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【CHUNITHM】イベントとデータで見るLUMINOUS・LUMINOUS PLUS
どうも皆さん、チュウニズムが好きなリオールと言います!
さて、12/12(木)に「LUMINOUS PLUS」が「VERSE」へバージョンアップしますが、どんなことがあったのか・どんな曲が追加されたのかなど、イベント内容やデータを通して色々見ていきたいなと思います!
それでは早速見ていきましょう!
1:イベントで振り返るLUMINOUS・LUMINOUS PLUS
まずはこちらの画像をご覧ください。
この表を使いながら色々話していきます。
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[1]LUMINOUS-遊びやすく、そしてシンプルに
ではLUMINOUS稼働初日から見ていきましょう。
LUMINOUS初日は、とにかく大盛り上がりだったと思います。ファンが多く数々の音ゲーとコラボしてきたUNDERTALEが本格的参戦、周防パトラが歌う『ウニの歌』がORIGINALで収録されるなど事前の話題も期待感で持ち切りでしたが、なんと言っても大人気だったのが「Secret AREA:MUSIC GAME」。
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しばらくゲームを進めると出現する謎のマップ。解禁条件を探し4つの楽曲を掘り当て、上手くいけばラストはなんと「REFLEC BEAT」で代表曲とも言える『VALLIS-NERIA』が登場。
マニアックな条件が挟まっているのに稼働当日で全て条件が発見されるなどなかなかすごい展開となりましたが、宝探しをやっている時に近いこのワクワク感は当時のチュウニズムのイベントに新たな刺激を与えたかなと思います。
他にも、
・更なるやり込み要素『AJC』ランクの追加
<ALL JUSTICE CRITICAL いわゆる[理論値]までやり込めるようになりました>
・スライドやホールド始まりのExTAPは全部EX判定扱いに仕様変更
<なんと、SUN PLUSまでは見た目に反して(一部譜面を除き)タップ扱いだったんですよ…ややこしかったなぁ…>
など、より遊びやすく、よりやり込めるようなゲームデザインに変更されました。
一方で、当初から気になっていたのが『チュウニズムミッション』。
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このシステムの前身に「デュエル」システムがあったのですがこれに代わることで実質廃止に。アバターコスチュームが手に入るようになった代わりにシステムボイスが追加されなくなり少し寂しいものとなりました。
その後はさくゆいコラボやおにまいコラボ、シリーズ恒例のアニマリアシリーズことepIIを経て2024年2月末。ついにあの曲がやってきました。
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前身の『エンドマークに希望と涙を添えて』のbpm257を更に上回るbpm280という超高速楽曲として、cosMo@暴走P氏自身が作曲した『ラストピースに祝福と栄光を』がKoP5thの決勝でお披露目。超高速乱打にbpm280の16分トリル、容赦ない体力譜面と数々のプレイヤーを絶望に叩き落しました。(ただ、あまりにも速すぎるせいでチュウニズムの仕様上「擦ってもいいじゃん!」となり予想よりはSSS報告が多かったなという印象です)
ちなみに余談ですが、2024/12/9現在、レベル15内bpmランキングはENDYMIONの440に次いで2位となっています。速すぎ!
また、同時収録&伝導楽曲としてmaimaiより『Mutation』が移植。こちらも局所難のオンパレードで14+の中でも高難易度として猛威を振るいました。
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[2]更なる高みへ―『1UM1N0U5 ep. 111』
その後は「なとりさなコラボ第2弾(楽曲も来る豪華仕様!)」「Diverse Systemコラボ(DEEMOにも収録されていた楽曲が来たことで話題になりました)」「エイプリルフールゆっくりコラボ(怒槌攻略実況をそのまま譜面にした面白い試みでした)」など、絶妙にいい感じのストレート球を投げ続けたLUMINOUS。そのテンションは「1UM1N0U5 ep. 111」で最高潮を迎えました。
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解禁条件は過去最高難易度を誇る『特定のレベル14+・レベル15のSSS+3曲で達成(全て画像のキャラに関連する楽曲でした)』。更にこの難題への挑戦権を得るためには、同日収録されたepIIIのレベル14楽曲2つをAJに加え14+のULTIMA譜面1つをSSS達成しなければならず、そんな高い壁を乗り越え辿りつけたのはほんの一部の人のみ。
そして挑戦権を得たと言っても決して容易な難易度ではなく、bpm270(現レベル15内3位)という超高速譜面、正確に処理しなければならないホールド地帯、高速にも関わらず要求されるハンドスピードの高さにラス発狂と、これでもかと高速ならではの最高難易度を見せつけカリスマ性を発揮しました。
ちなみに作曲者は削除氏。曲幅が広くカッコいい楽曲も多いので本当にマッチしてましたね。
その後は「未確認で進行形コラボ(原作が完結した直後でしたが10年前のアニメを持ってきた運営GJ!)」「MUSE DASHコラボ(まさかのエイプリルフール楽曲2つも入れてくるとは…!)」とクールダウンも挟みLUMINOUSは良い雰囲気の中PLUSへとバトンタッチするのでした。
余談ですが、楽曲追加ペースは(後でデータを見せますが)STARと同じくらいでした。ここでも「遊びやすさ」と「新曲へのワクワク感」のバランスをうまく取った感じだなという印象を受けます。
それと必要マップマス数もかなり控えめにしてくれたので、作品内比較ですが多くの方がエンドコンテンツこと無限マップにいけたのではないでしょうか。
[3]LUMINOUS PLUS稼働-期待と失望
2024年6月20日。Phigrosより参戦した『Rrhar'il』がファンの中で評価が高かったり、14+・14のAJCという厳しい条件を達成し解禁できる伝導楽曲『Stardust:RAY』など、LUMINOUSに負けず劣らずなスタートを切ったPLUS。
アップデートも豪華で、
楽曲ソート機能で目当ての楽曲が探しやすくなった
総合リザルトスキップでスピード感が増した
店内マッチングのCHAIN非表示で大会感が出せるようになった
など、より便利で使いやすく、快適にプレーできるようになりました。
一方、水面下では何かしら不穏な雰囲気が出てました。
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Xを利用したこのイベントの答えは8月8日、「HARDCORE TANO*Cコラボ第2弾」にて随分早くお披露目されました。
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maimaiで最難関とされる『Latent Kingdom』の登場です。
しかし1ヶ月半近く引っ張り、しかもコラボマップ(過去分合わせて)2000マスの完走が必要(単純計算で1曲10マス進めるとすれば200曲プレーが必要、15マスでも135曲ほど必要)、そして前座のように見えてこれで終わりと、何か物足りない結果で終わってしまったように思えます。
実際にユーザーの声を一部引用してみましょう。
(ちなみにラテキンの移植はめちゃくちゃ嬉しいけど、この為だけにCAVE of RVESEを企画したなら…………………………) でもproject raputaがそうであったようにもう1つくらい書き下ろし15とか来たりしますよね? ね?
さすがにハッシュタグまで用意してるやつがラテキンで終わることはないと信じたいな
そんなファンの期待に応えることはなくイベントは完結。
……太陽が眩しい。気づくと私はゲームセンターの前にいた。あの洞窟はなんだったのか?わからないことはあるが、ひとまずは無事に生きていることを噛み締めよう。せっかくだし先ほどの楽曲を遊んでから帰ろうか……。 #CAVE_of_RVESE
— sMuz5h46rRNmu3c (@sMuz5h46rRNmu3c) August 8, 2024
……太陽が眩しい。気づくと私はゲームセンターの前にいた。あの洞窟はなんだったのか?わからないことはあるが、ひとまずは無事に生きていることを噛み締めよう。せっかくだし先ほどの楽曲を遊んでから帰ろうか……。 #CAVE_of_RVESE
「こいつ風呂入ってないじゃん」とかツッコまれつつも面白い構文ということでコピペにされていたような気がします笑
[4]1ヶ月で高難易度曲…5個!?―異例の15ラッシュ
その後は「Re:ステージ!プリズムステップコラボ(相変わらずリステ運営元気やね~)」「LUMINOUS epV(BLADE氏のイラスト参戦がアツかった印象)」「BanG Dream! It’s MyGO!!!!!コラボ」「周防パトラコラボ」など、しばらく平穏な時を迎えていましたが……。
この表を見てください、ドドン。
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10月中旬から怒涛の15ラッシュが始まります。
トップバッターはGram氏の超高速譜面から始まり、次アップデートにてKoP6th予選課題曲にオンゲキよりLEVEL15が追加。
そして11月14日。なんと高難易度を一気に3曲もここで投下。
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しかも内1曲は最高難易度更新のMASTERレベル15+。特定の最高難易度譜面を5つSSS+でクリアし出てきた譜面は「なんだこれは」とプレイヤーを圧巻させました。
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このいかにもラスボスらしいジャケットを纏った前座こと『Acid God』も十分インパクトが強かったのですが、まさか上があるとはなぁ。
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そして恒例のニッチすぎる楽曲追加…はなく、ゲキマイコラボのみでLUMINOUS PLUSは幕を閉じるのでした。
2:データで見るLUMINOUS・LUMINOUS PLUS
ここまではイベントの概要を見てきましたが、ここからは独自にまとめた楽曲データを基に色々見ていきましょう。
[1]各月追加楽曲
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データを見るに、追加ペースはSTARA・STARPLUSとほぼ一緒のようですね。(およそ何日に1曲追加しているか、で2.13と2.32ですので)
NEW~SUN+の曲ラッシュと比べたら大分落ち着いたなというのが見て取れます。
また、VARIETYはLUMINOUSとPLUSで明確に差が出ていますね。PLUSはタノシーコラボ+初期追加のみで終わっています。4ヶ月近く新規なし…と言うと、東方も結構間が空いちゃってるなぁと(ここ最近コラボもないしで下火なんかなぁ)
その中で相対的に増えているのがniocnicoフォルダ。プロセカ含めボカロの需要が上がっているなということの1つの証左かなと思います。
[2]削除曲数
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今作はまず、版権切れとなった曲の削除ラッシュが多かったと思います。特にNEW稼働初期に追加されたアニポプのほぼ全てが全滅です 。(夜に駆けるだけは残りました)
その後も、ツユのメンバーの1人が逮捕され社会的影響を考慮し6曲削除されました。
(特に、LUMINOUSのGW明けに追加された楽曲「アンダーキッズ」は削除までわずか70日間の収録となりました)
シリーズ単位で見れば過去最大の削除曲数と言えるでしょう。
[3]難易度分布
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続いて難易度分布。MASTERとULTIMA、EXPERT(13+~)ですが、大きな分布の違いはなさそうですね。
ただ、15のペースで考えるとLUM+がLUMの2倍。実はSUN+もレベル15譜面は6つあるのですが、SUN+は結構まばらなのに対してこちらは一極集中。1ヶ月で5譜面は詰めたな~と思ってます。
[4]皇帝イベント歴代王者
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今作は皇帝イベント(全国対戦のやり込み具合を競い合うイベント)も4回開催し一定の評価を得られたんだなと思いました。
参加者から大体悲痛の声(マジ身体動かん)が聞こえてくるのですが、注目すべきは第5回・第6回とランクインしたかしわぎさん。やる気がすごいですね…!
3:個人的LUM・LUM+印象深い曲ランキング
ここまでデータを中心に見てきたので、個人的に印象深かった曲や譜面を3つ紹介したいと思います。
3位:Love's Theme of BADASS ~バッド・アス 愛のテーマ~
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久しぶりの譜面-100号だぜヒャッハー!! と言って中身はマジのフリック地獄。今は削除されましたが『殺人レコード 恐怖のメロディ』を思い出させるような、断続的に降り続けるフリック+地味に嫌らしい配置の連続で「なんだこれ…(なんだこれ…)」という感想になりました笑
AJ狙いをしようとしたけどムズすぎるぜコイツ!!
2位:LibrariA
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epVIにしてついにルゼ氏チュウニズムに書き下ろしで参戦!…というわけですが、作者の曲傾向通り縦連ラッシュとなりました。しかも長い!!そして簡単には擦りで通させない配置!
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当時のプレイヤーの大半が「なんだこれ」と頭を悩ませてましたが自分も「いやなんだこれ…」となり、結局初鳥まで2~3クレかかったと思います。
音ゲーチックな盛り上がり方でフロアで聴くと結構テンション上がりそうやな~ってちょっと推してたりします笑
1位:Vampire[ULTIMA]
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個人的に一番インパクトがデカく、そして大分絶望に追いやられたのがこの曲でした。
黒譜面追加しますとアナウンスがあった時は「いや、高難易度だからって定数14.7くらいやろ…」と高を括ってたら出てきたのは14.9、しかも超トリル+地力強め譜面。
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初見でSSS出たという報告も多い中、自分はドブの中にズブズブと浸かってしまい結局SSSを出したのが9月の頭と1ヶ月もかかりました…。
個人的な経験としても、まさかのアニポプでここまでエグい譜面を出してきたことにも衝撃的な1譜面となりました。
4:総評
色々と見てきましたが、最後に自分が感じた『LUM・LUM+』の感想を述べて終わりにしたいと思います。
LUM:ローコストながらも遊びやすさが維持されメリハリもあった
LUM+:柳の下のどじょう感が強く、集金感が否めなかった
まずLUMINOUSから見ていきましょう。
デュエルシステムの廃止≒システムボイスの追加停止は寂しい部分はありますが、その分ミッションでの達成報酬はデュエル以上に増えたしマップ数も全体的に少なくそれとなく遊ぶだけでエンドコンテンツに辿り着けるのは嬉しい塩梅だったなと思います。
それに楽曲未所持でも(例外を除き)マッチング出来るようになりましたし、おかわりボーナス、ExTAPの仕様変更等遊びやすくなったという印象が強かったです。新参でも毎日やっていればアバターパーツも困らないし、結構初心者に寄ったいいアップデートだったなと思います。
また、イベントもメリハリがあって良かったですね。
稼働初期の音ゲースマブラ大会から始まりラスピ追加、アルフォイベント等目玉イベントが定期的に来たので面白かったです。自分自身もアルフォ挑戦権を得ようと配信で頑張ったくらいやりたくなりました。
一方で、LUM+は個人的にはちょっとしょっぱいバージョンだったかなと思います。
先述した通り「#CAVE_of_RVESE」イベントがあっさり終わってしまったこと、盛り上がるイベントが11月に集中してしまい8月~10月半ばにあまり強いイベントが来なかったことなど、アンバランス感が否めません。
LUMが成功寄りな印象だっただけに、解禁イベントのノウハウが生かし切れてなかったように見え残念に思います。LUMと同じことをやってもなぁ…というヤツです。
また、同バージョン内に2回もグッズキャンペーンを連発する、マップ数はLUMと比べ長くなりSUN+以前のものと同じになったなど、ちょっと集金体制が強くなったなというのも見過ごせません。やらなきゃいいじゃんとツッコまれるのはごもっともなのですが、1ユーザー目線として「詰め込みすぎじゃない?」とモヤってしまいます。
一応、楽曲ソート機能で目当ての楽曲が探しやすくなったことなど、地味に嬉しいアップデートがあってそこは良かったですね。ソートにはお世話になりました。
それと、LUM+になって高難易度の譜面傾向で難しいタプスラの配置率が上がったなという印象があります。ラテキン・ソーシャルワンダーランドやダナーン・アシゴ・フォーセイクンなど体力消費量が高く要求ハンドスピードの高いタプスラ譜面が増え、ますますチュウニズムの要素が尖ってきたなと思います。
これ自体にどうと言うことはありませんが、自分的には大分忙しくなったなぁ…って感じです。腕追いつかないよぉ~…。
5:おわりに
以上、LUM・LUM+をイベントとデータで振り返ってみました。
いよいよ今週から新作「CHUNITHM VERS:ということで、10作目に突入です。おめでとうございます!
そしてチュウニズム稼働から10周年ということでどうなっていくか、期待してます!
というわけでホントに終わりです、みなさん良いチュウニズムライフを!