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【工具DIY】ルータ用平面出しジグの製作
今製作中のギターのボディ材にトップ材を貼り付ける前に平面出しを行う必要があったので今回使ったジグを紹介します。
大きな自動かんながあれば話は早いのですが、そんなものは持ち合わせていないので手元にある物で何とかします。
以前「安ギター魔改造GP」向けに製作してた改造ギターの時にも似た方法で平面出しを行っていたんですが今回はもっと簡単に。
前回の加工で使用していたアルミフレームを別の用途に使ってしまったので同じこと出来なくなっちゃったんですよね、実は。まぁ仕方ない。
この加工、要は面出しビットを付けたルータを平面上で送り、加工物の平面を出す方法。なのでルータを基準面に対して同じ高さで保持出来るジグを作れば比較的簡単に出来ちゃいます。
まずは作業机(兼自作テーブルソー)に加工物を固定します。手っ取り早く四方に深ザグリ穴を開け木ネジで机と共締めしちゃう。
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そしてアルミフレームで枠を組んでちょうどいい高さになる様にします。
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なんてことは無い、40x80と□30のフレームを組み合わせてルータをこの上で滑らせて加工出来る様にしただけです。加工物厚みが37mm程なので、
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机の上に置くとこうなる訳です。向かって左右方向は机上のフレームをズラして、前後はフレーム上のルータをズラせば自在に好きなところ削れちゃう。
基本手前から奥へとルータをスライドさせながら加工物を削り、奥で停止。浮かせながら手前に持ってきてフレームをビットの1/3程オーバーラップさせてズラし、またルータで加工する繰り返しで全面を加工します。
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使うビットはこんなの。見ての通りかなりの直径です。今回加工対象がアッシュだったので、100Vそのままで加工すると木が焼けちゃって大変。周速が早過ぎるんですね。そこで以前作ったスピードコントローラを使ってルータの回転数を落とし、焼けを入りにくくします。
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コレで1回目よりはだいぶマシ。接着するので隠れちゃいますが、綺麗な面は気持ちいいですもんね。
この方法に似た方法で電動かんなを一定高さに保持する手段もあるそうです。そちらもいつか作ってみたいですね。