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【工具DIY】ドラムサンダの製作

娘にねだられアコギを作ることとなったものの、アコギに使う木材って専門店から購入すると揃えるだけでアコギ買える程の金額なんです。

そんな事にお金掛けるならいっそ、自分で製材してやろうと思い付きます。アコギのトップ材やサイド、バック材は2.4~2.6mm程度の板厚らしい。それを世間の方々がどうして作るかと言うと、

こういう道具、ドラムサンダを使って平面と厚みを出しているらしい。だけどこの値段、クルマ買えますやん。

赤貧DIYerに残された道、それはもう自作しかありません。面白そうだし。

ドラムサンダって要は回転する紙ヤスリ貼った円筒と、円筒と平行に動き空隙を調整出来る受けがあれば機能するらしい。YouTubeの海外DIYer達が色んなの作ってますね。

※本来の使い方から逸脱しているので真似するなら自己責任でお願いします。怪我しても一切の責任は負いません。

構造が解れば作るだけ。まずは円筒を作ります。

工房に転がってたφ10丸棒(多分SUJ2)で端材から切り出したφ80の円盤を串刺しにします。間には木工用ボンドを貼って貼り合わせるわけですね。

ハタガネでクランプしたら次に動力源の固定を作ります。電気ドリル、本体側に固定用としか思えない円筒が形成されているので、ココを割りを入れたブラケットで挟んで固定する構造へ。

こんな適当ですがちゃんと固定出来そうです。
そんな間に円筒の接着が出来たので、円筒を固定するベースを作ります。t25のベニヤ板でベース板とピローブロック台、昇降ベースを作っちゃう。昇降ベースはベース板と丁番で固定し、円筒との距離を調整できるようにします。

駆動軸も取り付いたので、昇降ベース調整機構を作ります。ベース底面にネジ送りでスライドする当たりを付けて、円筒と昇降ベースとの空隙をネジで調整出来るようにします。

ここ迄出来たら次は円筒の整形です。昇降ベースと円筒の間に紙ヤスリを貼った端材を挟み、左右全て同じ空隙になる様円筒を削ります。出来た円筒へは両面テープを貼り付けて、ドラムの出来上がり。

あとは吸塵用シュートを端材で作ればドラムサンダの完成です。

工房の端材と道具で作ったので買ったのはピローブロックだけ。材料費600円ちょいでドラムサンダ出来ちゃった。

こんな適当な道具ですがちゃんと薄板成形出来るようになったので、ギター材全てを自身で製材出来、財布に優しい環境が整ってきました。

何よりこんな変わった素材、専門店でも買えません!自分の好きに出来るのが一番ですね。

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