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万能感と虚離

来年の今頃は何をしているのだろうと
思う今日この頃。

多分…
然程、変わってない自分がいる様な気もするけれど、別の事に興味が移っているかもしれない。

それはさておき…
後から入社して来た人は、新卒・転職の方に
限らず、入社した会社の1つ1つの業務に何故このやり方をしているのだろうと思う時がある。
私も10代や20代位までは年齢的に経験値が
浅かった事もあってか目新しいさの方が先で
余り感じなかったけれど、未経験での仕事への転職の場合以外、ご多分に漏れず同業種への転職だと、なおさら歳を追う事に増えて行った様に思う。
でも年下年上の方に関係なく尋ねてみても「
前からそうだったから。」「この会社の決まりだから。」と言う方が殆どで、これこれこう言う理由があって今のやり方が定着しているんだよ。」と説明をして下さった方は、ごく僅かだった。それが例え取締役の方だったとしても先代から受け継いだ方や子会社化した取締役の方の場合は、既に出来上がっていた基盤を元にしているので何故だか分からない場合が多かったりする。
人によっては元々のその会社のやり方よりも、今の自分のやり方を教えてくる先輩もいる。
それはそれで、こちらがそのつもりでいればいい事なんだけれど。
でも厄介なのは、とりあえず教わった人の通のやり方でやってみていると、別の先輩が「やり方が違う‼︎」と突如として起こってくる事だった。
決して気分のいいものではないものの、やり方が違うと怒って来た先輩のやり方を、また教わっていると自分と作業手順が違うと言うだけで同じ仕上がりに辿り着く。
これが繊細な薬品とか、お菓子とかの素材を使う場合、作業手順が変えてしまうと弊害が起きてしまうものは厳守しなければならないけれど、そうでないのであるならば状況や状態によって複数のルートを確保して置いた方が臨機応変が利くと個人的には思うのだけれど、それを許せない人がいるのもまた事実。

まだ私が10代の頃位までは踏襲と言う言葉は
定義や、これ以上減らしてしまうと骨格としての強度や地盤としてのグラつきが出てしまう為に、いい意味で譲れない部分として頑なにまでに貫いた事で、それ以外の枝葉に当たる部分は時代の変化を取りしれてもいいじゃないかと言う使われ方をしていた様に思う。

でも昨今では、どちらかと言うと1通りのやり方以外は認めないし受け入れないと言った場合や、一番活躍している先輩のやり方を絶対値として踏襲する事が最善策といった感じで
その方法が上手くいかなくなると、ニーズが変わったとか、流行りが終わったとかいって
他で盛り上がっている人の事を見ては、あっちの方が楽しそうだとか、面白そうだからと言って、手取りばやく乗り換えてしまったり
便乗してしまう場合が多分にある様に思う。

気持ちの切り替えが早いというよりは、
何だか身の変わり様が早いといった感じで
ポテンシャルはあるのかもしれないけれど、
板についてくる気配が感じられないのは何故なんだろう。


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