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手数料は30%は高いがスペースマーケットを使うべき?インスタベース、カシカシ、スペイシーとの予約・売上実績比較

こんにちは。レンタルスペースを運営しているヒロセなです。

スペースマーケットは、レンタルスペースプラットフォーム業界最大手のひとつ。ほとんどのレンスペ運用者が利用しており、今や欠かせない集客ツールです。

しかし、毎月高額な手数料が売上から差し引かれてしまうのを見ると、もうちょっとどうにかならないものか…と考えてしまいます。

今回は、プラットフォームの集客力と手数料について、4つのプラットフォームを並行利用している僕なりの考えを書いてみようと思います。

僕とスペース運営について
本業はエンジニア。普段は、Web開発やSaaS系のtoB事業を展開しています。エンジニアはやりがいがありますが、まとまった作業時間が必要で、突発的なトラブル対応が求められる仕事でもあります。息子と娘が生まれたことを機に家族との時間を大切にしたいという思いが強くなりました。そのため、副業としてレンタルスペース運営を始め、家族の時間を増やしながら収入の安定を図っています。

現在運営しているレンタルスペースは全部で3店舗。東京都心部と埼玉中心部にあります。2023年から副業としてレンタルスペース運営をしており、初年度に年間約750万円の副収入を達成しました。

レンタルスペース経営者同士でつながるコミュニティ「レンスペ民の集い」の運営も行っています。

スペースマーケットの手数料は高い!

スペースマーケットに限らず、プラットフォームから予約が入ると売上から販売手数料が差し引かれます。その手数料はどのプラットフォームを使っても基本的には超高い!特に業界ツートップのスペースマーケットとインスタベースは手数料が30%以上です。

▼ 販売手数料
・スペースマーケット:30%
・インスタベース:35%
・カシカシ:25%
・スペイシー:10%
※2024年11月時点

レンスペ運営者は、手数料を差し引かれることを考慮した上で、常に売上計画を考える必要があります。


いくら手数料が高くともプラットフォームがないと集客ができないのが現実

プラットフォームを使わず個人で集客するのはかなりハードルが高いです。プラットフォームを使わずにスペースを運営する場合は、自分で予約サイトを作成し、広告費をかけて集客する必要があり、技術や知識、経験がないと中々できません。外注することも可能ですが初期コストを数百万円単位で支払う覚悟が必要です。

その点、プラットフォームを利用すれば、専門知識がなくてもすぐに予約ページを作ることができ、自分で集客をする必要もありません。完全成果報酬型の料金体系なので、初期コストも0円。時間もお金もかけることなくスタートできます。

僕もレンタルスペース運営を始めてから1年半ほど経ちますが、未だに売上のほとんどがプラットフォーム経由です。


僕が利用しているプラットフォームは4つ

スペースマーケットをはじめ、さまざまなプラットフォームがありますが、僕は特に有名な4つを全て活用しています。使っているプラットフォームとその特徴の紹介です。

■ スペースマーケット(SPACEMARKET)
・手数料30%
・業界トップクラスの集客力と幅広いユーザー層を抱えているのが魅力
・特にパーティー系の集客に強い傾向

■ インスタベース(Instabase)
・手数料35%
・掲載スペース数No1の日本最大のプラットフォーム(2024年現在)
・SEOに強いため新規ユーザーの集客が得意

■ カシカシ
・手数料25%
・SEOに弱いので集客力はイマイチ
・プラットフォームが広告宣伝をしている期間は予約が入るので登録しておいて損はない

■ スペイシー(SPACEE)
・手数料10%
・スペマやインスタベースのほどの集客力はないが手数料が低いので利益が出やすい
・会議室系の集客に強いのでワーキングスペースなどを運用している場合におすすめ


【実績公開】僕のスペースの1ヶ月のリアルな売上(プラットフォーム内訳と手数料)

僕が現在運営している都内のパーティースペースの1ヶ月分の売上を公開します。プラットフォームごとの売上や予約件数から、利益や集客力のイメージをつける参考にしていただければと思います。

▼1ヶ月分の売上と予約件数
売上(手数料):
 スペースマーケット:143,742円(43,121円)
 インスタベース:124,234円(43,482円)
 カシカシ:23,980円(5,995円)
 スペイシー:9,375円(2,813円)

予約件数:
 スペースマーケット:8件
 インスタベース:9件
 カシカシ:2件
 スペイシー:1件

僕が運営するレンスペコミュニティーの中でもスペースマーケットとインスタベースを使っていないオーナーは見たことがありません!手数料が高いところは、集客力も高い傾向。プラットフォームごとの内訳からも明らかなように、この2つがないと売上がほぼ立たないことが分かります。集客の要となる重要なプラットフォームなのでレンタルスペースをこれから始める方は、まずここに掲載することからスタートしましょう。


とは言え、ゆくゆくは自分で予約サイトを作りたい

自分で予約サイトを持つ最大のメリットは、手数料が不要になることによる利益率アップ。その他にもスペースの魅力を最大限に伝えるページが作れたり、クーポンや割引など販促の自由度が高まります。

一方デメリットは、自分で集客しなければならないこと。既に固定客がいれば安心ですが、そうでない場合は、戦略的に広告を使い利用者を獲得していく必要があります。

もし僕が自分で予約サイトを作ったとしても、常時予約がびっしりと埋まる状態でなければ、プラットフォームの掲載を続けます。手数料が高くついたとしても空室がない状態の方が得だからです。

僕の本業はエンジニアなので、将来的には自分で予約サイトを作ることも検討しています。ただ予約サイトは開発して終わりではなく、その後のメンテナンスのコストもかかってきます。開発の経験や知識があまりない方は、upnowなどの手数料が安い予約サイトを使っているイメージです。

レンタルスペース運用については、オンラインコミュニティで相談するのがおすすめ

レンタルスペースのプラットフォームのもっと詳しい情報が欲しい方は、情報交換できるコミュニティに参加してみましょう。

一人で悩んだり、ネットの情報だけで考えたりせず、他のレンタルスペース経営者の意見を取り入れている人は、次々に成功しています。スペース運営をしている人に出会う機会がない…という方は、僕が運営しているコミュニティ「レンスペ民の集い」へ参加してみてください。

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ここには、レンタルスペースの経営者だけでなく、これからスペース運営を始めたい人もたくさん参加しています。もちろん誰でも無料で参加できますし、課金などは一切発生しません。プラットフォーム探しはもちろん、レンタルスペースに関するさまざまな情報収集の場として活用いただけます!

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