なぜ巨乳はフェミニストに嫌われるのか?
巨乳女性がフェミニストに嫌悪されている。
「巨乳女性ではなく、巨乳に描かれたオタク絵を批判しているだけだ!」
と憤るフェミニストもいるが「巨乳は公共ポスターに相応しくない」論があり、明らかに巨乳そのものに対する嫌悪が見受けられる。
なぜ、巨乳はここまでフェミニストに嫌悪されるのか? それについて仮説を述べたい。
性犯罪を助長するから?
巨乳は有害だ。なぜなら女を「性的なもの」と認知する男を量産するから。そう主張する者がいる。
要するに、男は女を一人の人間としてではなく、性の吐け口と認識するようになり、やがて性犯罪を起こすというのだ。
しかしこれはAV産業が盛んな日本の性犯罪率が他国より低いので説得力に欠ける。また、イスラム系の国で、女性の体のラインがわからなくなるような服装を課してる地域の方が残忍なレイプ事件が起こる。
だとすると、巨乳を日常的に見ると男は性犯罪者になるいう説は疑わしい。
ではなぜフェミニストは嘘の因縁をつけるほどに、巨乳女性を視界から消したがるのか?
キモい男が喜ぶのが許せないから?
フェミニストが巨乳女性を嫌悪するのは、巨乳が醜い男の願望を体現したものだからという説がある。
オタクの好きなアニメやゲームには、巨乳の女キャラクターが多数存在する。
そしてフェミニストは、オタクが女を自由自在にデフォルメして喜んでいるのが気に食わない。
現実世界では、オタクは下位のオスである。女を好き勝手に操れる身分ではない。なのに表現物の中で上位存在である女の姿を弄ぶ。
権力者が、民衆に風刺画で滑稽に描かれるのが許せないのと同じメカニズムで激怒するというわけだ。
だが、ここでも疑問が浮かぶ。
巨乳というのは、女を滑稽にしたり、貶めたりするような要素なのだろうか?
どちらかといえば、魅力増大、美の象徴、男を虜にし、同性に羨ましがられ、豊胸手術は一大産業だ。
巨乳はオタクだけを惹きつける要素ではなく、広く一般にウケる体型なのだ。
だとすると、フェミニストが巨乳を嫌悪する理由は、オタクを喜ばすからではない。オタク以外も巨乳好きが沢山いる。
つまり巨乳は、男を性犯罪者に駆り立てるわけでもなく、また、キモい男達だけを喜ばす体型でもない。
巨乳グラビアアイドルの水着ポスターも、巨乳アニメキャラのポスターも、女性の平和な生活を悪化させないし、また、オタク以外の男達も喜んで見ているようだ。
ではなぜ、フェミニストは巨乳を嫌悪するのか?
巨乳嫌いはフェミニストだけではない
ここで視点を少し変えたい。
実は、フェミニストは荒唐無稽な理論で巨乳を否定するからこそ目立つだけで、普通に巨乳に拒否感を抱く人々(特に女性)が一定数いる。
しかし、巨乳嫌いな一般人は、巨乳が嫌いな理屈を長々と述べない。というか述べられない。
彼女らは、それが生理的嫌悪であり、故に純粋な差別的感情だと自覚があるからだ。
巨乳嫌いな女性は一定数いる。だがそれが差別的感情だと知っているので心の中にしまっているだけだ。一方フェミニストは社会性に乏しいので、差別を正当化する屁理屈を臆面もなく主張するから悪目立ちする。
ただ両者に共通するのは、巨乳に対する生理的嫌悪感を抱いている点である。
ではなぜ、巨乳は一定数の女性達に生理的嫌悪感を抱かせるのか?
巨乳は不自然な体型である
ずばり結論を言うと、巨乳が不自然な体型であるからだ。
人類は何十万年もの間、狩猟採集民だった。食餌は、野生動物の肉、豆、芋、フルーツ、ナッツ、虫、などである。
詳しいメニューを知りたい方は、パレオダイエットで検索すれば、石器時代の食餌について勉強できる。
パレオダイエットで、本当の石器時代の食餌を再現できるかはかなり難しい問題だが、少なくとも米や小麦、脂肪の多い家畜肉、砂糖、乳製品が古代にはなかったことを知れる。
現代人は穀物、砂糖、油など、高カロリーなものを日常的に食べる。また家畜には成長ホルモン剤が使用されるので、間接的に人間もそれを摂取している。
実際影響は大きく、人々の身長は高くなり、女性については初潮年齢が早まった。
そして、巨乳が出現したのだ。
アマゾンの奥地、アフリカのサバンナなど、文明と殆ど接していない狩猟採集民の姿をテレビなどで見たことがないだろうか? グラビアアイドルのような巨乳はいなかったはずだ。
人類が定住し農耕と畜産を大規模に始めたのはせいぜい6000年前だ。
それまで巨乳はいなかったのである。
だから、本能的に不自然な巨乳に、一定数の女性達は生理的嫌悪感を抱いてしまうのだ。
ここで疑問が浮かぶ。
なぜ不自然な体型である巨乳に、多くの男達は惹きつけられるのか?
もし巨乳が奇形ならば、男達も同様に嫌悪するはずではないか?
超正常刺激
男達が、奇形であるはずの巨乳に惹きつけられる理由は、超正常刺激に対する反応として片付けられる。
例えば、ある蝶のオスは、黄色い羽のメスを追いかける習性がある。だがオスは、ヒラヒラする人工物さえ追いかけてしまう。さらに、本物のメスより、絶対に存在しない大きさで、あり得ないほどバタつかせた黄色い人工物の方に惹き寄せられる。
これを超正常刺激に対する反応という。
同じように、人間のオスは、本来存在しないレベルの巨乳に惹き寄せられてしまう。
このバグのせいで、男で巨乳嫌いになるのは少数なのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?