見出し画像

202407エッセイ

2024年7月のエッセイ!


「クリエイティブコーディングの参考書」商業版リリース

  • 無事リリースされました!!!!!🥳🥳🥳🥳🥳 関係者のみなさまと執筆を支えていただいた家族・友人・フォロワーに感謝申し上げます

  • ありがたいことにインプレス NextPublishing 技術の泉シリーズからのリリースは3冊目で、毎回別のイラストレーターさんに表紙イラストをご担当いただいている

  • 表紙イラストは作者として構図などのリクエストを出すことができる。本を執筆したご褒美みたいなものだと個人的に思っている

  • 今回は「参考書」がテーマということで既存の教科書・参考書・ラジオ講座のテキストなどの表紙を参考にアイデアを出した。下記に送らせていただいたリクエストの一部を抜粋して掲載します:

# この本はこんな本です
* プログラミングで絵やアニメーションなどを作成する「クリエイティブコーディング」についての本です
* 大学や小学校のプログラミング入門の授業で「クリエイティブコーディング」の事例が増えていることに着目しています
  * 過去は数字の計算や数字を順番に並べ替えるなどの単調なテーマでプログラミングを学ぶことが多かったのですが、プログラミングで絵を描くことでより親しみやすい授業が展開されています
* 本書は大学や小学校などで使用されているクリエイティブコーディングの授業資料や課題(宿題)・演習問題・期末試験などを収集・分析し、傾向と対策を参考書のようにまとめた本です
  * 例えば「花の絵をプログラミングで描きなさい」「国旗をひとつ選んでプログラミングで描きなさい」「図形の色を指定するプログラムについて空欄を埋めなさい」「数式のグラフをプログラミングで描きなさい」といった問題を掲載しています

# 対象としたい読者
* クリエイティブコーディングを勉強している人
* クリエイティブコーディングの授業を受けている学生
* クリエイティブコーディングを教えている先生
* プログラミング教育に興味がある方

# 表紙のイメージ
参考書ということで、最近の教科書や参考書っぽく等身高めの男性のキャラクターと女性のキャラクターをお願いします。イメージを共有します。
【東京書籍】 教科書教材 道徳 https://www.tokyo-shoseki.co.jp/textbook/j/9/
【東京書籍】 教科書教材 英語 https://www.tokyo-shoseki.co.jp/textbook/e/13/
光村図書 中学英語 https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/9716/7538/3554/2021e_hen_01.pdf
NHK ラジオ 中学生の基礎英語 レベル2 2023年9月号 | NHK出版 https://www.nhk-book.co.jp/detail/000009115092023.html
NHKラジオ 中学生の基礎英語 レベル2 2021年 7月号 NHKテキスト https://www.hmv.co.jp/artist_NHKラジオ-中学生の基礎英語-レベル2_000000000861900/item_NHKラジオ-中学生の基礎英語-レベル2-2021年-7月号-NHKテキスト_11869897
NHK ラジオ 基礎英語1 2020年 11月号 [雑誌] - NHK出版 - 4910091071109 : 雑誌 https://books.rakuten.co.jp/rb/16470276/
学研ニューコース参考書 https://ieben.gakken.jp/c_series/nc_sankou/

女性や中高生、プログラミングを教えているベテランなど、幅広い層にお手にとっていただきたいと考えています。明るい雰囲気で、プログラミングが持っている悪いイメージ(例: オタクがやるもの、男性が多そうな業界など…)から脱却できるといいなと思います。
キャラクターは大学生の男性・女性で、可能であれば男性2名・女性2名の合計4名の構図でお願いします。構図的に難しそうであれば3名や2名でもokです。ただし、どの人数でも必ず男女どちらのキャラクターも入れるようにしてください。

表紙イラストのリクエストの一部
  • 他にも細々と指定を出させていただいたが、いい感じに取りまとめていただけた。 ご担当いただいた ジェームス先生 (@jms_pnt) ありがとうございました…!

  • 教科書を取り扱っている書店で見かけた小中学生向けの教科書の表紙の鮮やかさが印象に残っていて、そのイメージで参考資料を集めた

  • 教科書の表紙のイメージは昔は「子どもの持ち物ということで上品なデザインでありながら派手すぎないものを…」というイメージだったのかなと思うが、最近は「子どもたちが持っていて楽しい気持ちになりそうなもの、共感してもらえそうなもの」というイメージにシフトしているように感じた

    • 「日常のひとこま」っぽいイメージのイラストが多い印象もあったので、「クリエイティブコーディングの参考書」表紙イラストもそのイメージに寄せていただいた

    • 脱線するが、最近「イラスト」の需要がデザイン方面でめちゃくちゃ高まってる気がする。この前はじめて雑誌の「anan」を買ったら写真よりずっとイラストが多くてびっくりした。「2時間でクリエイティブコーダーになる本」の表紙イラストのリクエストを考えていた時、若い女性に向けたいということで渋谷109の公式サイトを参考にしたが、ファッション解説として写真よりもイラストが多用されていた。また、実在の声優さんやeスポーツプレイヤーもイラスト化されてグッズが出ていたりとか…とにかくイラスト需要が高まっていて、教科書や参考書の表紙イラストもその流れの中にある気がしている

  • 「クリエイティブコーディングの参考書」は同人誌版は資料集めから執筆までだいたい1年くらいかけた大作だったので、商業版の形でも大きく羽ばたいてくれると嬉しいなと思う

  • 窓の杜さんにも取り上げていただいた!嬉しい

    • ニュースとして取り上げられるとGoogleニュースなどに掲載されることもあるのでとてもとてもありがたい

    • 紹介文もものすごくいい感じにまとめていただきとてもとても嬉しかった…!

本書を読むことで、プログラミングの基礎から応用まで幅広くカバーし、クリエイティブな思考とテクニカルなスキルの両方を養うことが可能。クリエイティブコーディングを学ぶ学生や、教える教員の双方におすすめの一冊となっている。

https://forest.watch.impress.co.jp/docs/bookwatch/news/1606508.html
「Processing」や「p5.js」でのクリエイティブコーディングの大学授業の参考書 - Book Watch/ニュース - 窓の杜

今月のスト6日記

  • ずっとバトルハブにいた。バトルハブは投票イベントが絡むとますますやりがいが出てくるので楽しい。ランクマそっちのけでやってしまう

  • EVO観戦も楽しかった。時差があるので朝に目が覚めた時に結果が続々とTLに飛び込んでくるのが面白かったしドキドキした

  • ブランカ使いの旦那さんがマノンでランクマしていたのを見るのも楽しかった。旦那さんはゲーム開始当初(Act0あたり)はマノン使いでプラチナ帯でスタックしていた。そこから去年のEVOでmenaRD選手のブランカを見てブランカ使いに転向。それ以来ブランカ一筋だったが、プロがサブキャラにマノンを持つようになっているのを見てマノンに再入門している様子

    • メインキャラでマスター帯に長くいる人がプラチナあたりに降り立つと、それはそれでもみくちゃにされていて面白い。プラチナ帯はとにかく前のめりなプレイヤーが多く、マスター帯プレイヤーであってもその勢いに押し負けてしまう場合もある

    • とはいえ、大会ではレート関係なくフラットに当たるためにこうしたイケイケタイプのプレイヤーにもしっかり対応できておく必要がある。そのトレーニングにもなりそうだなぁと思った

  • スシロー新宿三丁目店も行った。普段はゲームの勝敗にこだわりがちだけど、キャラクターコンテンツとしてのストリートファイターを楽しめてよかった。ゲームシステムだけでなく世界観やキャラデザもいいからこうした試みは嬉しいな〜と思った。蒲郡のリアルバトルハブは都合がつかなくて行けなかったのでデコレーション店舗行けて嬉しかった

    • あと↑にも書いたけど既存のチェーン店のコラボはマジで何から何まで安定感あって頼もしかった。コンテンツや運営元の規模感に依存する事象ではあるのでホントにありがとうCAPCOM様ありがとうスシロー様案件だった

  • オフラインで仲間と意見交換しながら対戦に向き合うことの大事さについて話されていて、あらためて「これなんだよな〜〜〜」と思った

  • 「このゲームで対戦して勝つことで飯を食ったり家族を養ったりしている人たちがいる」って冷静に考えるとむちゃくちゃだと思う。ゲーム = 娯楽 と考えられがちだけど生活がかかっている娯楽は娯楽を越えている。それだけ奥深さを持っているのであれば一人だけで上達できる範囲は限られていると常々考えていた。どんな仕事も一人では一人前にはなれないと思う(2月にもそんなことを書いた)

  • 強くなりたいと思っているプレイヤーに必要なのはたぶん同じ目線の仲間で、そのためにオフライン対戦会や各種Discordサーバがあるのだろうな〜と↑の動画を見て思った

    • そうやってコミュニティを広げていく中で、さらに運がよければライバルや師匠が見つかったりするんだと思う

好き好き大好きMarkdown

  • 学生の頃から 𝑰 𝒍𝒐𝒗𝒆 𝑴𝒂𝒓𝒌𝒅𝒐𝒘𝒏...

    • たぶん最初はQiitaを書き始めて出会った概念な気がする。それ以来ずっと 𝑰 𝒍𝒐𝒗𝒆 𝑴𝒂𝒓𝒌𝒅𝒐𝒘𝒏...

    • 技術同人誌もMarkdownで書いてCSSで組版してるくらいには 𝑰 𝒍𝒐𝒗𝒆 𝑴𝒂𝒓𝒌𝒅𝒐𝒘𝒏...

  • 社会人にも学生にも教養としてプログラミングが流行っているけどぶっちゃけ「プログラミングは気が向いた時にいつでもやればええ!!!まずはMarkdown覚えてみませんか!!!!!」の気持ちがあるくらい過激派

  • だってMarkdown覚えるだけで色んなことができるようになるじゃないですか!?

    • 「見出しと箇条書き」というシンプルで読みやすい文章構造をスピーディに書ける

    • 見出しの入れ子構造が簡単に書けるのでwikiやブログ的な構造が楽に作成できる

    • テキスト文章をドキュメント(PDF)にもwebページ(html)にも出力できる。あと工夫すればプレゼンテーションも出力できる

    • GoogleドキュメントもMarkdownに対応したので最高。キミもシャープ1個打つだけで見出し1が作成できることの虜になろう!

  • Markdownにはメリットもこんなに!!!

    • テキストとしてバージョン管理できる

      • テキストの内容だけでなく構造(見出しや箇条書き、およびそれらの入れ子関係)や装飾(太字など)もコミコミでバージョン管理できる

      • さらに細かな装飾はCSSとして分離して管理できるのもアツい

      • プレゼンテーション出力について上述したけど冷静に考えるとプレゼンテーションをバージョン管理できるってバチバチにアツくないですか!?

    • ファイルとしてはテキストなので軽量で閲覧・編集・共有方法の自由度が高い

    • 見出しをガンガン書けば目次がガンガン盛られていくので全体の構造がわかりやすい(特にGoogleドキュメント)

    • 共同編集できるツールでもMarkdownで書けば複数の人が書き込んでもスタイルがブレにくい

    • 少なくともWordよりはテキストを書くことに集中できる

  • 私自身はVScodeで技術同人誌の原稿を書く時と、Notionにアイデアメモを書く時にMarkdownを利用するのが好き

  • あとMarkdownに欲しい機能といえばLaTeXの見出しのように見出しを自動ナンバリングしてくれる機能くらい

    • VScodeの拡張「Auto Markdown TOC」を使えば実現できるので実はそんなには困ってないけど、まあデフォルトでもあれば嬉しいかな〜くらい

    • 技術同人誌を書く時は1章ごとにファイル分割して、最後に「MarkdownCat」で連結して「Auto Markdown TOC」で見出しナンバリング+目次作成している。便利でオススメです

  • Markdown、まずは見出しと箇条書きだけでも書ければそれだけで世界広がるのですべての人に試してみてほしい

    • 世の中のドキュメントのうち、ほんのちょっとでもMarkdownに置き換わればみんな楽できると思うので

都市伝説は未知から生まれゆく

  • 映像系オカルトや映像系都市伝説がとにかく苦手。考えるだけでゾワゾワしてしまう…

    • 意味不明な映像が突然流れる放送事故とか、「深夜に意味不明な映像が流れた」みたいな都市伝説とか……!

  • この手の映像系都市伝説として定番といえばドラえもんの「タレント」「行かなきゃ」だと思う。これらの話ももちろんめ〜〜〜ちゃくちゃ苦手!書いてる今もゾワゾワして嫌!!!

  • ただ、このドラえもんの都市伝説については10年前に(10年前に!?)ニャロメロン先生のポスト(旧 ツイート)を見てちょっと面白いなと思えるようになった。たしかに作品によって都市伝説適性が違うし、少なくともこち亀と都市伝説はフィットしなさそう

  • という話をオカルト好きの夫と雑談していたのだけど、そこから令和最新版のアニメ系オカルトって何になるんだろうねという話をしていた

    • 例えば、鬼滅の刃に都市伝説ってあるんだろうかとか、呪術廻戦やチェンソーマンはそもそも作品の方向性自体がオカルトなのでそこから都市伝説に派生するのは難しそうとか…

  • 夫が指摘するには、バトル系作品の主人公は「自分で状況を打破する力」に長けているため、オカルトや都市伝説と相性が悪く噂話が生まれにくいのでは…ということだった

  • つまりはオカルトには「未知」への恐怖が根源的にあって、バトル系主人公は己の力で「未知」もグーで殴って解決していくので都市伝説適性が低いのではという仮説

  • 一方で、都市伝説適性の高いイメージのあるドラえもん、クレヨンしんちゃんあたりは、

    • 作風やキャラクターの都合上、すべてのトラブルを腕力で解決することはできない

    • 劇場版のドラえもんやクレヨンしんちゃん(特にかすかべ防衛隊がメインの話)で主人公たちがなんらかのトラブルに面した時の「子どもだけでは手詰まり」感は「未知」への恐怖とつながっている(たぶんこの感覚は現実の子どもも持っている普遍的な恐怖だと思う)

  • …という点において「未知」と相性が良く、それゆえに都市伝説適性が高いのではないかという結論になった

    • 夫いわく「ドラえもん自体が一番未知の存在だしなぁ…」

  • 令和の主人公たちがやたら強くてたくましくて未知の存在もガンガン斬ったり殴ったりしているおかげで、そういった方面の都市伝説も廃れてきているのかもしれない。頼もしいなぁ……

今月の好きな表現

映画: アタック・オブ・ザ・キラートマト

  • アマプラで予告編見て「これは………」と思ったものの、1978年公開の映画ということで古典を味わう気持ちで見てみるか〜と思ったら意外と面白かった

  • シン・ゴジラをこじんまりとしたギャグにしたらこうなるかなという感じ。ゴジラの危険性は熱線を吐くとかヘリを落とすとか具体的に描写されるけど、トマトの危険性は最初から最後まで何もわからないのがポイント。でも「各方面のプロが自分の仕事をこなす」という点においては同じなので……

  • ギャグについては今の時代感で見ると踏み込んだ内容も多く、見どころといえば見どころ。時代背景をもっと知っていたらさらに笑えたかもしれない

  • こういったテンプレ展開を茶化す系作品がけっこう好きなので掘り出し物な映画だった

ゲーム: 祇(くにつがみ) Path of the Goddess

  • CAPCOMの新作ゲーム。和風ダークファンタジーのビジュアルが良い〜!和風の方向性にも色々あるけどプリミティブな感じでかっこいい

  • ビジュアルやデザインに見どころが多い作品だが、中でも「村人の踊り」と「戦士となった村人が鬨の声をあげたり妖怪を封じたりする時の踊り」が明確に違うところに感動した。前者は軽快なステップ、後者はどっしりと踏みしめるようなステップで表現されていて、足取りだけでも立場やシチュエーションを表すことができるんだなぁと思った

  • ゲームシステムやビジュアル的にモンハンライズの百竜夜行を思い出した。CAPCOMの和風モチーフはどの作品もかっこいいなぁ

今月の買ってよかったもの

  • サクラクレパス こまごまファイル

    • シールや折り紙向けの収納ファイルで、これがデザフェスなどのでの購入品整理にものすごくよかった…!

    • カード、シール、ポストカード、ミニポスター、メッセージカード、紙物や薄いものならなんでも入る!ひとまとめに保存しておけるので便利〜

  • コパ・コーポレーション 99Tsukumo傘

    • 折りたたみ晴雨兼用傘を買い替えたくて購入。とにかく軽い!!マジで軽い!!前使っていた折りたたみ傘も「軽すぎて持ってるの忘れる」と思っていたがさらに軽い。スマホの料金プランと日傘の重さはたびたび見直した方がいいのかもしれない(?)

    • 布張り部分はパラシュートで使われる素材、骨組み部分はマウンテンバイクで使われる素材とオタク心をくすぐる一品。オタクはスペックの羅列が好き。実際、布部分は布というよりはウインドブレーカーのような素材感で雨粒もちょっと振るだけで落とせるので便利

    • 欠点といえば軽すぎて風のある日はしっかり持たないとぐらぐらすること、展開した時の持ち手がやや短いこと。とはいえこの暑さであれば常に持ち歩ける軽さであることの方が優先度が高いのであまり気にはならない

今月のおいしかったもの

  • カルビー フルグラ チョコバナナ味

    • グラノーラならではのお上品さはやや薄く、がっつりおやつの味がするがそこがいい…!

    • これくらいおやつ感ある方が飽きにくいかもしれない

  • とうもろこしの炊き込みご飯

    • X(旧 Twitter)で「とうもろこしを芯ごと炊き込みご飯にするとおいしい」という話を読んでチャレンジしてみた

    • 炊き込みご飯自体はおいしかったが塩加減が難しい。日和って塩少なめにしたらやや薄味に

    • いっぱい炊いたらさすがに余ったので冷凍。後日、解凍して焼き肉のタレと炒めた牛肉と合わせたところペッパーライス的ながっつりご飯に進化したので面白かったしおいしかった。とうもろこしの炊き込みご飯はたぶんペッパーライスにもチャーハンにもピラフにも進化できる可能性を秘めている。イーブイのようなご飯🍚🌽


先月のエッセイ▼


いいなと思ったら応援しよう!

reona396
Processingとp5.jsとクリエイティブコーディングが大好きです。 めちゃくちゃ元気!

この記事が参加している募集