ドヴォルザーク問題

こんばんは、レンタロウです。

皆さん、ドヴォルザークはご存じでしょうか?中学校や高校の音楽の授業で、その名前を知った方が多いかと思われます。交響曲の『新世界より』を手掛けた偉大な作曲家ですね。

「今更、有名な作曲家の名前なんか上げてどうした?」と思われるかもしれません。
実は今回、このドヴォルザークという名前に対してある問題提起を行いたいのです。

その問題とは何か?

【『ドヴォルザーク』という響き、初見で作曲家と思う人いない問題】

です。
だって、思いませんか?

『ドヴォルザーク』ってかっこよすぎるなって。

作曲家という職業に収まる語感ではないんですよ。
それでも、あなたの中で「ドヴォルザーク=作曲家」という図式が固まっているのは、中高生の頃の音楽の授業でそう覚えるように刷り込まれたからに過ぎないのです。
では、あなたの記憶から作曲家としての『ドヴォルザーク』の存在を消して、その状態で改めてその名前を認識したら、どうなるでしょうか?
作曲家とは違う、全く別の存在としてあなたの中に刻まれるはずです。

それは、なにか————

『”魔竜” ドヴォルザーク』

そう、中高生のころの刷り込みを消去し、白紙の状態で『ドヴォルザーク』を受け入れたあなたは、その言葉の中に”魔竜”を見出すはずなのです。

鋭い爪と牙を持ち、巨大な翼で羽ばたくだけで嵐を巻き起こし、口から暗黒のブレスを吐き、村一つ程度なら容易く蹂躙する”魔竜”ドヴォルザークの姿があなたの脳裏に焼き付き離れないことでしょう。

しっくりこなかった方のために、もう一つ提案しましょう。

『”闇の帝国の腹心” ドヴォルザーク』

です。各地に跋扈する魑魅魍魎共をまとめあげ帝国軍として組織し、世界を脅かす闇の帝国。その支配者である皇帝を支える”闇の帝国の腹心”、それがドヴォルザークです。

こういう腹心系キャラって、皇帝に対する忠義を貫くか裏切るかでキャラとしての在り方が異なってくると思うのですが、ドヴォルザークは「皇帝に対して信仰心一辺だけではない描写を散りばめ裏切りをミスリードしつつ、結局最後まで裏切らない」キャラですよね。

”魔竜”もしくは”帝国の腹心”、またはそれ以外の存在を思い浮かべるにせよ、『ドヴォルザーク』という言葉に初めて出会ったあなたが”作曲家”を想起することはないと思います。

いや、でも”作曲家”ドヴォルザークもやっぱりかっこいいなあ…”作曲家”もしっくりくる気がしてきた…う~ん…


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