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大好き瀬戸内

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穏やかな波間に浮かぶ小さくかわいい島影、瀬戸内海はまるで湖みたいな静かな 海面と点在する島々が織りなす独特の風景が人々の心を掴んで離しません。
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2020年10月の記事一覧

まちなかに溶け込む美術館を造った設計家→高松市の新アリーナを手がけるSANAA

 観光地で有名な十和田湖の近くにある街、青森県十和田市に「十和田市現代美術館」が人気だ。単なる地方都市に出来た美術館ではあるのだが、早くから注目を集めている。それは美術館が街の中心部に位置するという立地を最大限に生かし、目の前を通る「官庁街通り」全体も美術館の一部と見立てた上で、街頭にアート作品を展示したりして雰囲気を醸し出す。  また通り沿いの省庁統合などですでに空き地となった土地を生かした壮大な「アーツ トワダ」の中核となる施設を標榜する点だ。十和田市という地方の小都市

道州制はどうなった?🏬

「道州制」。この言葉がどこか懐かしく感じる。今回のコロナ禍で「都道府県」の果たす役割、存在価値が再認識されたが、もう少し大きな問題になるといきなり「国」となってしまい、地域ごとに異なる考え方や実情を反映する場所がない。これまでは国で決めていた政策を実現するのに、この制度は今の日本にはぴったりとも思ったのだが、政治の場で議論が深まることはなかった。  コロナ禍では東京一極集中によるリスクも再燃 東京だけ一向に減らないコロナ感染者の数に、地方分権、首都移転といった論点にいきなり

現代サーカスが香川にやってくる🎠

  毎年日本で上演されている人気のエンターテインメントである「シルク・ドゥ・ソレイユ」。世界各国で期間限定で上演されているが、日本においては約25年前からフジテレビとの共催で日本各地で上演してきており、一度は見た方も多いだろう。  その後も毎年のように行われ着実な観客動員の増加を示し年間百万人は動員。「ダイハツドラリオン」という名前で上演されていた演目では、日本の5都市で仮設の建物「ビッグトップ」を作り順番に公開していた。  当時、ホームページを見ると「21カ国から集まっ