FX用語大辞典
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FX（外国為替証拠金取引） - 為替相場の変動を利用して利益を狙う金融取引。証拠金を使いレバレッジをかけて取引できる。
通貨ペア - FXで取引される2つの通貨の組み合わせ（例：USD/JPY、EUR/USD）。
為替レート - ある通貨と別の通貨の交換比率。市場の需給や経済指標によって変動する。
スプレッド - 買値（Ask）と売値（Bid）の差。FX会社の手数料の一部として設定される。
レバレッジ - 証拠金の何倍もの資金で取引できる仕組み。リスクとリターンが大きくなる。
マージンコール - 証拠金維持率が一定の水準を下回った際に、追加証拠金の入金を求められる通知。
強制ロスカット - 証拠金維持率が一定の基準を下回ると、ポジションが自動的に決済される制度。
ロット - 取引単位。1ロット＝10万通貨が一般的。
pips（ピップス） - 為替レートの最小単位。USD/JPYでは0.01円（1銭）を指す。
スワップポイント - 2国間の金利差によって生じる利益や損失。高金利通貨を買うと受け取れる。
ロング（買い） - ある通貨を買って、価格が上がったら売ることで利益を得る戦略。
ショート（売り） - ある通貨を売って、価格が下がったら買い戻すことで利益を得る戦略。
指値注文 - 指定した価格で注文を出す方法。価格がそのレベルに達すると約定する。
成行注文 - その時点の市場価格で即時に注文を出す方法。
逆指値注文 - 現在の価格よりも不利な価格で注文を出す方法。損切り注文に使われる。
OCO注文 - 2つの注文を同時に出し、一方が成立するともう一方が自動的にキャンセルされる注文方法。
IFD注文 - 「新規注文」と「決済注文」を同時に出す方法。片方が約定すると、もう片方が自動的に発注される。
IFO注文 - IFD注文にOCO注文を組み合わせた注文方法。より高度なリスク管理が可能。
ボラティリティ - 価格変動の大きさを示す指標。ボラティリティが高いほど値動きが大きくなる。
スキャルピング - 数秒～数分の短時間で売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねる取引手法。
デイトレード - 1日のうちにポジションを決済する短期取引のスタイル。
スイングトレード - 数日～数週間にわたる取引スタイル。トレンドを活用して利益を狙う。
ポジション - 取引中の未決済の状態。ロングポジションとショートポジションがある。
ナンピン - 相場が逆行したときに追加でポジションを持つ手法。リスク管理が重要。
ヘッジ - 相場変動リスクを抑えるために、逆のポジションを持つこと。
トレーリングストップ - 相場の動きに応じてストップロス（損切りライン）を自動で調整する注文方法。
ファンダメンタル分析 - 経済指標や政策、国の経済状況を分析して相場を予測する手法。
テクニカル分析 - 過去のチャートパターンや指標を基に、将来の相場を予測する手法。
移動平均線 - 過去の一定期間の価格を平均化し、トレンドを視覚的に把握する指標。
RSI（相対力指数） - 買われ過ぎや売られ過ぎを判断するためのオシレーター指標。
MACD - 短期と長期の移動平均線の差を利用し、トレンドの変化を判断する指標。
フィボナッチ・リトレースメント - 過去の価格動向を基に、押し目や戻りのポイントを特定する指標。
サポートライン - 価格が下落した際に支えとなる水準。
レジスタンスライン - 価格が上昇した際に抵抗となる水準。
ブレイクアウト - サポートラインやレジスタンスラインを価格が突破すること。
トレンドライン - 価格の方向性を示す直線。上昇トレンドと下降トレンドがある。
トレンドフォロー - 既存のトレンドに沿った取引を行う戦略。
逆張り - 価格がトレンドと逆方向に動くと予測し、反対のポジションを取る手法。
高値圏 - 価格が過去の水準と比較して高い領域にある状態。
安値圏 - 価格が過去の水準と比較して低い領域にある状態。
レンジ相場 - 価格が一定の範囲内で上下する相場の状態。トレンドがない時に多い。
トレンド相場 - 価格が一方向に継続的に動く相場。上昇トレンドと下降トレンドがある。
上昇トレンド - 価格が時間とともに上昇している相場の状態。
下降トレンド - 価格が時間とともに下落している相場の状態。
フラッグパターン - 相場の調整局面を示すチャートパターン。トレンドの継続を示唆。
ペナントパターン - 価格が収束し、トレンド継続の可能性を示すパターン。
ヘッドアンドショルダーズ - 反転パターンを示すチャート形状。トップとボトムのバリエーションがある。
ダブルトップ - 相場の高値が2回試され、下落する可能性が高いパターン。
ダブルボトム - 相場の安値が2回試され、上昇する可能性が高いパターン。
トリプルトップ - 3回高値を試した後、価格が下落するパターン。
トリプルボトム - 3回安値を試した後、価格が上昇するパターン。
チャネル - 価格が一定の範囲内で推移し、上昇または下降するパターン。
サポートブレイク - 価格がサポートラインを下抜けし、新たな下落トレンドに入ること。
レジスタンスブレイク - 価格がレジスタンスラインを上抜けし、新たな上昇トレンドに入ること。
ピボットポイント - 価格の重要な転換点を示す指標。
ATR（平均真の値幅） - 相場のボラティリティを測る指標。価格の変動幅を示す。
ボリンジャーバンド - 価格の変動幅を視覚化する指標。バンドの幅が広がるとボラティリティが高まる。
ストキャスティクス - 買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系指標。
ROC（変化率） - 価格の変化率を測定し、トレンドの勢いを判断する指標。
ADX（平均方向性指数） - トレンドの強さを測定する指標。
CCI（商品チャネル指数） - 相場の買われすぎ・売られすぎを判断する指標。
エンベロープ - 移動平均線の上下に一定の範囲を加えた指標。
フラクタル - 相場の転換点を示すチャートパターン。
カップアンドハンドル - 長期的な上昇トレンドの継続を示唆するパターン。
一目均衡表 - 相場のトレンド、サポート・レジスタンスを分析する日本発のテクニカル指標。
パラボリックSAR - トレンド転換を示す指標。点の位置で売買シグナルを判断。
ギャンアングル - 価格と時間の関係を示すトレンド分析手法。
フィボナッチ・エクスパンション - フィボナッチ数列を利用したトレンドの目標値計算方法。
価格オシレーター - 移動平均線の差分を表示し、トレンドの強弱を測る指標。
カルマバンド - 価格の移動平均に基づいたバンド指標。
VIX指数（恐怖指数） - 株式市場のボラティリティを示す指標。FX市場にも影響を与える。
NFP（米国雇用統計） - 米国の雇用状況を示す重要指標。毎月第一金曜日に発表。
CPI（消費者物価指数） - 物価の変動を測定する指標。インフレの指標となる。
PPI（生産者物価指数） - 企業の仕入れコストを測定する指標。
PMI（購買担当者景況指数） - 製造業・サービス業の景況感を示す指標。
ISM製造業指数 - 米国の製造業の景況感を測る指標。
FOMC（連邦公開市場委員会） - 米国の金融政策を決定する会議。
GDP（国内総生産） - 経済の成長率を示す重要指標。
FRB（米連邦準備制度） - 米国の中央銀行。金利政策を決定する機関。
ECB（欧州中央銀行） - ユーロ圏の中央銀行。金融政策を管理する機関。
BOJ（日銀） - 日本銀行。日本の金融政策を管理する機関。
金利差 - 2国間の金利の違い。スワップポイントに影響を与える。
QE（量的緩和） - 中央銀行が市場に資金を供給し、景気を刺激する政策。
QT（量的引き締め） - 市場から資金を吸収し、インフレ抑制を目的とする政策。
貿易収支 - 輸出と輸入の差額。通貨の需給に影響を与える。
財政赤字 - 政府の支出が収入を上回る状態。長期的に通貨価値に影響。
クレジットスプレッド - 国債と社債の利回り差を示し、信用リスクを測る指標。
インフレターゲット - 中央銀行が設定する物価上昇の目標値。
デフレ - 物価の下落が続く経済状態。通貨の価値が上がる。
ハイパーインフレ - 物価が急激に上昇し、通貨の価値が急落する現象。
ディスインフレ - インフレ率が低下する現象。中央銀行の政策に影響を与える。
金本位制 - 通貨の価値を金と結びつける制度。現在は廃止されている。
フィアット通貨 - 政府が価値を保証する通貨（例：USD、JPY、EUR）。
デジタル通貨 - 電子的に取引できる通貨。CBDC（中央銀行デジタル通貨）も含まれる。
ユーロドル - EUR/USDの通貨ペア。世界で最も取引量が多い。
ドル円 - USD/JPYの通貨ペア。日本のFXトレーダーに人気。
ポンドドル - GBP/USDの通貨ペア。ボラティリティが高い。
豪ドル円 - AUD/JPYの通貨ペア。スワップポイント狙いの取引に向く。
ユーロ円 - EUR/JPYの通貨ペア。欧州と日本の金融政策に影響されやすい。
スイスフラン - CHF（スイスフラン）はリスク回避通貨として人気。
新興国通貨 - 高金利でボラティリティが高い（例：トルコリラ、南アフリカランド）。
クロス円 - JPYが関与する通貨ペア（例：EUR/JPY、GBP/JPY）。
コモディティ通貨 - 資源価格と連動しやすい通貨（例：豪ドル、カナダドル）。
ドルインデックス - 米ドルの強さを測る指数。FX市場全体の動向を示す。
為替介入 - 政府や中央銀行が市場に介入して通貨の価値を調整する行為。
為替ヘッジ - 通貨変動リスクを回避するためのリスク管理手法。
変動相場制 - 市場の需給によって為替レートが変動する制度。
固定相場制 - 政府が為替レートを一定の水準に維持する制度。
市場流動性 - 市場での売買のしやすさを示す。流動性が高いほどスプレッドが狭い。
ハードカレンシー - 国際的に信用が高い通貨（例：USD、EUR）。
ソフトカレンシー - 信用度が低く、価値が変動しやすい通貨（例：トルコリラ）。
金利政策 - 各国の中央銀行が金利を調整して景気を管理する政策。
マネタリーベース - 市場に供給されている通貨の総量。
M1、M2、M3 - 市場に出回るお金の種類を示す指標。M1は現金、M3は広義の通貨量。
債券市場 - 国債や社債が取引される市場。FX市場にも影響を与える。
イールドカーブ - 債券の利回りの期間構造を示す曲線。
インバースカーブ - 長期金利が短期金利より低い状態。不況の兆候とされる。
QE（量的緩和） - 中央銀行が市場に資金を供給して景気を刺激する政策。
QT（量的引き締め） - 市場から資金を吸収し、インフレ抑制を目的とする政策。
GDP（国内総生産） - 経済の成長率を示す指標。為替市場に影響を与える。
失業率 - 労働市場の健康度を示す指標。FX市場では重要視される。
消費者信頼感指数 - 消費者の経済見通しに関する指数。景気の先行指標となる。
製造業PMI - 製造業の景況感を示す指標。50を上回ると拡大傾向。
サービス業PMI - サービス業の景況感を示す指標。経済全体の動向を把握できる。
為替オプション - 一定の価格で通貨を売買する権利を取引する市場。
為替先物 - 将来の一定時点での為替レートを固定する契約。
ETF（上場投資信託） - 株や通貨の価格に連動するファンド。
FXプラットフォーム - FX取引を行うためのオンラインシステム。
MT4（MetaTrader4） - 世界で広く使われるFXトレードツール。
MT5（MetaTrader5） - MT4の進化版。より多機能なトレードツール。
ECN（電子取引ネットワーク） - 直接市場で取引できるプラットフォーム。
STP（ストレートスループロセッシング） - ディーラー介入なしのFX取引方式。
NDD（ノーディーリングデスク） - 仲介業者なしで直接市場と取引できる方式。
ディーリングデスク - FX業者が相対取引を行う方式。
スリッページ - 注文価格と実際の約定価格がズレる現象。
約定力 - 注文が希望価格で成立する能力。
リクオート - 注文時に価格が変動し、再確認が必要になる現象。
スキャルピング - 短時間で小さな利益を積み重ねる取引手法。
デイトレード - 1日以内にポジションを決済する取引スタイル。
スイングトレード - 数日〜数週間の中期取引スタイル。
ポジショントレード - 数ヶ月単位でポジションを保有する取引スタイル。
アービトラージ - 価格差を利用して利益を得る手法。
HFT（高頻度取引） - 高速アルゴリズムを利用した自動売買。
コロケーション - 取引所の近くにサーバーを設置し、注文速度を向上させる手法。
リスクリワード比率 - 損失と利益のバランスを示す指標。
ドローダウン - 口座残高が最大からどれだけ減少したかを示す指標。
マネーマネジメント - 資金管理戦略。リスクを抑えながら利益を最大化する方法。
分散投資 - 複数の資産クラスに分けて投資し、リスクを抑える手法。
リバランス - ポートフォリオの資産配分を調整する行為。
ボラティリティインデックス - 市場の価格変動性を示す指標。
フラッシュクラッシュ - 瞬間的に価格が急落する現象。
ブラックスワン - 予測不可能な大きな市場変動を指す。
ゴールドスタンダード - 主要通貨が金価格に固定される制度。
ペッグ通貨 - 通貨の価値が他の通貨に固定される仕組み。
デカップリング - 2つの市場が異なる動きをする現象。
ユーロボンド - ユーロ建てで発行される債券。