ギターの出力はコントロール信号 カソード接地回路 音の劣化と変化?
さて、ついに「ギターの出力は音ではなくコントロール信号?」の謎を解き明かすべく、真空管増幅回路の代表格「カソード接地回路」を解説します。 おそらくほとんどの真空管アンプで初段に使われるメジャーな回路です。「オームの法則」と「直流、交流」の知識は必要になりますので、馴染みのない方以前の記事を参照してくださいね。
記事の最後に、「コントロール信号の変化」と「音の劣化」について、言葉による現象の捉え方のお話をします。同じ現象をどの言葉で捉えるかで対応が変わってくるというちょっと変わった目線のお話です。よかったら少し考えてみてくださいね。
まず前回も少しお見せしました以下の回路がカソード接地回路です。
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