珠玉のデュオじゃん… 「星のうた」 by Snow Man 4th ALBUM 『RAYS』
外はめちゃくちゃ雨!ということで家にこもって「RAYS」を思う存分楽しみましょう!(雨やのうてもこもって聴くやろが…笑)
アルバムのタイトル「RAYS」…この渡辺さんと康二くんのデュオ曲「星のうた」もとても音楽的に明るい温かいでも爽やかさもあってポジティブなエネルギーのある「光線」を感じるなぁってのが第一印象
まずはサビ
それを1番感じるのがサビ!!!!
そのトリック…私的に特に感じたのはサビ直前の伴奏とそこから繋がるメロディ。
サビ直前伴奏ではラから始まる上行する音階を弾いてるんだけど(曲ど頭は違うけどね)
あともう一音で1オクターブに到達するぞ…ってとこで寸止めしてんのねこの音階。
しかも次の小節の一拍目に来るはずのメロディ以外のもの全て(ドラムの重いビートや次の小節のコードであるF Major の和音など)を前の小節の4拍目のウラで全て済ませてしまっておるのです…
それが生み出す効果……それはとてつもないパワーを含んだ「エネルギー」なのです…が
そんなエネルギーを放っておきながらメロディが次の小節の一拍目にも現れない……
で、そこで生まれるのがアレレ?って思う「緊張」です
ニクイ演出……
そう、んでその直後2拍目に満を持して登場するのが2人のサビの一音目なのです。
伴奏のパワーを含んだエネルギーと緊張と音階の到達点の音を一度に全部引き受けておるのがサビ一音目。
んで2人ともこの音楽性をよく把握した一音目を歌ってらっしゃる…
溜め込んだ緊張感を一気に勢いよく放つようなそんな音
ここめちゃくちゃスカッと気持ちいいよね…私はここ聴くたび鳥肌が立ちます
なんと言ってもこの2人の歌声の混ざり方が最高
主メロ担当とかハモリ担当とか短いフレーズを交互で歌い繋いだりとか度々役割が入れ替わる曲だけど
本当に2人が支え合ってよく聴き合って両方ともで曲を作り上げてる感じというか。
特に注目しちゃうのがサビ終わりのハモリ
サビ最後のフレーズ、ほぼ下ハモなんだけど最後の2音だけハモリが主メロより上に来るんだよね
ここの交差具合がさぁ…もう最高で。2人の声溶け合ってるよね…
この曲の醍醐味はこの2人のハーモニーを存分に聴かせてくれるとこ
ハモリがもうハモリではないのよね。主ハモというか。
ハモリも主メロとほぼ同等でなきゃダメ…でもハモリ(どっちや笑)
それくらいどちらも重要
でもちゃんと主メロは主メロとして、ハモリはハモリとして。
同等だけどきちんと歌い分ける…という2人の表現がすごいのです!!!!(そう、それが言いたかった)
あとすごく印象的だなぁって思ったのがハモリの音程。
よくあるハモリの音程って3度の音程差…でもこの曲に関しては4度のハモリがよく聴こえてくる…
しかもそれが上ハモで!めちゃくちゃ耳に残るハモリって思わなかった?
こういうことからしてもこの曲の意図…というかテーマにしてることをより感じてしまう…
多分踊らないだろうからホント歌に大集中して楽しみたい曲だよね
渡辺さん…音域…
あまり気付かないとこだけど今回意外と音域広いのよね…
ブリッジの渡辺さんパートにこの曲で1番低い音出てくんだけど
ほぼ2オクターブ!
んで今回の最高音で言うなら2人ともが歌ってるけど……
ハイD!たっか!
ところで…
(ここからうるさい渡辺担が通ります笑)
少しだけ渡辺さんの歌でキュンとしまったとこ書いていいかな
2番のサビ直前(Bメロ終わり)に「思い出した」ってあるんだけど
その「た」の発音ミリコンマ直前に逆ヒーカップみたいな音が聴こえるんよ…!!!!
「た」の冒頭で!!!!ねぇ!!!!
そんなタイミングでそういうの入れてくるの!?!?
2023年8月の少プレで「愛のかたまり」歌った時もそういうのやったけど!!!!
こういうのやられるとホント参っちゃうのよ…そこばっか聴いちゃうんで…
私の愛してやまない渡辺さんの繊細なワザの1つなんですよね…
あとさ、この曲で「あ」を沢山発音してる渡辺さん
色んな「あ」を歌ってるんだけど…
ほれ、皆んなも好きでしょ、あのファンタナに出てくるあの「あ」!
(「とびきりの“あ”いをひびーかせてー」っすよ)
あのテイストの「あ」、この曲度々出てこない?
あの独特な「あ」!私的にはなんか弦楽器で弾いたような音に聴こえるんだけど、アレ大好きなんですよね
もちろん、旋律によって表情の違う「あ」も歌ってるけど…ってかその使い分けにもキュンとするのですが。
ラスサビ
最後にもう一回2人の事に戻るけど
ラスサビ直前に1回しか登場しないブリッジ部分
その最後ってロングトーンでハモリでずっと同じコード上で4小節かけてギュイーーーンとめちゃくちゃ緊張感を作り上げてくんだけど
その後にくるラスサビよっ!!!!
今までのサビ前もエネルギーと緊張感って話したけど、このラスサビに向けてはこれに4倍の時間をかけてて
いざラスサビ始まったら更に「ブレイク」!!!!(伴奏が無音になる拍があること、そしてその分弾いてる部分のビートの圧がぶっとくなる)
コレって音楽的にとんでもないパワーが発するとこで
このとんでもないパワーを1人で受けて立つ康二くん!!!!カッコいいよねぇ
で、そこに違う旋律で加勢して康二くんと共にそのパワーに立ち向かう渡辺さん!!!!
ここの2人がアツいのよ…!
なんともこの曲のテーマに沿ってるというかさ
そして最後は主メロ渡辺さん、ハモリ康二くん…で美しいハーモニーを響かせて終わり…と。
なんか歌割りも良いよなぁ、渡辺さんと康二くんの2人の雰囲気とか思い浮かべると。
あ、ところでこの曲作った人、Nobuhiro Taharaさんなんだよね
360mもガラライキュもTwoも作った人
いや、渡辺さんユニット曲全部Nobuhiro Taharaさんの曲やん!
ウィルゴーもだよ?(まだ他にもあるよね)
意識して選んでるのかどうかは知らないけど、もうここまできたらホント渡辺さんにとって運命の作曲家だよな…細胞が反応してんだよきっと
すごぉぉ!