
至福の時間-シューフィッティング
足は第二の心臓と言われるくらい大事なものだ。
靴を選ぶ時、デザインはもちろん大事だけど最も重要なのはサイズフィッティングだと思う。
20代前半の頃、靴を選ぶ際になんとなくのサイズで靴を購入していた。
サイズを測ってもらったこともなければおおよそのフィット感で、おそらく28cmくらいかな….なんて靴を履いていた。履ければ問題なしくらいのテンションで。
当時は革靴は痛いって聞いていたし、我慢ガマンと思って履いていたな。
そんな革靴に対しての安易な考え方は、初めてのフランス出張で劇的に変わることに。
10年前にフランス出張に行った際、ANATOMICA PARISに初めて連れて行っていただきました。
ANATOMICAといえばALDENからBIRKENSTOCK、TRIPPENなどの靴がずっらと並んでいる。
どれも整形外科的なアプローチで作られる革靴だ。
ANATOMICAに行ったら、必ずANATOMICA BY ALDENをフィッティングしてもらいたいと思っていた。
当時はまだ自分のサイズのALDENは所有していなかったのだ。
恐れ多いことにピエール氏に直接フィッティングしていただき、自分のサイズが11Hだということが判明する。
今まで履いていた革靴が10Hだったのでワンサイズも違ったのだ…
内心少し大きい気がすると思っていたが、ピエール氏に履いてそこら辺を歩いてきなと言われ、パリの街を歩くことに。
少し大きいと思っていた革靴は、信じられないくらいに履きやすく自分の足にフィットしていくのです。
足に全くストレスのない履き心地は、スニーカーを履いているより楽かもしれない。
それ以降、11Hの革靴しか履けなくなってしまいました。
今まで履いていた革靴はもう履くな‼︎笑 と言っていただき履いていた昔の靴は全て同僚に譲ったりしましたね笑
今まで革靴に対して抱いていた履き心地の悪さというものは、この瞬間変わっていきました。
正しいフィッティングで履くことができれば、最高の歩行を手にすることが出来る。
革靴に対しての考え方が180度変わった瞬間でした。