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【仕事は最初の2割の時間で8割終わらせよう】期限の考え方と信頼の概念
あなたは夏休みの宿題は、先に終えてしまうタイプですか?終盤に駆け込むタイプですか?
今日は駆け込み型の悲劇について書いてみます。
仕事は、期限まで8割の時間がある状態で8割終わらせよう
私の経験則だと、対クライアントの場合、かつ、不確実性が高いプロジェクトの場合、自分一人でスケジュールが20%の段階で、80%の完成度を実現できるように動いています。
(「ロケットスタート時間術」という方法を見聞きする機会があり「最初の2割の時間帯に完成していなければ、危険信号。」という箇所を読んだとき、とても共感を覚えました。まさに同じことが書いてあってびっくりしました)
「そんなにゆとりを持つの?」と思われるかもしれませんが、対クライアントの場合は、やむおえない仕様変更に対応したり、重大な問題が起きた時に対処できるように、バッファを多めに持たせるようにしています。
なぜそういうスタイルになったのかというと、人との約束を守れないことが怖かったからです。
期限間近に不測の事態が起きて、仕事が完成しなかったとしたら、それは自分のスケジューリングが甘かったということだと、考えて動いているうちにそういったスタイルになりました。
世の中の仕事の大半は一人では完結しない
世の中の仕事は一人で完結するということはあまりありません。
誰かのアウトプットは自分へのインプットとなり、自分のアウトプットは誰かにインプットとなるのです。まさにバリューチェーンですね。
終盤駆け込み型がいるチームの悲劇
ここで終盤に駆け込むタイプの人と仕事をする場合、後続の人には悲劇が予想されます。
悲劇とは、
直前で出来てません。と言われて、自分の仕事も巻き添えを食らう
ということが考えられます。
そう。締切直前で、出来ないことを知らされても、その状況を回復させる時間がないのです。
その対処法としては、全期間のうちの20%経過のタイミングで8割完成していなければ、後続者に助けを求めることが大事です。
出来ます。という言葉の重み
締切管理が下手な人は、出来ます。という事を不確かな状態で宣言し、雲行きが怪しくなっても取り下げないのですが、これでは信頼を失います。
出来ますという言葉は、ある程度の重みを持ちます。
ですので、出来る見込みがない場合は、早めはやめに上長などに助けを求めることが大事です。
期限ギリギリでやり切る事が得意な人が引き起こす組織文化への悪影響
たまに徹夜や残業などで仕事を間に合わせたという状況を武勇伝として美化するカルチャーの組織があります。
これは危険です。
徹夜も残業も仕事が出来ないことをよく説明する行動スタイルです。
ちゃんと寝て、無理せずに進めることこそが、組織の健康と顧客への信頼を育みます。
信頼の積み重ねは、あなたにとってとても大事。だから期限を守ろう
今回は期限についての書きましたが、これは、期限を守る。約束を守る。という社会人としての基本的なことを守り続けるという小さな事に過ぎません。
しかし、小さな事の積み重ねが私たちの信頼を積み重ねていくはずです。
期限に間に合わないことが予見される場合は、関係者に早めに伝えてダメージを減らそう
期日や間に合わなさそうになった場合、早めに関係者にその旨を伝えて、関係者へのダメージを軽減することで、クライアントとの信頼関係を守ったりという工夫をしています。
いかがでしたでしょうか。期限の考え方について考えるきっかけとなり、多くの仲間の信頼を勝ち得ることの参考になりましたら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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