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プログラミングやアフィブログより断然レンタルスペース。僕の副業遍歴とリアルビジネスを選んだ理由

こんにちは。レンタルスペースを運営しているヒロセなです。

僕が本業と並行してレンスペ副業をスタートして約1年半が経ちました。今では、5店舗をオープンさせ、全てのスペースで黒字化を達成しています。

在宅でできる副業といえば、プログラミングやアフィリエイトなどオンラインのものが中心のため、オフラインビジネスであるレンタルスペースを本業と並行して継続できるのか不安に感じる方も多いようです。

今日は、どうすれば本業と並行してレンタルスペースを続けることができるのか、この1年半がっつりレンスペ運営をしてきた僕の経験を踏まえてお話しします。

僕とスペース運営について
本業はエンジニア。普段は、Web開発やSaaS系のtoB事業を展開しています。エンジニアはやりがいがありますが、まとまった作業時間が必要で、突発的なトラブル対応が求められる仕事でもあります。息子と娘が生まれたことを機に家族との時間を大切にしたいという思いが強くなりました。そのため、副業としてレンタルスペース運営を始め、家族の時間を増やしながら収入の安定を図っています。

現在運営しているレンタルスペースは全部で5店舗。東京都心部と埼玉中心部にあります。2023年から副業としてレンタルスペース運営をしており、初年度に年間約750万円の副収入を達成しました。

レンタルスペース経営者同士でつながるコミュニティ「レンスペ民の集い」の運営も行っています。

正直、収入安定のために副業は必須

副業は、収入源を増やしたり、リスク分散する手段として注目されています。

僕が副業に本腰を入れたきっかけも、子供が生まれて今まで以上に収入を安定させる必要があったから。

レンタルスペースを始める前は、本業のスキルを活かして自宅でできるプログラミングの受託やアフィリエイトなどの副業をしてきました。そんな僕ですが、今ではレンタルスペース副業が最も熱い…!

僕が過去に経験した副業と比較しながら、レンタルスペースのどんなところが魅力なのかをお話しします。

僕の副業遍歴

今まで僕がやってきた副業はこちら。
本業のスキルを活かした仕事ばかりでした。

■ プログラミング受託・Web制作

- メリット
1案件あたりの単価が高いのでしっかりと稼げる。

- デメリット
予期せぬエラーが起きると緊急対応が必要。夜中や週末に家族と出かけたときなど、いつどこにいても気が抜けない。また実働が必須のため、本業やプライベートが忙しいと受けることができない。単発案件のため収入が不安定。

■ 企業の技術顧問

- メリット
報酬が高いので効率よく稼ぐことができる。

- デメリット
クライアントの都合によって一方的に契約を打ち切られてしまうことがある。休日や終業後などのプライベート時間を削られてしまうことが多く、休まらない。

■ アフィリエイト・ブログ運営

- メリット
収益化できるようになれば、実働がなくてもお金を生み出してくれる。低コストで始めることができ、本業やプライベートを優先しながら自分のペースで運営できる。

- デメリット
頻繁に更新し続ける必要があるので手間がかかり、稼げるようになるまで時間がかかる。参入障壁が低いので、成果が不安定になりやすい。

さまざまな副業をやったうえで、僕が求めている副業は「プライベートの時間はしっかり確保でき、収入が安定している副業」だと気がつきました。
理想の副業を探すうちに、レンタルスペースに可能性を感じるようになります。

やってわかった!レンタルスペース副業の魅力

冒頭でも少し触れましたが、僕がレンタルスペース副業に本腰を入れるきっかけは、家族が増えた分も安定して収入を増やしたいと思うようになったから。

これは実際にやってみて気づいたことですが、レンタルスペース副業には、僕が今まで経験したオンライン副業では感じられなかった魅力がたくさんあります。

空間づくりが楽しい!

まず部屋づくりに魅力を感じる人は多く、家族や友人など周囲の人にも楽しみながら協力してもらえるのは、嬉しいポイント。実際に内装の手伝いを依頼した友人は、それをきっかけにインテリアやDIYに興味を持ち、本格的に内装関連の勉強を始めたようです。

お客さんから感謝される

また一生懸命作った部屋をお客さんが喜んで使ってくれて、感謝のお声をいただいたときや気に入ってリピートして下さったときの充実感もリアルならではだなと感じています。

拘束時間が短い

レンタルスペースは、物件探しや初期の設営にパワーがかかりますが、一度作り上げてしまえば、最低限のメンテナンスのみで何年もお金を生み出してくれます。スペースを貸し出すことで、仕事時間の拘束を減らしつつ収益を得られるのも、場所ビジネスの良いところです。
(オンラインの副業と違って、物件契約や内装設備に初期コストがかかります)

他の不動産ビジネスよりも撤退しやすい

レンタルスペースは、許可を得て賃貸物件を又貸しするオーナーがほとんど。他の不動産投資と比べるとやめたい時にすぐ撤退できます。最悪上手くいかなければその場でやめてしまえば良いので、不本意に損失を垂れ流すことはありません。成功したときのリターンの大きさを考えると十分に挑む価値があり、僕的にはむしろリスクが低いビジネスだと感じています。

新しく事業を始めるにあたって、ノーリスクというのは基本的にあり得ません。僕はいつも新規事業をスタートするとき、最悪うまくいかなかったらどうか?を想定して、その損失を飲み込める場合のみトライすることにしています。

レンタルスペース運営でリスクを減らすためには、契約前の初期費用計算が重要。初期費用の回収難易度をチェックする方法についてはこちらです。

レンタルスペース運営の大まかな流れ

(1) 物件選び & コンセプト決定

レンタルスペースでは「賃貸物件を借りて運営する」のが一般的。(持ち家がある場合は、自宅の一部を使う場合もあります)
まず、物件を探すにあたって難しいのは、大家さんから又貸しOKの許可が降りている賃貸を見つけること。一般的な不動産屋では見つかりにくいので、民泊やレンタルスペース可能な物件を専門で扱っている不動産業者に協力してもらうのがおすすめです。
 
レンタルスペース可能な物件が見つかったら、契約をする前に「そもそもレンタルスペースの需要があるエリアか」「何用途のスペースを開業すべきか」の2点を調べます。

スペースマーケットなどのプラットフォームを使って検索したときに、競合が多いエリアであれば需要あり。その街にある建物(大学、オフィス、住宅、商業施設など)や、どんなレンタルスペース(パーティ、撮影、仕事など)が人気なのかを知り、スペースのコンセプトを決めましょう。あとは、コンセプトに合わせて内装を整えたり家具を購入します。

物件探しのポイントは、こちらの記事で詳しくまとめています。

また、レンタルスペース許可物件の見つけ方はこちらです。

(2) プラットフォーム掲載による集客

レンタルスペースとして人に貸し出せる準備ができたら、スペースマーケットやインスタベースなどの予約サイトに自分のスペースを掲載して集客をします。

ほとんどのオーナーは、予約サイトを使って集客をしていますが、中には、instagramやLINEなどのSNSも並行して活用し、新規顧客やリピーター獲得を狙うオーナーも。いろんな方法を試行錯誤し、自分の勝ちパターンを見つけていきましょう。

(3) 運営・管理

レンタルスペースの運用・管理には、主に顧客対応、予約管理、清掃があり、それぞれ自分でやるか、利用者にやってもらうか、人を雇うかの3択です。

一般的に顧客対応と予約管理はツールを使いながら自分でやり、清掃のうち利用後の掃除は利用者、ゴミ回収はオーナーでやることが多いです。

レンタルスペースの清掃は、セルフクリーニングが基本。利用者に清掃をしてもらえるよう、マニュアルを作ったり、清掃しやすい環境づくりがとても重要です。(ここかなり僕の得意領域です)

合わせて備品の補充、床や水回りの掃除、ゴミ回収などの定期的なメンテナンスも必須。オーナー自身でやればコストを抑えることもできますし、難しければ清掃スタッフを雇うなど、スペースを清潔に安心して使えるようキープする仕組みを整えましょう。

6.実際にやってみて感じたメリット・デメリット

メリット

やはり最大のメリットは、安定した利益が立つこと。
仕組みさえ整えてしまえば、僕自身が働いていない時間にも売上が立つので、ほぼ不労所得と言っても過言ではありません。自分の時間を割かなくても収入が入るのは、僕が経験したあらゆる副業と比べて最も魅力的な部分です。

あとは、僕の本業であるエンジニア視点でプラットフォームSEOなどを改善しやすいところも相性が良かったです。実際、競合が利益重視で運用を疎かにしがちなので、やることをちゃんとやれば、プラットフォームで上位を狙いやすいなと感じました。

デメリット

運営が完全には手離れしないところです。
自身のスペースを差別化するために工夫を凝らした結果、運営が複雑になり細かい抜け漏れがでてしまうことも。

例えば、6人以上の予約で追加料金を請求する設定にしたため、予約時の人数のチェックを忘れないように気をつけたり、監視カメラOFFオプション付きの予約が入ったときだけ、手動でオンオフの切り替え作業が必要になるので、そのタイミングを忘れないためのカレンダー設定が必要になったりします。

また、予期せぬトラブルが起きたときは、急遽スペースに行かざるを得ないため、回数自体は少ないものの案外気が休まりません。

僕のレンタルスペース成功例

僕が運営するスペースのうち、最も成功した例をご紹介します。
実際の運営イメージをつけるための参考にしてください。

物件獲得→事業譲渡で低コストに!

元々レンタルスペースだった物件をそのまま事業譲渡してもらう形で運用を開始。既にスペース運用ができる状態の物件をそのまま譲り受けたので、物件の契約や内装にかかる初期費用を抑えることができました。譲渡後すぐに営業を始めることができたので、一般的に初期費用回収まで数年ほどかかるところ、半年で回収しました。

集客→周辺スペースを分析し差別化に成功!

大型プラットフォームで周辺のレンタルスペースを見ると、パーティーとコワーキングがたくさんあり、需要のあるエリアだということが分かりました。人気エリアで成功するためには周辺のスペースと差別化が必要。最初の一年は、20種類以上のボードゲームを設置したり、学生限定割引をするなど工夫をし続けました。
今では定期的な予約が入るので安定した運用ができています。
これはあくまでも僕の例で、成功させるための方法は、立地やスペースの利用目的によって異なります。

集客→季節やイベントのニーズに内装を合わせる!

ハロウィンやクリスマスなど、イベントに合わせた内装に変えることで集客ページの訴求力を高めることができます。他にもパーティースペースとして運営している場合は、誕生日用のデコレーションを無料貸出するなど工夫することでより選ばれやすくなります。

レンタルスペース副業はアリ

結論、エンジニア目線でレンタルスペース副業は「やってみる価値は十二分」!

プログラミング受託やアフィリエイトなどの副業と違い、最初に一定の労力・費用を投資することで、後はほとんど働くことなく長期に渡って利益を得ることができます。また普段はオンラインの仕事をしているだけに、リアルならではの充実感を得ることができるのも嬉しいポイント。専門スキルがいるわけではないので、本業の職種問わず誰でも始めることができます。

レンタルスペース運営において僕の必勝法は、ニーズあるエリアで家賃を抑え、『あとは運営をやりこむだけ戦略』。これからレンタルスペースを始めようとしている人は、なるべく初期費用を抑えスモールスタートできる物件で始め、毎月黒字化を達成することで長期的に利益を積み上げていきましょう。

僕の必勝法はこちらの記事でも詳しく紹介しています。


どんなレンスペ運営が理想かは人それぞれ。現役経験者との情報交換で成功率アップを狙え!

同じレンタルスペース運営者同士でトラブルや対応方法を共有するコミュニティがあると良いなと考え、LINEのオープンチャットを作りました。(2025年1月時点で100人の参加者がいます)

レンタルスペース副業についての率直な疑問を解決するなら、コミュニティーでの情報収集が断然おすすめ。スペース運営をしている人に出会う機会がない…という方は、僕が運営しているコミュニティ「レンスペ民の集い」へ参加してみてください。

レンタルスペース情報交換LINEコミュニティー
「レンスペ民の集い」

実際にチャット内では、このような質問が飛び交っており、初心者の方でもすぐに馴染んでいます。

「レンタルスペースって今でも需要あるんですが?」
「レンスペを始めるにあたり、どのような調査や準備をしましたか?」
「名古屋でレンタルスペースをしたいのですが実際にやってる方はいますか?」
「予約は概ねどのくらい先まではいりますか?1〜2ヶ月先?それとも1〜2週間以内が多いでしょうか?自分はまだちゃんとはじめられてないのですが。。」

レンタルスペースの経営者だけでなく、これからスペース運営を始めたい人もたくさん参加しています。もちろん誰でも無料で参加できますし、課金は一切発生しません。

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