2022年夏休みの支援等に関する緊急アンケート

物価高騰とコロナの影響が長引く中、夏休みを迎える家庭はどのような状況にあるのでしょうか。困窮する家庭のデジタル環境、子どもの部活動や習い事、夏休み中の体験活動、コロナによる収入減少の状況など、困っていることに焦点を絞り、具体的に調査をしました。

アンケート調査概要

【対象】キッズドアファミリーサポートに登録しており、2022年夏の食料支援に申込みをした世帯
【調査期間】2022年7月5日~7月12日
【回答数】2084件

調査結果まとめ

困窮家庭のデジタル環境

PCがない家庭が約半数と最も多く、子どもがPCを自由に使える(「子ども専用のPCあり」及び「家族共用PC(子どもも自由に使える)」)世帯は全体の25%に止まっています。家庭のインターネット回線の有無では、「あり(容量制限なし)」が最も多いものの、インターネット回線のない世帯も 11%存在します。

家庭のPC(インターネット接続あり)の状況
家庭のインターネット回線の有無

習い事や部活動の課題、必要な支援

習い事や部活動をする上で困ったこととして、「月謝などの費用」が最も多く挙げられました。このほかに、「ユニフォーム・シューズ・楽器などの用品」は約半数、「忙しくて送迎が難しい」・「習い事・部活動のための食事やおやつ」は3 割超が選択しています。
習い事や部活動について支援してほしいこと(自由記述)に対しては、月謝や遠征・合宿費用等の補助、ウェアやシューズ等用品の提供・購入補助(リサイクル品を含む)、軽食やスポーツ飲料等の提供・購入補助、送迎の支援、無料または安価にできる習い事や体験の場の提供などが挙げられました。

習い事や部活動をする上で困っていること(複数回答)

夏休み期間中のアクティビティ

夏休みに予定しているアクティビティでは「特になし」が最も多く、全体の約半数を占めています。予定しているアクティビティがある世帯では、「地域の夏祭り・バザーなど」・「親の実家への帰省」・「習い事や部活動のコンクール・大会」等の回答がありました。

夏休みに予定しているアクティビティ(複数回答)

コロナウイルスの子どもへの影響

コロナウイルスの子どもへの影響について、全体の約 7 割が子どもに悪い影響があった(「以前は悪い影響があったが、現在は回復・改善」と「悪い影響があり、現在も継続」の合計)と回答しています。中でも、「悪い影響があり、現在も継続」が最多であり、コロナの影響が長期化しています。

コロナウイルスの子どもへの影響

コロナウイルスの収入への影響

コロナ前と比べて収入が減った世帯は全体の約 7 割にのぼりました。また、収入が減ったままの状況が今も続いているという回答が 50%と最多となっています。

コロナウイルス蔓延後の就労収入の変化

調査結果の詳細については、認定NPO法人キッズドアのウェブサイトよりご覧ください。

https://kidsdoor.net/wp-content/uploads/2023/01/QA.pdf


いいなと思ったら応援しよう!