動物と暮らすと言う事①
ペットを飼うと言う事。今一度考えてみる。
今はペットショップでお金を支払えば、誰でも飼える世の中だ。
保護犬、保護猫を引き取る事でも可能ではあるものの大半はペットショップでの購入だろう。
しかし、生命を迎えるという重さと、人間の我欲のバランスがしっかりと保たれているのか?
安易に迎えてしまってはいないか?
昨今のペット業界を見ていて若干思う所がある。
私も恥ずかしながらその一人である。
今回、レオ(ヨークシャーテリア♂)のクッシング症候群(副腎機能亢進症)という病気を機に私自身の戒めの為にこの記事を書こうと思う。
レオがうちに来て11年、その2年程前にもAimer(ヨークシャーテリア♀)がいた。
Aimerは4歳で先天性の脊髄疾患で亡くなった。
その頃はまだ若く、収入も少なかった為Aimerには充分な治療をしてあげられ無かった。
Aimerは超小型犬(1.5kg)あった事もあって物理的に治療が出来ない部分があったが、私共夫婦の至らない部分が多く後悔の残る結果となった。
その件もあって、もう動物は飼わないとは誓ったものの馬鹿な私は、性懲りも無くレオをお家に迎えたのだ。
この11年間、レオは全く病気もせず、病院に行くのは狂犬病の注射と1年に一度の8種混合ワクチン、フィラリアのお薬とダニノミのお薬を貰うだけ。
たまに歯石を取ったり、目薬や耳のお薬をもらう程度に通院。
健康優良児と思っていたのでこの病気の罹患はショックだった。
異変に気が付いたのは今年の6月頃。
以前より少し足腰が弱ったように感じた。
今年の1月に私の父が急逝したのでドタバタしていた事、遺品整理の為、私だけ実家に長期帰省していた事などで発見が遅れたのも関係するがもっと前から微かな異変はあったのだ。
水をやたらと飲む。おしっこを失敗する事が多くなった。その当時、この病気の知識はなかったので致し方無いがこの頃治療を始めていれば、今でもまだ歩けたのでは無いかと思っている。
まだ初夏であったもののパンティングも頻繁で、少し不安になった私は、これらの幾つかの異変をネット検索した。
クッシング症候群という聞き慣れない病気がこれらに当てはまった。
でもまだこの頃は「うちの子に限って、まさかね」という安易な恒常性バイアスが働きこれらを無視してしまったのだ。
②に続く