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精子提供ドナー(希望条件や誠実なドナー)の探し方

こんにちは!オープンドナーとして活動している、ゆうと申します。

最近、「たくさんいるドナーの中から自分に合うドナーの探し方を知りたい」「どうやって精子提供ドナーを探せばいいですか?」というお声が多く寄せられるようになりました。

こういったより具体的なお悩みのお声をいただけるということは、それだけ私ゆうに対して信用や信頼が付いてきているのだと改めて実感いたしました。
これまで”お相手への配慮と誠実さ”を一番に念頭に置いて活動してきたので、とっても嬉しいことだと認識しています。


さて、本稿では【ドナーの探し方】について、具体的な方法をお伝えしていきます。
ただ、あくまでも下記に示す方法は私ゆう個人の見解であり、もちろん被提供者様の数だけ正解があると思っています。
ですが、提供自体が初めてだったり、なかなかいいドナーに巡り合えなかったりする方もいらっしゃいるかと思いますので、その際のご参考の一助になれれば幸いです。

なお、私の事やAIDの事などについては、下記記事にまとめていますので、ご覧ください。


■何を基準に選べばいいのか

Step1. 希望条件の洗い出し

まず、被提供者様がドナーを探す前に必ずやっておくことがあります。それが【希望条件の洗い出し】です。

精子を提供して欲しい、と一言で言っても恐らく誰でもいい訳ではないと思います。
まともな人がいい/性病がない人がいい/活発な精子や妊孕能力が高い精子を持つ人がいい/血液型が自身と同じがいい…などなど。

精子提供の分野はまだまだ一般的には認知がされていないとはいえ、ドナーの人数を見ると本当にたくさんの方が活動されています。

各マッチングサービスでは検索機能があるので、そこから詳細検索をすればよいと言えばよいですが、それでもヒット件数は100人単位で出てくるものです。

時間があり、一人ひとり見ていくことが可能であればいいですが、やはり時間は有限です。夫婦の時間や自分の時間、もちろん仕事の時間もあるでしょう。ドナーの情報収集だけに一日を使うことはできないはず。

そこで、「希望条件の洗い出し」が必要になってくるのです。


やり方は簡単です。
まずは可能な限り、欲しい条件・提供を受けたい条件を紙に書き出してみるだけです。

例えば、

  • 血液型は〇〇型

  • 外見の雰囲気

  • 体型(身長/体重/BMI)

  • 髪質(くせ毛/直毛)

  •  :

などなど。
多くの場合は、少しでも自身やパートナーに似たパーツを持つドナーを探される方が多いです。

それに加えて、学歴や二重かどうか、現在の収入面も気にされる方もいらっしゃいます。
被提供者様毎にそれぞれ価値観も違えば、求める条件も違ってきます。
そのため、ご自身が何を重視するのかをできるだけ鮮明にしておくことがポイントです。


Step2. 実際にドナーを探す際の注意点

希望条件を洗い出した後は、実際にTonbebeやTwitterなどから個人ドナーを探していくことと思います。

(※精子提供には、病院ドナーと個人ドナーがあります。前者だと血液型が一致するかしか選べず、また、ドナーの詳細情報は個人情報保護の観点から一切教えてくれません。恐らくこの記事をご覧になっているあなた様もこの2種類の提供方法を検討された上で、個人ドナーから提供を受けようと決められたかと思いますので、Step2では《個人ドナーから提供を受ける際の注意点》にフォーカスを当ててお話していきます)

《個人ドナーから提供を受ける際の注意点》
《ちゃんとした個人ドナーを探す方法》

①ドナーが発信している媒体(Twitterや個人ブログなど)を聞き、隈なく調べる

理由:
変な動機や情報は書かれていないか?を知るためです。
Twitterや個人ブログでは、比較的気楽に発言/発信できるため、本音を残しやすい媒体となります。
過去の投稿を見て、不純な動機を見つけたり、少しでも信頼性に欠ける内容を見かけたり、合わないなと思ったら、そのドナーから受けることは控えた方がよいです。
ドナーも人間ですから、当然、相性があります。一般的に平均すると最大6周期までに妊娠される方が多いという統計もあり、ドナーとはもしかしたら中長期的なお付き合いになることも予想されますので、トラブル防止の観点からもご自身によりマッチするドナーを選ぶようにするのがよいです。

②今後何名の人に提供をするかを聞く

理由:
近親婚を防ぐ考えを持っているか?を知るためです。
近親婚は、子供だけではなく、その孫の代にまで影響を及ぼすため、医学的にみても大変リスクが大きいものです。
個人ドナーによる提供ではそれこそ、生物学的な子供が何百人もいる、という状況を作り出すことがてきてしまうものです。そのため、これから生まれてくるお子様とその孫たちに近親婚のリスクを与えないように、我々ドナー自身が、自らが提供した人数を把握してドナー側から提供数を制限かける必要があります。

(※病院ドナーの場合は、この近親婚の観点から、1人のドナーの精子を使う際に回数制限を設けているので近親婚のリスクは下げられますが、個人ドナーの場合は無制限に提供可能なので、どうしてもリスクがつきものになってしまうのです)

そのため、「過去の実績(何人に提供したのか?何人が出産したのか?)」「今後何名の方に提供をするつもりか?」は必ず聞くようにしてください。
”具体的に何名までであれば、近親婚は防げるのか?”については、2023年現在、日本の公的機関からは具体的な人数は明示されておりませんが、海外だと25名までと制限を設けている国もあるため、25人を目安に持っていただければと思います。
→例えば、過去に400人に提供をしていたり、提供によって生まれた子供が60人いたりする場合は、できるだけ別のドナーを探されることをお勧めします。

③やたらタイミング法を推してくる人はNG

理由:
ヤリモクや変な人を除外する手段として効果的だからです。
現代生殖医学においては、タイミング法もシリンジ法も妊娠率には大差がないことが分かっています。
また、ある程度の生殖医療の知見があれば、シリンジ法の方がより妊娠率を高めることができるのもまた事実です。
ドナーとして妊娠における正しい知識を身につけようとせず、ただ自身の性欲のために活動しているようなドナーを除外するには、タイミング法を劇押ししている人か?それとも、シリンジ法で対応してくれる人か?を見分けるとよいです。

④身元を開示する意思があるかを聞く

理由:
やましい気持ちで提供活動をしているドナーの多くは、後々のトラブルを避けるため、身元を開示しようとしない人が非常に多いです。
しかし、真っ当に活動をしているドナーであれば、被提供者様が「身元を明かして欲しい」といえば、免許証など身分証を開示してくれます。
また、生まれてくる子供にはみな平等に出自を知る権利を持っています。将来お子さまが「自身のルーツを知りたい」となった際、匿名ドナーから提供を受けてしまうとルーツを遡る術がなくなってしまいます。お子さまにとっては自身のアイデンティティに深く関わる情報を知ることができないというのは、好ましい状態とはいえないと、私は考えております。
そのため、できるだけ身元開示や出自を知る権利に対応しているドナーを選ぶことをお勧めします。


以上が私が思う、誠実でしっかりと活動している精子提供ドナーを探す方法となります。
冒頭でも言いましたが、これはあくまでも私個人の見解であり、被提供者様の数だけ、探し方はたくさんあると認識しています。

しかしながら、精子提供の分野で被提供者様の立場に立った教科書があるわけではないので、初めて提供を受けようとされる場合は特に、探し方が分からないものかと思います。
そんなとき、本稿がほんの少しでもお役に立てれば私は嬉しいです。


探し方に関して詳しく知りたい方も、それ以外のことについて知りたい方もどんなお問い合わせでもかまいませんので、もし何かありましたら下記連絡先から、お問い合わせいただければいつでもお答えいたします。


■お問い合わせ

下記記事に連絡先をまとめていますので、そちらからご連絡ください。


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