽アーティスト向けウェブサイト ep.03
Squarespaceで制作されている音楽アーティストのサイト
前回からの続き。今回はSquarespaceで作られているサイトを集めてみました。
The Linda Lindas
ランディングページとアバウトページだけのシンプルな構成。
外部リンクでShopifyで構築されたECサイトのUS・Japanサイトに飛ぶ。
ライブ情報はBandsintownのウィジェットを埋め込んで掲載している。
オフィシャルサイトのベストプラクティスです。
Apeshit
Anderson.Paakのプロダクションのオフィシャルサイト
これもデフォルトの機能だけで構築されています。
グッズ購入もできるようにページもありますが、ポートフォリオで画像を配置。ShopifyのBuyButtonを配置してEC部分はヘッドレスコマースに。
音楽業界においてメルマガは有効なマーケティング手段として。ちゃんと配置されています。
Chief Xian aTunde Adjuah (formerly Christian Scott)
ジャズ階ではスーパースターのChristian Scottのサイト
トップ画面の前にウェルカムページがあるのが印象的。
きっちりと作り上げているものの、旧式のエンジン7.0で作られていると思います。
björk - fossara (Album)
衝撃だったのはSquarespace公式でビョークのニューアルバムのサイトが期間限定で公開されている。今までアルバム単位でのサイト構築の概念はなく、アルバムのコンセプト、世界観、ビジュアル、そして制作に関わった人のクレジットがちゃんと表記されています。今後、音楽デジタルマーケティングに極めて有効なメディアの一つになる予感がします。
Nao Yoshioka
日本のアーティストも利用してます。グローバルで活躍しているNao Yoshiokaさんのデジタル戦略は流石だなと感心します。Squarespaceで作品情報やライブ情報を掲載。グッズ販売はShopify、ファンクラブ的なサービスはPatreonなど、アーティストとしても尊敬すると共に、しっかりと考えて時代にあった仕事している音楽レーベルのお手本だと感じます。
海野雅威さん
ジャズ系アーティストはSquarespaceを利用している印象。
目立つとこを優先としないジャンルの音楽はアピールが難しい。
シンプルな作りながらもしっかり更新している。
まだまだ紹介したいですけど、今回はこの辺で。
Squarespaceのデメリット
いきなりデメリットから書く?
はい。CMSとして日本で知られていない、使われていないとなると「なんで?」って思われます。実際自分でも長年パスしてきて、いきなりサイコーって言っても誰にも相手されません。メリットは今後書くので、先にデメリット並べてみます。
管理画面、サポート、フォーラム、ヘルプが全部英語
日本語の情報が無い。あっても古い。
Eコマース機能が弱い。日本語化できない。
ブログ機能で日本語入力に不具合がある。(自動保存と変換のタイミングで二重で入力される。)
日本語フォントを使うには専門的知識がいる。(ビジネスプラン必須)
表計算(セル表示)が書けない
と、これでダメだなと感じるのであれば、オススメしません。(笑)
当社は、音楽デジタルマーケティングと制作会社です。音楽アーティストの皆様、制作会社、レーベル関係者様、ご質問等がございましたら、ご遠慮無くお問い合わせください。