音ゲーの断片帳 #4 三田ちゃんからもらった支えの言葉
「あなたはどんな言葉が自分の支えになってますか?」
今までの音ゲー人生を振り返って心に残った言葉というのはまぁまぁある。
例えば、
要は道中でもパチンコ状態(=確実に押せるかどうか怪しいこと)にすると、難所を運で切り抜けた後で切ってロクなことにならんよ、ということだ。
以降、自分も難所以外は(メンタル要因以外で)押せないということはないように意識している。
あとは、ブログで上達論を書く上でいつも意識している言葉がこれだ。
確かに、うっかりしていると「この曲SSS出せばレーティング上がるよ」とだけしか書かなくなることが多い。しかし1曲ずつ相手にしていると文字数が膨大になりすぎるので、うまく塩梅を取りつつ書くようにしている。
確かに、こんな感じで意識していることは結構あるが、心の支えかと言うとちょっと違和感を覚える。
何かあったかな…振り返った時、ある日の事を思い出した。
あれは1年前だったか、いや半年前だったかもしれない。
大人気音ゲーYouTuberこと三田皓介、もとい三田ちゃんが、たまに音ゲー活動者とXのスペースを開いて話していた時の事だ。(自分は時折参加していたが、おかげでプロセカ方面でいろんな方とお話する機会になったと思う。ありがとう)
話が一通り済んで深夜1時。自分も横になってどうしようかな寝ようかなと迷っていた時、うたた寝モードに入った三田ちゃんがポロっと一言呟いた。
本当にただボソっと、多分本人も意識することなく呟いたものだし、今更彼に聞き直しても「そんなこと言ったかな」って覚えてなさそうなことだ。というか、自分自身もホントに言われたのか…いや記憶の捏造かも…と疑ってる部分がある。実際その時は「ありがとう」なりでスルーしていたような気がする。
でもただなぜか、苦しい時ほど三田ちゃんの言葉が記憶の奥底から反芻してくるのだ。何が目的か分からないが、脳が勝手に言葉を引っ張り出してくるような感じだ。
心の支えというのは、そういうことなんだろうか。言葉が血管に流れ全身に巡っているから、必要な時に身体が言葉を呼び出してくれる感じ。これまでの人生で自分に向けられた億万の言葉の、20字すらいかない1文が、自分を奮い立たせてくれる。
恐らく大げさだろうしこんなことを真面目に書いてる自分もアホらしいと片づけたくなる思いはある。だけどもこの「なぜか残っちゃった言葉」は、自分の人生で初めて良い意味で支えてくれるようになったのだ。
ただ一つポロっと零れ落ちた言葉の雫。他の人には水滴にすぎないものが、自分にとっては黄金色の蜜のように輝いていた。
多分これは、三田ちゃんであろうがなかろうが、ポロっと呟いたことだったら誰が言っても同じだったかもしれない。たまたま三田ちゃんだったってことだけだろう。
何気ない一言が他人の人生を良くも悪くも人を左右させているかもしれない。陳腐な表現ではあるが、改めて一言一句気を付けていこうと思った。
ありがとう三田ちゃん。これからも、俺は音ゲーをやってくよ。