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ファイル名にスペースはNG? ハイフン(-) とアンダースコア(_)、どちらがいいの?
はじめに
ファイル名をつける際、スペース(空白)を含むと、システムで予期せぬ不具合が起こったり、URLで文字化けしたりすることがあります。そこで、スペースの代わりにハイフン(-) やアンダースコア(_) を使う方法がよく採用されます。しかし、実際のところはどちらを使えばいいのか悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事では、それぞれのメリット・デメリットや、macOS + Chrome を使う場合の選び方についてまとめました。
ハイフン(-)を使うメリット・デメリット
メリット
URL で一般的に使われる
Web 上でのファイル名や URL では、単語の区切りにハイフンを使うのが一般的です。見た目の区切りが分かりやすい
文字と文字の間にハイフンがあると、単語がはっきり区切られて見えます。SEO(検索エンジン最適化)への適合
Google などの検索エンジンは、単語区切りとしてハイフンを認識しやすいといわれています。
デメリット
ファイル名が長くなりやすい
タイトルが長い場合は、ハイフンを多用するとやや長く感じるかもしれません。個人の慣れに左右される
プログラミングの世界ではアンダースコアに馴染みがある人もおり、ハイフンに違和感を覚えることもあります。
アンダースコア(_)を使うメリット・デメリット
メリット
プログラミングでの慣例
変数名などでスネークケース(snake_case)を使うことが多いため、エンジニアには馴染み深い場合があります。単語が一続きになりやすい
文字列としてのまとまりを表現したい場合は、ハイフンよりも一体感があります。
デメリット
視認性が低下する場合がある
特にリンクやアンダーバー付きテキストと重なったとき、文字列が見づらくなる可能性があります。SEO の観点では好まれにくい
検索エンジンが区切り文字として認識しにくいとされるケースがあります。
macOS + Chrome ユーザーの場合はどっちがいい?
macOS + Chrome という環境であれば、ハイフン(-) とアンダースコア(_) のどちらを使ってもシステム的な不具合はほぼ起こりません。したがって、最終的には以下のような観点で選ぶとよいでしょう。
Web 公開があるか
Web にファイルを配置したり、URL として直接使う機会があるならハイフン(-) を推奨。
視認性・好み
見やすさや好みで決める。ハイフンの方が区切りがハッキリ見えると感じる人も多い。
チームでの統一感
共同作業をする場合は、事前にルールを決めておくと運用トラブルを減らせます。
具体的なファイル名の例
ハイフンを使う場合 adoption-of-autonomous-and-electric-vehicles-in-private-and-shared-mobility-systems.pdf
アンダースコアを使う場合 adoption_of_autonomous_and_electric_vehicles_in_private_and_shared_mobility_systems.pdf
タイトルが長い場合の省略 adoption_autonomous_electric_vehicles_private_shared_mobility.pdf
まとめ
スペースは避ける
システム的な不具合や文字化けの原因になることがあるため、スペースではなくハイフン(-) やアンダースコア(_) を使う。Web 公開や URL を意識するならハイフン(-)
SEO や視認性の面で有利とされるため。プログラミング慣習や個人的な使い慣れがあるならアンダースコア(_)
ただし、リンク上で文字が下線と重なったり、長い文字列の可読性が落ちる可能性も考慮する。macOS + Chrome ユーザーならどちらでもOK
システム障害はほぼ起きないので、運用ルールや好みで決めて問題ありません。
ファイル名は単なるラベルではなく、その後の検索や管理のしやすさを左右する大切なポイントです。ぜひ、ハイフン(-) かアンダースコア(_) を上手に使い分けて快適なファイル管理を行ってください。
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