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「母の日」が昔から嫌い

この前母親から「父の日だからご飯を食べよう」みたいな連絡が来たのだけど、断った。先に行っておくと家族仲が悪いわけではなくて、予定が入っていたから物理的に不可能だっただけある。

ただ、そのときにふと、自分は昔からこの類の“日”が嫌いだなぁと思った。

常日頃から感謝の気持ちは持っているけどなんでその気持ちを伝える日を世の中に決められなければいけないんだ、と。起源があるのは知っているけどなんでカーネーションなのかよく理解できない、と。ひねくれ者全開の考え方だ。

が、そう思うきっかけでありこの日が嫌いな最大の理由はうちの母親が母の日にカーネーションを渡さないと不機嫌になっていたからである。

小学生くらいの頃は学校とかで「母の日はカーネーション」という文化を教えられてそれに忠実に従ったことで家庭内は穏便だった。ただ、いつだか買い忘れたときがあり、それで不機嫌になった母の姿を鮮明に覚えている。そこから前述したような“感謝のタイミングを規定される”ということと「与えるものが決まっていること」に疑問を持つようになった。

ホワイトデーはお菓子業界が作ってみたいな話が有名だが(今考えるとすごい戦略だと思う)、普段あんま売れない花を捌くためにこの業界が作ったんじゃないかと邪推したこともあった。調べたらそうではなかったが。


ツカミのネタに戻ると父の日って何あげるのかとか決められていないし、いつ出来たんですかね。多分この日になにかあげたことはない。けど、父は不機嫌になったことはない。

あと、あんまり知られてないと思うがこどもの日は法律で以下のように記されている。

こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。


なんで同じ月に2回もそんな日があるのだろうか。よくわからないけど、まあそんな感じで自分はこういう日が嫌いなわけです。祝日にもならないしね。

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Reona Takenaka
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