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入院してました

音MADの話でもメドレーの話でもないので興味なければ見なくてもいいですが、私としても初めてのことが多くあったのでnoteという形で残しておこうと思います。

病室のベッドの上でだらだら日記みたいに書いたやつで推敲もろくにしてないので、文体が安定してないかもしれませんが、ご了承ください。

入院の理由が肛門の病気なので、それに関する単語が結構出てきます。食事中などに読むことはおすすめしません。


8/19

本来であればお盆明けでこれから仕事、というタイミングではありますが、私は病院に行くので有休を取りました。

かかりつけの病院で大腸カメラをやる予定でした。なので昨日は好きなものを食べれない中で検査食を、「おいしくね〜」と思いながら食べていました。
最初の検温の時には38度を超えており、お尻の特定部が腫れて痛くなっていることから「肛門周囲膿瘍」と診断されました。
切開し、道を確かめると、痔瘻がひどくなっていたことを診断され、大腸カメラは中止となり大病院へ行くことに(12日頃から痔瘻の症状はありました)。

この頃はまだ昼過ぎには帰れるかな〜と考えていました。

しかし大病院で診察をするとその後採血、レントゲン、CTと検査が立て続けに続き、医師から言われたのが、
「奥の方にも肛門周囲膿瘍ができています。1週間程度の入院が必要です。夕方から手術をします」

正直入院するとは思っていませんでした。「熱が引いたら明日から仕事に行くんかな〜」みたいに考えてたので、こうなることは想定していなかったのです。

また、「手術」というものが私の人生で初めての経験でした。
10年ほど前に自動車にはねられて2ヶ月ほど入院していましたが、このとき手術はなく、病室ですごしたりたまにリハビリをやるくらいのものでした。

「手術室での手術」という未知の体験がとにかく怖く、少し涙が出たのを覚えいます。

また、下半身を麻酔して動けなくするというのも初めてで、どんな感覚になるのか全く分かりませんでした。

午後5時、一時的に個室で待機していた私にお迎えが来ました。手術のお迎えです。

背中から麻酔が入り、足を機械で上に上げられ、なんかの選挙ポスターみたいに肛門をオープンした状態で手術が始まりました。

実際麻酔がどうだったのかというと、少し体があったかくなるような感じで、「触られた」という感覚はあっても「痛い」という感覚はありませんでした。もちろん足は全く動きません。膿を出すために切ったりしたようですが全くわからず、むしろ後半は暇すぎてぼーっとしていました。

ベットに横たわった状態で部屋に運ばれ、右手に点滴を打った状態で今日のスケジュールが終わりました。

1時間に1回くらいの頻度で血圧や体温を測られますが、それ以外はベットで寝てるだけでした。暇なのでスマホでYouTubeを見たりしてました。左手でスマホを操作するのが大変でした。

ちなみに朝から大腸カメラをやる予定だったので今日1日何も食べてません。

8/20

起床時間は6時ですが、2時ごろに一旦目が覚めました。麻酔が切れて、お尻のところが痛い。

というのも、夕方ごろの手術で排膿するために深く穴を開けて管を通しており、そこがじんわりと痛み始めてきたのです。苦痛というほどではないですが、寝るには少ししんどい環境でした。

起床時間の6時までに尿意と便意がそれぞれ別のタイミングで来て、2回ほどコールのボタンを押して看護師さんに来てもらい、トイレに案内してもらいました(このときはまだ1人でトイレに行ってはいけませんでした)。

6時ごろに一旦起こされ、血圧などの測定と採血を。この頃にはお尻の痛みも少しずつ慣れてきていました。

検査終了後、 また寝てもよかったのですが、いつもの平日なら普通に起きてる時間帯なので起きました。しばらくはスマホをいじいじしてました。

10時半ごろ、一時的な個室から大部屋へ移動になりました。4人の部屋で、カーテンがあり一応プライバシーは確保されています。

12時ごろ、昼食がベッド横に運ばれてきました。
ご飯と汁物、サラダとオムレツという決して満足な量ではありませんが、私にとっては1日半ぶりの食事(前日は大腸カメラ想定で丸一日ずっと絶食でした)。美味しくいただきました。

16時ごろ、私の母親が面会に来て、必要になりそうなものをいろいろ持ってきてくれ、ノートパソコンも持ってきてくれました。でも大部屋なので使用は止められてしまいました。それはそう

8/21

今日は午後から消化器内科からの診察が入っているので、それまではベットの上で過ごしていました。
14時ごろ、呼出がかかり診察室まで行きました。
診察室・手術室から病室へは今まで車椅子やベッドの上で看護師さんに運んでもらっていたので、実は自らの足で
診察室まで行くのは初めてでした。なんで普通に迷いました。あはは

なんとか診察室に着き、医師から大腸カメラについて説明を受けました。
大腸カメラ怖いな〜と思いながら話を聞いていたら、なんか胃カメラもやることになりました。どっちも初めてです。
身内からはずっとしんどいって聞いてたので、すごい緊張しています。今日も寝れるか不安です。

15時ごろ、点滴を打っていた右手から液が漏れ出し、注射の針が微妙に皮膚からずれていることに看護師さんが気付きました。
なぜ右手に点滴を打ったのかと言いますと、もともと利き手じゃない左手に打つ予定だったのですが、血管が見つからないと言われ右手になってしまいました。
利き手なので動かさないよう気をつけても動いてしまうのですが、それを動かしすぎたあまり漏れてしまったんだと思います。

いやまあベットの上なんだから寝てればいいんですが、もともと普段から睡眠時間は長い方じゃないですし、まだお尻にゴム管が刺さった状態なので私としては違和感がかなりあったんですね。昨日も消灯時間はまともに寝れなかったので、午前中昼寝してましたけど

とりあえず看護師さんから一旦点滴を外されました。
ついさっきまで左手中心の生活だったのもあり、右手が使える状態でありながら左手を使ってスマホを操作してました。

15時半ごろ、点滴用の注射をを左手に打ってもらいました。点滴の台が右側にあるので管が私の体の上を跨ぐ感じになってしまいますが、やっぱり右手が動かせるのはいいですね。

21時ごろ、内視鏡検査用に「ピコスルファート」という下剤を飲みました。これは特殊な下剤で、夜に飲むと朝に便意がくる薬です。検査のために腸をきれいにしなければいけないので、ここから検査終了まで何も食べられません。

8/22

今日は大腸カメラの日なので朝食も昼食もありません。

8時半ごろ、[モビプレップ」というクソマズ下剤が届きました。
2Lありますが、これを長い時間かけてゆっくり飲まなければなりません。
これを飲んで便を出し、透明な液体のものが出るようになるまでこれを続けます。
これがまぁ大変まずく、レモン果汁を半端に薄めて中途半端に塩を入れたような味でした。まずすぎて終盤は気分悪くして吐きそうになってました。
全量飲まなくても合格な便が出ればよかったのですが、最後まで出なかったので最終的に全量飲む羽目になりました。あまりにもまずすぎて全然飲めず、10時半までに飲み切ればいいのに結局12時前までかかりました。初日の手術よりきつかったかもしれない。

14時ごろ、看護師さんに呼ばれ、胃カメラと大腸カメラをやりました。
麻酔を打つかと思ったら鎮静剤のみで全く眠くなく、意識は割とはっきりしていました。
胃の方にはピロリ菌が云々言ってましたが大腸は全く問題なし。やったね。
検査終了祝いで病棟の自販機でコーラを買って飲みました。おいしかったです。

夕食でようやく飯らしい飯にありつけました。まあおいしかったです。

8/23

朝の回診のタイミングで「外科と消化器科ともにOKが出たので、早ければ明日退院できる」と言われました。それに伴って、お尻にずっとついていた排膿用の管が抜かれました。仰向けで寝るときそれが地味に痛かったので、なくなるとかなり自然にベッドに横になれます。やったね。なおこの地点ではまだ点滴はついています。

同時にシャワーも解禁になったので、11時にシャワーの予約を入れました。
もともと私はスパ銭や温泉が好きなのですが、今回の入院が尻の炎症なのもあり、入院中はお風呂はおにろかシャワーですらNGでした。しかしシャワーがOKになったのですからテンションあがっちゃいますね。
久々にお湯を頭から浴びることができて最高の気分でした。

昼食を食べた後、15時ごろから両親と面会の予定があったのですが、それまで時間の余裕もあったので病院内を探検しました。
病室から離れ、院内を歩いてみるとコンビニや図書館などの施設があり、空き時間を楽しく過ごしました。
コンビニではしばらく食べられなかったお菓子や安静中に飲むためのお茶を買い、図書館では「はたらく細胞」が全巻あったのでそれを手にとって読み耽っていました。

時間が近くなったところで病室に戻り、両親と面会。
明日の退院に向けていらないものなどをいろいろ持ち帰ってもらいました。
また、部屋の温度が比較的暑いので、凍らせたお茶をもらいました。

回診の時間になり、お医者さんから私の病気について説明を頂きました。
結局痔瘻ではなく、肛門周囲膿瘍がかなり深いところにあったために繰り返し発症してしまったのではないかとのことでした。
退院後も外来として外科と消化器内科には来てほしいとのことでした。今回入院したところは土日が休診で、医師の都合でそれぞれ別日の設定となりました。今回のこともあり残念ながら有休が残ってないので欠勤になりますね。悲しいなぁ

17時過ぎ、抗生剤や水分の点滴が終わったので、看護師さんから点滴を外されました。つまり両手が不自由なく動かせるようになりました。やったね。

20時ごろ、病室の周りにあるものを少しずつ片付けました。
明日は10時半にここから離れてないといけないので、少しでも退室をスムーズにするためです。

22時、消灯して寝ました。

8/24

6時、起床。入院してから初めて点滴もゴム管もない状態で迎えた朝です。びっくりするくらいすんなり起きられました。今までどれたけそれが負担になっていたのかがわかりますね。

朝食を食べ、近くの自販機でコーヒーを買って飲み、9時ごろまでダラダラしていました。
今日の10時半には退院なので、9時からは片付けを本格的に進め、普段の服装へ着替えました。退院が近い朝ってこんなにも清々しいんですね。 

片付けられるものは概ね片付け、着替えも済んだので少し院内を散歩しました。院内に空中庭園のような庭があるのですが、入院中は行ったことがなかったので入ってみました。病室内も暑かったですが普通に外の方が暑かったので5分くらい散歩してそのまま室内に戻りました。ついでにコンビニでコーヒーを買って病室に戻りました。

10時半ごろ、簡単に回診を済ませてから退院しました。お腹が空いたので11時ごろにラーメンを食べて帰りました。刺激物のニンニクが使えないのが少しつらかったです。

入院を終えて

点滴や手術を伴う入院というのが人生初めてで内心ビビり散らかしていたのですが、本当に怖かったのは手術のある最初の1日と大腸カメラのときだけで、あとはベッドの上で適当に過ごすことが多かったので、怖いと思うことはあまりなかったです。
また、大腸カメラ内で痔瘻のような症状が見られなかったことは安心しました。今回の入院のことがなければしっかり調べることはなかったと思うので、経験としては非常に味のあるものになったと思います。
今後の人生でまた入院することはあるかもしれないので、その時に今回の経験が活かせればいいなと思いました。
余談ですが、仕事が忙しい時期の中で一週間も休んでましまったので、職場に戻るのが地味に怖いです。

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