Japanese (ja) と Japanese (Japan) (ja-JP) の違いについて
Webサイトやアプリケーションの設定でよく見かける「Japanese (ja)」と「Japanese (Japan) (ja-JP)」ですが、これらはどちらも日本語を表す言語コードですが、少しだけ意味合いが異なります。
ja とは?
ja は、ISO 639-1で定められた言語コードで、日本語を意味します。
国や地域を特定せず、単に日本語であることを示します。
世界中の日本語話者が利用する可能性があるコンテンツに適しています。
ja-JP とは?
ja-JP は、言語コードと国コードを組み合わせたもので、日本の日本語を意味します。
ja が言語、JP が国(Japan)を表します。
日本の文化や地域に特化したコンテンツに適しています。
具体的にどのような違いがあるの?
コンテンツの地域性:
ja: 日本だけでなく、中国、韓国など他の国に住む日本語話者も対象とした、より汎用的なコンテンツ。
ja-JP: 日本国内で利用されるコンテンツで、日本の文化、慣習、時差、通貨など、日本特有の要素が含まれている可能性が高いです。
検索エンジンの扱い:
検索エンジンは、ja-JPと指定されたページを、日本のユーザーに対して優先的に表示する傾向があります。
日付や時間の表示:
ja-JPでは、日本の暦や時間帯に基づいた表示がされます。
どちらを使えばいいの?
対象とするユーザー:
世界中の日本語話者を対象とする場合はja
日本のユーザーを対象とする場合はja-JP
コンテンツの性質:
日本特有の文化や情報を盛り込む場合はja-JP
より一般的な日本語コンテンツの場合はja
システムの要件:
利用するシステムやサービスによっては、どちらか一方しかサポートしていない場合があります。
まとめ
ja と ja-JP は、どちらも日本語を表しますが、地域性という点で違いがあります。
どちらを使うかは、コンテンツの性質や対象とするユーザーによって異なります。
より正確な情報を提供するために、可能な限りja-JPを使用することをおすすめします。
例:
日本のニュースサイト: ja-JP
世界中の日本語学習者を対象とした学習サイト: ja
日本企業のグローバルなウェブサイト: 両方を使用し、ユーザーの地域設定に応じて表示内容を切り替える
補足:
言語コードは他にも様々な種類があり、ISO 639-1以外にもISO 639-2やBCP 47などがあります。
言語コードの組み合わせ方によって、より詳細な情報を表現することができます。
備忘録として残します。