変化していないように思えていたのが、実はめちゃくちゃ変化していた
今回のコーチング体験者インタビューはIT企業のカスタマーサクセス部のマネージャーをしているY.Kさんです。
Y.Kさんとは、1年半近くコーチングセッションをさせていただき、僕から見てもかなり大きな変容を遂げたクライアントさんだったなと思い、インタビューをさせていただきました!
まずは自己紹介
れおな まず初めに自己紹介をお願いします。
Y.K 社会人歴でいうと8年目に入ったところで、今の仕事はIT企業でカスタマーサクセスに関わる部門で、部門全体の業務改善や標準化の仕事をしています。
コーチングの相談をしようと思ったタイミングが、色んなお客さんのサポートの責任者として役割を担っていた時期だったのですが、その時期は自分の仕事の仕方や理想とのギャップに悩んでいる時期でした。
れおな 今の会社は新卒からずっとですか?
Y.K そうですね、新卒からずっとです。やっている仕事もお客さんのサポートという観点は変わらずではあります。ただ、大学の時からずっと事業企画とかをやりたいとは思いつつ、そのためには自分のスキルを身につけないといけないなという思いでお客様サポートをしていました。
なぜ、コーチングを受けようと思ったのか?
れおな なるほど、そんなモヤモヤを抱えている中で、会ったこともない人にコーチング受けようというのはけっこう勇気もいるんじゃないかなと思いましたが、どのような経緯だったんですか?
Y.K そうですね、1番は自分が目指していきたいキャリア像に、今のまま行くと近づけなさそうだな感じ始めたので、それを見つめ直したいなというのが大きかったかなと。そして、コーチングというのがそれを解決する手段なんだろうなという直感に従って申し込みをしました。
れおな おお。直感!ありがとうございます。ちなみに元々はどんなキャリアを描いていたんですか?
Y.K 明確に決まっていたかというとそうではなく、今いる会社も2-3年後には辞めて独立とかベンチャーに転職とかを思い描きながら入ったのですが、お客様対応をメインとしているところから事業開発や全社横断プロジェクトをされている身近な人の背中を見ていく中で、こちらの方が自分のキャリアには近しいなと感じる場面があったようなイメージだったと思います。
コーチングを受けてみてどんな変化があったのか?
れおな ありがとうございます。そんなギャップを解消しようとコーチングを受け始めて、実際どんな変化がありましたか?
Y.K めちゃめちゃネガティブに聞こえるかもしれないんですが、あまり自分で変わったなという意識があるかというと、そんなないというのが近しいんですけど、ただ自分が置かれている環境だったり、出せるようになったアウトプットを振り返っていくとめちゃめちゃ変わってるなという一見矛盾している感覚が正直なところです。
客観的に見たときに1番大きいのが、企画系とかの自分がやりたかった仕事がメインのミッションになっているということかなと。そういう風に自分がやりたいことがコーチングセッションの中で具現化されていった気がしています。
れおな 不思議ですね!めっちゃ変わってるけど、自分の中ではあんまり変わった感覚じゃないという。
コーチ目線で考えてみても面白くてですね。おそらくは、元々なりたい姿や状態に向けてストレッチして変化していったと思うのですが、変化したら変化した状態が当たり前になったからだと感じました。
でも、そこにたどり着くにはもちろんチャレンジが必要で、捨てなければいけない価値観やアイデンティティもあったと思うんですよね。
Y.K まさにコーチングの価値で感じたことがそれだと思っていて、自分の中で変化がそんなにないと思っているっていうのは、自分の中であるものが具現化されていった状態なのかなと感じていて、なんとなく自分の中にある言語化されていない課題感とかモヤモヤしたものを言語化して、そういうことに挑戦していくことがやっていてよかったことなんだろうなと感じました。
れおな わー素晴らしいですねコーチング!!(笑)
れおな 他にコーチングの価値を感じてるものはありますか?
Y.K そうですね、自分がやりたかったことに挑戦する、のようなプラスの側面もあるんですけど、あんまり周りに相談できないようなネガティブなこともあると思っていて、マイナスの側面にもまっすぐ向き合って、それを丁寧に解決していく時間はとても大きな価値だったなと。そういうのが一個ずつ積み重ならないとチャレンジできないのではないかと思いました。
自分が何をネガティブに感じているかをちゃんと受け止めてあげた上で、そこを改善していくというのは自分の心理的安全性とかにもつながっていくと思うので、なんかキラキラしたところに行く前段階にクリアできたのも地味に大きな価値になるのではないかと思いました。
れおな 素晴らしいですね〜〜〜!!
自身がマネージャーとしてコーチングを活用できるようになれたか?
れおな 続いて、当時は自分がクライアントとして受けるだけでなく、マネージャーとしてコーチングを活用できないか?ということも考えられていたと思いますが、この辺りはどうでしたか?
Y.K 劇的にこういうことができるようになりました、というシンデレラストーリーがあるわけではないですね。どうしても最初はトラブルとか大変な状況だったのでコーチングというよりはティーチングだったり、何なら自分がやりながら背中を見せるというのが多かったのですが、割と安定してからはメンバーに考えてもらうとかメンバーの意見を引き出していけるようになっていると思います。自分の中でコーチングと成果が綺麗に結びついているわけではないのですが、結果が出ているので効果があったのかなと思ってます。
れおな ちなみにどんな結果が出ているんですか?
Y.K 営業的な売上を立てていくというミッションがあるのですが、既にかなり大きな金額取引している中でも追加投資を決定いただくような提案をメンバーがやってくれたり、そもそもトラブルが起きないとか。
数値的な成果もそうですし、お客さんとの人間関係もできているのは成果として言えるのではないかなと思っています。
れおな すごいですね! Y.Kさんがコーチングを受けることで組織全体が活性化しているような印象を受けました。
ここまで振り返って感じることは?
れおな ここまでお話しする中で感じることはありますか?
Y.K そうですね、1年超の期間でやっている仕事が変わった、やりたかった仕事に挑戦できるようになったのが1番大きな変化だなと思います。
1年前の動画(インタビュー前に開始当初の録画を視聴)をみたときに自分に熱中できるものがないと言っていたのですが、じゃ今あるかというとないなと思いつつ、その状況をネガティブに感じていないんです。今やっている仕事が熱中できるという感覚ではないんですが、やりたい仕事だしやっていて全然苦じゃないのとシンプルに楽しいので、当時考えていた課題感が本当は違ったのかなと印象に残っています。個人的にはびっくりした部分でした。
当時とそんなに状況変わってないんですが、焦る気持ちわかるな〜というか。悩んでるポイントってそこじゃなかったんだなと思いました。
れおな なるほど、当時のY.Kさんから進化してるんでしょうね。今と同じ環境に当時いたとしても充実していないと捉えていたかもしれないけども、考え方や見方が変わったことで慌てなくなったんですね。
今までのセッションで印象に残っているものは?
れおな では次に、今までのセッションで印象に残っているものは何ですかね?
Y.K そうですね、明確にこれってというわけではないんですが、去年の今頃から年末にかけてキャリアチェンジにチャレンジしたタイミングがあったんですが、その時に特定の回というよりは複数回に分けて今やっている仕事って何のためにやっているんだろうとか、どういうことができたら良いんだろうとかをけっこう考えたので一つ大きな機会だったと思っています。社内的に今の仕事に挑戦させてもらえているのも、その時に行動したおかげで(その時はダメでしたが)周りにも自分の想いを具体的に伝えることができたのかなと感じています。あの時に向き合ったから今があるんだなと思ったので個人的には大きな分岐点だったのかなと印象に残っていますね。
れおな じゃあ、雷を打つような劇的な1回のセッションがあるというよりはジワジワジワ〜と変化していくようなセッションを通して周りへに影響を与えていった感じですかね。
コーチを一言で言うと?どんな人におすすめしたい?
れおな 最後に僕を一言で言うとどんなコーチで、どんな人におすすめしたいかを教えてもらっても良いでしょうか。
Y.K オススメしたい方でいうと、自分であれこれ考えるのが得意じゃない方か人と話しながらだと自分の考えが言語化されやすいとか発想が繋がりやすいという人にオススメしたいかなと思います。
僕自身はどちらかというと言語化が得意なタイプだとは思いつつ、普段の仕事をやっている中で言語化するエネルギーが正直残っていないなとか、そういう時間を作れないなというタイプだったのですが、コーチングを受けてみて、自分の力だけでキャリアを考えるとか、何かを考えるということをやらなくても良いんだなと思えた。
なので、あれもこれも自分でやらなきゃ、考えなきゃと思っている人こそコーチングを受けてみると変わるんじゃないかなと思いました。
れおな たしかに、内省が得意であっても意図的にこういう場を設計していくことで言語化していくのは良いかもしれないですね。あとはどんなコーチかというと?
Y.K 難しいですね。対外的に話せる表現を探してるんですが、、、
れおな 対外的なことは全然気にしないで大丈夫ですよ!(笑)
Y.K あんまりポジティブに聞こえないかもしれないのですが、やっぱり逃さないなというのが大きな印象ですね。会社での1on1やMTGだとフワッと終わらせることってけっこうあると思っていて、でもコーチングのセッションではその抽象的な言葉をどんな意味なのとかより具体化したり、自分の思考の新しい回路が開いたりするのかなと思いました。
れおな おー嬉しいフィードバックですね。確かに僕とのセッションの中では、一般的には通じる言葉も、その言葉はY.Kさんにとってどんな意味がありますかとか聞いたりしますもんね。
インタビューを終えて
れおな ありがとうございます。インタビューとしてはここで終了ですが、ここまで話してみて感じていることやこの時間で手に入れたことはありますか?
Y.K そうですね、自分が選んだ選択肢なんで当たり前だというのはありつつ、あの時挑戦して良かったなとシンプルに思いましたし、あまり変化していないように思えていたのが、実はめちゃくちゃ変化しているということにけっこうビックリしています。
また、今後は自分でどういう風に考えたら良いか、というように自立して考えれるようになったんだろうなと思いました。
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