スプリングリバーブの原理とよくある修理
今回は昔ながらのギターアンプによく搭載されるスプリングリバーブの簡単な説明と、よく発生する故障および修理方法を紹介します。
スプリングリバーブはその名の通り、細長く柔らかいスプリング(バネ)を物理的に振動させて、その振動をピックアップすることで空間残響音っぽい音を付加させる古典的なリバーブ方式です。
真空管ギターアンプでピチャンピチャンとなる音色が独特ですね。
リバーブに使用するスプリングなどのシステム一式をリバーブユニットと言います。リバーブユニットは電気、磁気的にシールドを兼ねて金属の箱の中に収められていることが多いです。この金属の箱一式をリバーブタンクなどと呼びます。
リバーブタンクのサプライヤーは Accutronics 社が有名です。現在は 韓国のBELON 社が Accutronics 社 を 買収したことで、Accutronics ブランドは継続しているものの、実質BELTON 社になっているようです。
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