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【詩】電車は容赦なく走っていく

雨が上がり
青々とした草木の香りが濃くなる

遊園地の閉園時刻が近づき
帰り道へ誘導される音楽が忙しく鳴り響く

手を離した風船が暗闇の空へ
溶け込んでみえなくなった
駅を後に車内に体を任せて
街のネオンを眺めながら

心は非日常にまだいるというのに

電車は容赦なく日常へ走っていく


お借りしました:

m_oonote様

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