【楽器製作】○○casterの製作⑬(サイドマーカ入れとピックガードの製作)
今日は家の用事もあってまとまった時間が取れません。こんなときはサッと出来る作業をひと区切りづつ進めるのが精神衛生上いい気がします。
まずはネックのサイドマーカ入れから。φ2の樹脂棒を使う為、ネック横へφ2の止まり穴を開けて行きましょう。
今回は指板とネックシャフトの境界へマーカを入れてみる事に。コレ自分のメイン機のK.Nyuiがそうなので真似してみたくなったんです。でも作業を始めて気付きます。この作業は指板R付ける前にするべきです。
というのも指板Rのせいでネックの垂直が取れません。後悔先に立たず、結局適当に目見当で穴を開ける事になっちゃった。次に作る時は気をつけることにします。
さて、穴さえ開ければマーカを入れる作業は実は簡単。マーカと食い切り、瞬間接着剤と硬化促進スプレーを準備して、穴に接着剤を流し入れマーカを軽く打ち付けて行きます。その後スプレーを吹いて固めちゃう。
あとは食い切りで適当に切り落とし、ノミでさらえた後にペーパーを掛ければ出来上がり。
今回多少の位置ズレは愛嬌ってことで諦めます。この位置だと僅かなズレでもバレちゃうんですね、しくじりました。ここで用事の為作業は一旦打ち切り。
さて、夕方からはピックガードを作ります。いつもの様に工房に転がる端材の中から適当なのを見繕ってきました。
これなら一枚板で取れそうですね。製材して欲しい厚みに切り出しましょう。
ところが7mm程に切り出そうとしたらこの材滅茶苦茶に硬くて、また変な木目に刃が流された結果、見ての通りバンドソーの刃が湾曲しちゃってます。製材失敗ですね。
仕方ないので自動カンナとドラムサンダを使って出っ張り分を落とします。栃なのですぐ逆目が抉れて綺麗に仕上がらないのが悩みどころ。それでもどうにかこうにか、最終的に5mm厚の板を取ることが出来ました。
一見地味なこの板ですが、サッと水拭きすると表情が一変します。
栃らしいギラギラな杢目、コレは仕上げで化けますね。ピックガードを置いてみてイイ感じに杢目が映える所を材取りします。
ここからは糸鋸盤で外形を切り出します。ミシンの様に材を軽く押さえつつ送り込む要領ですね。
ココでテンプレにしようと思ってたピックガード、厚みが足りずに倣いビットのベアリングが掛からない事が発覚します。仕方なくMDF板からテンプレを切り出すことに。両面テープで見本のピックガードとMDF板を貼り付け、あの手この手で外形を揃えます。
MDFなので手ヤスリとスピンドルサンダを使えば割と早くテンプレが出来ます。
出来あがったテンプレと素材を再び両面テープで貼り付けていよいよトリマ仕上げ。
この後、ピックガード取り付け穴をφ3で開け、皿もみを加えたあとに周囲をC面取りしたらピックガードの出来上がり。
ここ迄終えたらひと区切り。どうにか出来た時間の中で進めることが出来ました。
だんだんと要素が揃ってきましたね。
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