感動と衝撃の初現場
眉村さんにハマってからおよそ半年が経過した頃のお話。
眉村さんのライブに初参戦した日でもあり、
人生初のライブハウスを体験した記念すべき日だ。
Twitterに流れてきたライブ情報でどうやら大阪に眉村さんが来るっぽいことを知る。
2021年12月16日(木)
『台日爆音BORDERLESS』
台湾と中継を結ぶ音楽イベントだ。
今までなぜか「ライブに行く」という概念が無く、自分には関係のないことのように思ってたのだが、「眉村さんに会いたい」という衝動が抑えられず、気がつけばチケットを申し込んでいた。
ライブは約2週間後。
場所は心斎橋サンホール。
そもそもライブハウスなど行ったこともなく、相談できる知り合いもいない。
日が近づくにつれて不安になっていったのを覚えている。
ネットでサンホールやライブハウスのことを調べたり、心斎橋周辺の地理を予習したり。
入手したチケットには「整理番号」というものが記載されていた。
会場には何時間前に行けば良いのか?
どうやって並ぶの?
ドリンクっていつ交換するもの?
ところで整理番号って何?
ネットでなんとなく勉強はしたがなんせ初めてなので本当に不安だった。
ライブ当日。
この日は仕事を昼で切り上げて早めに心斎橋へ向かった。
まずは会場確認。
地下に向かう階段が見えた。マユムラーらしい人はまだいないようだった。
とりあえず飯ってことで一旦会場を離れる。
しばらくして戻って見ると階段には既にたくさんの人が並んでた。
焦って下の方まで降りてみたら、どうやら自分の番号は呼ばれた後だったみたいで、チケット見せたらすぐに通してもらえた。
ドリンクチケットもらって、会場に入るとステージ前に人が集まってる。一度そっちに向かおうとしたがドリンクチケットがあったので、先にカウンターに寄ってみた。
メニューとかお店の人の顔とかまともに見れず、変なプレッシャーを感じた。とりあえず恐る恐るビールを頼んだら缶ビールを手渡された。
急いでステージ前に戻る。
3列目の中央にスペースがあった。
どこでもいいの?
なにかルールは?
ここにいても大丈夫?
整理番号はもう関係ないよね?
周りをキョロキョロしながら観察。
特に問題は無さそうだったけど、近くにいた人に念のため訪ねてみた。親切でやさしそうな方が丁寧に教えてくれて問題ないことがわかった。
よし!
ってことでようやく落ち着いてビールを飲むことに。
ライブ開始まで約30分。
喉カラッカラだったので速攻でビールなくなる。
ん?この空き缶どうすれば??
ようやく落ち着いた場所を離れるの嫌だし、空き缶邪魔だし・・。
そんな中、視界に入ってきたのはブツブツシャツ!
しかもベテランが着る黄緑色のヤツ!
「うわっ!実物初めて見た〜!」
なんとも言えない先輩マユムラーの威圧感(良い意味で)!
堂々と着こなしててカッコよ!
視線を前に送ると目の前の人がおもむろにスマホをかざしながら更にその前の人の耳たぶの写真撮ってる。
カオス...
のちにこのお二人とはTwitter上で連絡を取り合うようになり、翌年の大阪でのライブ後、人生初のマユムラー飲み会を開催することになる。
なんだかんだで時間は過ぎ、会場が暗くなった。
客席側を照らすライトを背に、
ついに!ついに!ついに眉村さん登場!!
この時のドキドキと感動は今でも鮮明に覚えている。
↓当日のセットリストはこちら
・ブラボー
・壁みてる
・スーパードッグ・レオン
・顔面ファラウェイ
・おばあちゃんがサイドスロー
・緑のハイヒール
・Individual
・悪役
・東京留守番電話ップ
・マーメイドボーイ
・大丈夫
・モヒート大魔王
・旧石器PIZZA
今振り返っても神のような選曲。
初のライブハウスでとにかく本当にびっくりしたのがスピーカーから流れる爆音!
特に衝撃的だったのが「壁みてる」の、
「♪土井さん家の庭一度は見といたほうがいい~」のところの重低音!!!
内臓への振動!身体で音楽を感じる瞬間!ビリビリ震える感覚が癖になってしまった。
ちなみにIndividualの重低音も好きで、
「♪Feel sooo good~」のところは毎回楽しみにしている。
見よう見まねで手を振ったり手拍子したり、声出しは禁止だったが会場の一体感が楽しかった。
「ケチャ」と呼ばれる動作も覚えた。
約1時間のライブではあったが、「ブラボー」、「スーパードッグ・レオン」、「顔面ファラウェイ」、「緑のハイヒール」など好きな曲が盛りだくさんだったし、「Individual」、「悪役」、「モヒート大魔王」、「旧石器PIZZA」といった当時の新作達も聴くことが出来て大満足だった。
途中のMCも楽しくて、台湾の最古参マユムラーとの掛け合いなどはかなり笑えた。
歌ってる時とのギャップも良い。
あとギター持ってる眉村さんはめちゃくちゃ格好いい!
この日は特典会はなかったので眉村さんと会話する機会はなかったが、脳汁が完全に放出していたのでそれで良かったと思う。
楽しいことってホントにあっという間。
人生初の眉村さんのライブを堪能。
地上に上がると数人のマユムラーが「飲みいくぞー」って会話してて羨ましく思った。
いつか自分も参加出来たらなと思いつつ会場を後にした。
こうして無事、マユムラーへの第一歩を踏み出した。
実は自分は学生時代は人と接することが苦手な人間だった。今の自分しか知らない人からはおそらく信じてもらえないだろう。
後にマユムラーの知り合いが100人近くまで増える程なので説得力が無いと思う。
人は変われる
そういう話もいつかできれば。