10/18 欲しいものなぁに【日記】
今日の0時から2日間、Amazonで大きなセールが開催される。事前に先行セールも行われていて、食料品や家電、衣服など様々なものが数割引きで販売されていた。Amazonのスマートホーム機器やタブレット端末は半額になっていたりするからすごい。セールに参加するには、プライム会員という有料のサブスクリプションの資格が必要なのだけれど。
私は今のところセールの時に決まって買うような品物はない。その時々で欲しいと思っていたガジェットやゲームが安くなっていないか、チラっとチェックするぐらいだ。
今回は、ワイヤレスイヤホンが目当てだ。特に同時に2台の機器に接続できて、シームレスに出力元を切り替えられるマルチポイントという機能があるものを探していた。
いくつか、機能も見た目も良さそうな製品があったけれど、型落ちだったり割引率がそこまでだったりで、本当に欲しいと思えるものはなかった。
ただ、いろいろなメーカーの製品や大きく値引きされているフラッグシップ製品を見ることができて面白かった。
元の価格が高いタイプのジャンルだとセールでの値引き額がすごいことになっていた。大型のテレビが40%OFFで5万円も安くなっていた。別に7万円のくそデカテレビなんて要らないのに、こんなに安くなっているなら買った方がお得だ、と一瞬思ってしまった。
このお得感が、売り手としては大事な戦略なんだろうと思った。
セールやバーゲンって、賢くポイントや値引きを上手く活用する人や家計の管理がしっかりしていて適切なまとめ買いでトータルでの節約ができるような人にとってはプラスになる。
けれど、値引きのインパクトやお祭り感、価格が安いという理由でそこまで欲しくもないものを買う人は、よくよく考えると余計な出費をしていてマイナスになっていると思う。
おそらく後者の方が多いと思うし、前者だらけだと企業も損だと思うから、いい感じに調節されたセールが行われているのだと思う。
安さを理由にものを買うことは何も間違っていないのだけれど、欲しいものでなくて、お得なものを探してスマホをポチポチするのは、購買意欲や得をしたいという欲求を変に煽られている感じがする。
買うものがもう決まっていて、それの値段が安くなることは100%嬉しい。
けれど、値引きのお得感を得るためにわざわざ、買うものを時間をかけて選ぶのは賢いとは思えない。本当に欲しいと思えるものはその値段が適正な価格になるわけだし、もの自体ではなく安さやお得感を重視し過ぎると、買ったものを手に取った時になんかこれじゃないと感じる気がする。
マルチポイントのイヤホンが欲しいのなら値段じゃなく、第一にその機能を考えて製品を選べばいい。欲しいのは安いものではなく、便利なものなのだから。
最後まで読んでくれた人ありがとう。
2024/10/18