格安ホームページ作成のデメリット
弊社は格安ホームページ作成サービス「レンタルホームページ」を展開していますが、このページでは格安にホームページを作成した場合、格安料金を謳う制作業者にホームページを作成する場合のデメリットを中心に記載しています。
格安ホームページ作成の料金
まず初めに、格安ホームページ作成と普通のホームページ作成の料金の違いを確認しておきます。
大体ではありますが、価格帯は以下のようになります。
・通常のホームページ作成 20万〜50万円
・格安ホームページ作成 3万〜15万円
格安ホームページ作成のデメリット
それではまず、格安ホームページ作成のデメリットを見ていきたいと思います。
■デザインのグレードが低い
格安ホームページ作成のデメリットはなんと言ってもデザインのグレードが低いということです。
製作コストを下げる為には、既に用意しているテンプレート(ひな形)から作成することになります。
既にあるものに当てはめるだけになりますので、それ以上のものにはなりません。
「おっ、これはかっこいいホームページ」
と思わせるものにはなりにくいです。
あくまで簡易的な制作であるとうことです。
ここで誤解されやすい点なのですが、デザインのグレードが低いとは【シンプル】とは全く異なる意味になります。
シンプルは、あくまでホームページの対象のイメージに合うようにオリジナルにデザインされた高度な制作になります。
一見白い背景に文字が映っているだけに見えても1つ1つあえてそうするように高度にデザインされている場合もあります。
デザインのグレードが低い=シンプル
ではないということをご留意頂ければと思います。
■画像の作成ができない
画像とは、単なる文字記号ではない、写真に文字を重ねたり加工したり、イラストを書いたりする部分になります。
ロゴの作成も画像の作成になります。
こういった画像を作成しようと思えば、有料のソフトを使い、そのソフトを使いこなせる専門家が制作作業することになります。
格安ホームページ作成では、この辺りもカットされる場合が多いです。
どうしても画像作成が必要な場合は別途オプション料金が必要になり、結局格安料金ではなくなったということになります。
かっこいいと思わせる部分はこのようなオリジナルの画像作成から生まれてくる点が多いですので、格安ホームページ作成ではかっこいいイメージ画像は期待できません。
既に存在しているイメージに合ったフリー素材(ネット上にある無料で使えるもの)を充当させて終わりという形になります。
■参考サイトをお手本にできない
ホームページ制作において、「このサイトと同じようにいい感じにして!」といった注文の仕方になることも多いと思います。
しかし、格安ホームページ作成ではこのような制作も難しいです。
他のサイトを真似るということは、そのサイトの通りに作り込んで行くことになるからです。
そのようなきめ細かな制作はやはり格安ホームページ作成では出来ません。
あくまで、用意しているものに当てはめるということが中心になります。
気に入ったサイトのようにしたかったが、そうならなかった。
イメージ通りのものにはなりにくい、料金が安い分、細かい注文が出来ないという点も格安ホームページ作成の大きなデメリットといえます。
■ホームページに掲載文章は自分で考える
そもそものホームページ制作の一番最初に上がってくる問題になると思います。
ホームページを作成しようと決めた段階で、何をホームページに掲載するかはっきりとイメージできている場合は少ないと思います。
この辺りを明らかにせずホームページ制作を進めると、中身がスカスカのホームページが出来上がります。
当然中身のスカスカなホームページは検索エンジンからも評価されず、それを人が見てもあなたに問い合わせすることもありません。
実際にお会いして打ち合わせを重ねながらであれば、ホームページに何を載せるかは明らかになっていきますが、格安ホームページ作成ではそこまでフォローする料金がありませんので、カットされることになります。
ですので、格安料金で制作を進めるのであれば、ホームページに掲載する文章はお客様がご自身できちんと用意出来る必要があります。
■電話対応不可
一概には言えませんが、格安ホームページ作成では電話対応してくれない場合が多いと思います。
格安でホームページ制作を受けるところは小規模の会社もしくは個人事業が多く、電話対応出来るだけの余裕がないということになります。
電話に出てくれたとしても、手厚いフォローは期待できません。
それでも価格が安いのであればと、料金とサービス内容のトレードオフになるかと思います。
■後で変更できない
これは会社によってまちまちかと思いますが、最初に作って後で一切変更できないから、その分安くしているという内容のサービスもあると思います。
初期費用無料の月額料金制になっている事業者であれば、逆にアフターフォローを前提としていますので、この辺りはしっかりしていると思います。
「初期費用4万円、月額無料」
のようなサービスだと、後で変更できなかったり、ホームページを閉じたくても連絡がつかないなど、あるかもしれません。
格安ホームページ作成のデメリットではないこと
ここまでは格安ホームページ作成のデメリットを記載してきましたが、ここでは格安ホームページ作成のデメリットと思われそうですが実はそうではないことを記載していきます。
■検索結果ランキングには影響しない
検索結果ランキングとは、例えば「京都市 ラーメン屋」などと検索した時に何位に出るかということです。
いわゆるSEO対策と呼ばれることですが、ここまで格安ホームページ作成はデザイングレードが低いと書いてきましたが、デザイングレードが低かったら検索結果ランキングに不利なのかというと、そうではありません。
格安ホームページ作成でも、検索結果上位表示を狙うことは可能です。
2014年以降の検索エンジンの評価の中心は
「そこに何が書かれているか」
です。
ですので、検索エンジンに評価されたければしっかりと文章を書くしかありません。
そして検索エンジンがどれだけ進化した所であくまで機械なので、デザインの良し悪しは判断できません。
あくまで、ホームページに書かれている文書を読み取って解析して評価します。
逆に言えば、お金をかけてデザインを良くしても、そこに書かれている文章の内容が貧弱であれば、検索エンジンには評価されません。
格安ホームページ作成でも、しっかり文書を書いて、上位表示を狙うことは可能です。
ただし、格安ホームページ作成の場合はホームページ制作業者にその辺のアドバイスやフォローを手厚く求めるのは難しいと思います。
まとめ
格安ホームページ作成はデザイングレードが低いという点を強調してきましたが、ではデザイングレードが低いとどうなるのでしょうか。
それはあなたの顧客となりうる人があなたのホームページを見た時に期待する反応をとってもらいにくいということです。
電話をしたり、問い合わせフォームから問い合わせたり、実際に来店してくれたりといった反響が得られ難くなることです。
制作費用をいくらか安くしても、その後に生じる機会損失を考えるとやはり手は抜けないものです。
しかし、顧客が実際に行動するのはデザイン的な良さだけではないはずです。
膝に痛みを抱えている人であれば、その解消策を文章で書かれていることを読んで反応するはずです。
人が反応するのは文章であることも多いはずです。
あなたが自分に出来ることをホームページにしっかり書けば、格安ホームページ作成でもそこから反響を得ることは十分可能です。
上記は価格とのトレードオフになりますので、この辺りは制作前に十分ご検討されることをお勧めします。
最後に私的見解にはなりますが、以下に格安ホームページ作成がNGな場合を挙げておきたいと思います。
格安ホームページ作成がNGの場合
それは、
「有料広告をする場合」
です。
GoogleアドワーズやYahooプロモーションを使ってホームページに集客する場合などです。
広告コストというものは、ホームページ制作料金よりはるかに高いです。
1クリックで300円500円が吹っ飛ぶ世界です。
1人見て頂いた方に、最高のホームページを見せる必要があります。
デザイン、文章ともに妥協は許されません。
有料広告をする場合は、ホームページは必ず妥協せずしっかり作成されることをお勧めします。
逆に有料広告を使わず、地道に文書を書いて検索結果上位表示を狙い集客する場合や、ホームページはとりあえずあればいい場合などは格安ホームページ作成は大いに活用できます。
そのような制作をお考えの場合は是非弊社レンタルホームページも参考と検討の一つに加えて頂ければお役に立てると思います。