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Squarespaceで作る音楽アーティスト向けウェブサイト ep.04
Squarespaceって何ができるのか?
前回からの続きで、有名アーティストが利用しているビルダーSquarespaceはご理解いただけたと思います。デメリットも記載しておりますので、今回は基本的な機能を解説。
利用料は月額$16(約2200円前後、2022年11月為替レート)のパーソナルプランを基準としています。正直言って基本的な機能しか必要ありません。逆に上位プランは使えない機能が多いので、特に必要なければパーソナルプラン一択となります。ビジネスプラン(月額$23)はEC機能付いてますが、それであればShopify(月額$25)をオススメします。
機能的なスペック
独自ドメイン
新たにドメインを取得したり、既存ドメインもDNS設定で簡単に接続できます。Google Domainsで管理している場合は更に簡単。
常時SSL(HTTPS)対応・容量無制限のサーバーと帯域幅
高性能なサーバーが用意されているので、自分で契約する必要なし。
帯域幅も無制限で急激なアクセスでも回線が切れるようなことは滅多にございません。
30分の動画ストレージ
合計で30分の動画をアップロードできます。追加が必要な場合は有料で増やせます。YouTubeなどの埋め込みはカウントされません。あくまで動画ファイルを直接アップロードしてSquarespace内に保管する容量です。
使いやすいSEO設定と基本的なアクセス解析
サイト全体のSEOはもちろん、ページ単位でもSEO設定が可能。
SNS表示設定機能も付いてます。ビルトインのシンプルなアクセス解析ツールも付いてます。(ちなみにGoogle Analytics使えます。ビジネスプランではGA4使えます)
2名のアクセス権限
アクセスできるアカウント。しかし同時編集はできません。ビジネスプランでは無制限にアクセス権限を付与できます。
サイトの機能
高品質なテンプレートと使いやすい編集画面
公式サイトには沢山のテンプレートが表示されています。しかし機能はすべて同じです。色、フォント、サイズ、画像が違うだけで、基本的にテンプレートはイメージサンプルとお考えいただければ良いです。(全て純正でWPやShopifyのような有償サードパーティ製はありません。)
Design
テンプレートと言っても全て変更できます。サイト全体で使用するスタイルを8種類作成できます。カラーパレットに好きな色を選べば自動的に生成されます。フォントはGoogle Fontsが沢山用意されてます。サイズもHead(見出し)Paragraph(本文)が4種類づつあり、それぞれで設定可能です。
細かいところはアニメーションであったり、行間など設定できます。
CSS的な考え方でスタイルシートを作るような感覚に似ています。
Page
ページはMain NavigationとNot Linkedに分類できます。
Main Navigationにページを配置するとヘッダーナビゲーションのメニューに表示されます。(フォルダを作れば親子の2階層まで表示可能)
Not Linkedは単体ページが作れます。
ページも空白のブランクから自由に作るタイプとポートフォリオやギャラリーレイアウトなど沢山のレイアウトテンプレートから選択でします。
ページ自体はセクションで構成できるようになってます。(Shopifyと同じ感じ)そのセクション内にブロックを自由に配置できます。
ブロックは「テキスト」「画像」「フォーム」「ギャラリー」など沢山あり、これを組み合わせてページを作ります。
Collections
「Blog」「Event」「Portfolio」「Video」が選べます。
CMS機能が標準装備されています。使い勝手は良くないですが、複数のブログが作れます。(これは良い)イベントは音楽系には嬉しい機能で公演情報を入力して、終了すると勝手に非表示になります。
(*Blog・Event機能では日本語入力できますが、不具合あります。)
リアルタイムでの編集とレスポンシブデザイン
説明よりまず動画観てください。「ブロックセクション」と「ブロック」を使ってページを作っていきます。モバイル版も自動的に配置されますが、レイアウトは自由に調整できます。レスポンスも素早く、サクサク編集できます。
その他にも使える機能
無料素材が豊富。画像サービスのUnsplashが使えます。
ブラウザ上で画像の編集できます。
動画編集アプリが使える(一部分のみ)
メルマガ一斉配信(有料)
ページ単位で非公開にできる。(パスワードロック)
InstagramとTwitterの埋め込み可能。
フォームがいくつも作れます。(Google Driveと連携対応)
Bandsintownとも連携可能。(ライブ情報の埋め込み)
アイデア次第でプロジェクトのスケールに関係なくページが作れます。
簡単に説明するつもりが沢山ありすぎて……とにかく試してみたい!と言う方はご連絡ください。
書いている内容は2022年11月22日現在の情報です。今後もSquarespace自体はアップデートされていくと思われます。もうこの記事が読まれている頃には全く別物になっている可能性もあります。踏み込んだ概要と捉えていただければ幸いです。
次回は活用方法です。