20年。
今バンギャをやっていて思うこと、それは本命に会えるのは当たり前ではないということを嫌というほど実感しました。
バンドの解散、好きなメンバーの脱退、果ては空へと昇って二度と会えない人もいます。
あまり気持ちの良い例えではないかもしれないけれど、今回の嵐のこともこんな日が本当に来るんだと思ったという意味では似ていました。
元々私はジャニオタでした。嵐ももちろん好きで翔くん担でした。
嵐のメンバーを知ったのはまだ全員Jr.の頃、あのタッキーがJr.を引っ張っていた黄金期です。
地方住みなので関東ローカルの番組は見れませんでしたが、「あぶない放課後」「ぼくらの勇気未満都市」など、全国放送や再放送などで嵐のメンバーが出ていたドラマはいろいろ見てました。
前述の通り地方の田舎なのでJr.のバラエティ等も未放送地域でした。
なので、デビューするまで翔くんと大野くんは知らなかったんです。翔くん担とか言いましたが、デビュー後にやっていたバレードラマ「Vの嵐」で翔くんを初めて認識した時はむしろ嫌いでした。役も何か小生意気な感じだった上にそもそも最初は相葉ちゃんが好きでしたから。
正直きっかけは忘れました、でも何故か、いつの間にか翔くんが好きになっちゃってました。
なので私は、リアルタイムで嵐のデビュー前後を見てきた世代です。
元々好きだった相葉ちゃんたちがいるわけですし、デビューシングルからしばらくはシングルが出る度に買っていたり、ファンクラブの会員にもなりました。
好きになった時期やなんかでとやかく言いたい訳ではありませんが、まだ彼らがスターになりきる前の時期を見てこれたことは幸せなことだったのではないかなと思います。
学校でも嵐ファンの友達は当然いました。
歌のこと、メンバーのこと、当時放送していたバラエティや深夜帯の冠番組のこと、いろいろな話を学校でしていたことを覚えています。
テレビの特集などで目にしましたが、コンサートの規模などでいえば、嵐はデビュー年を考えると遅咲きなのかもしれません。
でも当時の私たちからしてみれば、コンサートが大きい所でなくとも、嵐は確かにトップアイドルでした。
コンサートは一度だけ、幼馴染が親子で嵐ファンでチケットを取ってもらって一緒に広島まで行きました。
忘れもしません、いざッ、NOWツアーの広島グリーンアリーナ。そこで聴いた翔くんのソロ曲が忘れられず、DVDも買いました。
スタンド席でしたが、そこで嵐が歌って踊って喋っている、それだけで幸せでした。
そこから次第に、Jr.の方へと流れキスマイにハマり、最終的にはジャニオタを卒業することになります。
それでも嵐を応援する気持ちは変わりませんでした。ジャニオタを卒業しても、一芸能人として好きな気持ちは持ち続けてます。
特別追いかけてはいなくとも、出ていれば嬉しいし楽しいです。
当時、担当を翔くんを言っていても、結局は全員が好きな訳でそれは今も変わりません。
みんなそれぞれ、素敵なところがあります。だからこその20年なのだと思います。
地方で細々としていた私には、上に語ったようなことばかりで大層な思い出はありません。
それでも、私の青春の思い出を彩っているのは紛れもなく嵐です。
デビュー前の活動をリアルタイムで見ることが出来て、嵐の20年を最初から最後まで一緒に過ごすことが出来たのは本当に幸せなことだと思ってます。
解散ではないので嵐は終わるわけではないけれど、何だか一つの時代の終わりを感じてしまいます。
でもいつか、必ずまた5人で並ぶ姿が見れることを信じて。
一先ずは、長い間お疲れ様でした。
2年後から始まる大野さんの夏休みが、有意義なものになりますように。
それぞれで頑張る他のメンバーのさらなる活躍を願って。
いろいろ思い出しながら書いていたらすごく懐かしい気分になりました。
やっぱり私の中で、嵐は特別なようです。