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プロジェクトの開発メンバー不足にいかに対処するか

久保田です。今日はプロジェクトの開発メンバーを整える工夫について書きます。

新たな開発プロジェクトを始めようとするときに、真っ先に浮かぶのはプロジェクトメンバーの問題です。プロジェクトメンバーのあるべき姿を構想しつつ、予算内でプロジェクトを設計したいと考えます。

その際、社内にメンバーが入れば良いのですが、多くの会社は余剰のメンバーを抱えていることはないと思いますので、外部から調達することになります。

業者にお願いする。フリーランスにお願いする。などなど新たに初取引の人を探す必要が出てきます。

しかし、この形はオススメできません。

初取引となると、相手にとっても工数見積もりやコミュニケーション負荷が未知数で、少し大きめに見積もりを出したくなるものです。つまり予算に合わなくなります。(初取引の場合、月100万円以上の単価を申し出るフリーランスの方もいますが、中小企業にとっては苦しいところです)

ギグ型組織のススメ

取引コストが上がってしまうのは、工数見積もりやコミュニケーション負荷の見積もりに影響するところがあります。

ギグ型で契約すれば、やったらやった分だけ請求をいただく形なので、費用が実態と大きくずれることが減ると思われます。(ギグ型の仕事とは、「ログイン画面を作る」「ボタンの色を変える」などの細々とした仕事です)

しかし、コミュニケーション負荷の見積もりに関しては、初取引だと読めないものです。

例えば、突然『明日までにこれをやってくれ』とか『仕様が動いていないので支払いません』など、パワハラ的な無理難題を平然と言い放ったり、または下請法違反的な依頼をしてくる担当者も存在します。

仕事を引き受ける方は、保守的に構えるのが当然のことです。

そんな時に備えて、企業は、TRM(タレント関係マネジメント、当社の造語)をする必要があります。つまり自身のギグパートナーのネットワークを作っておくことです。

ギグパートナーのネットワークをどう作るか?

小さく任せて、連携を訓練する形が大事です。小さな仕事を任せてみる形で、お互いのコミュニケーションスタイルやカルチャー確認をしていきます。

具体的には

・初取引の仲間をソーシャルサーチツールなどで探して、スカウトする
・ギグ型の契約を結ぶ

の流れです。ソーシャルサーチツールでは、例えばこんな形で声をかけてみましょう。

当社ではギグパートナーを広くお探ししております。

副業や単発の業務委託案件として加勢いただく形です。
最初は、初取引から慣れていくために、月5万円(+税)でできる範囲で構いませんので、ギグ型の仕事を一緒にしませんか?
例)
開発環境を効率化するスタイルをアドバイスする
フロントエンド実装でバリデーションを強化する
ログイン機能をつくる
リリース前のテストをする

など、作業レベルのものから高難度なものまで、様々なギグを用意しております。
本業を大切にして頂きたいので、働き方を最大限尊重します。

もしご興味を持ちましたら、お返事お待ちしております。

パートナーネットワークの構想を保つのも良いと思います。

例えば、当社であれば、

フロントエンド(js系):3名
フロントエンド(最先端のトレンドのアドバイザー):3名
バックエンド(js / go / rails系):3名
バックエンド(最先端のトレンドのアドバイザー):3名
SRE:3名
SRE(最先端のトレンドのアドバイザー):3名
WEBデザイナー:3名
テスター:2名
プロジェクトマネジャー:2名

というパートナーとのつながりを得るべく頑張っています。

数十名のつながりなので、ケアが必要になりますが、その方法はまたどこかで。

余談ながら、パワハラ的な企業・担当者ではない。ということをギグパートナーの方から評価を頂いておくことも大事ですね。

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