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でも消えてくれない光

BUMP OF CHICKENの歌詞がとても刺さる。
そしてそのたびに、この空間が壊れるにはまだ時間が必要だと実感してしまう。

一目みて これ以上ないくらいの衝撃を与えられてしまった
そしてじわじわと 静かに 確実に 侵蝕されていった

インドアの自分がなにかあれば飛んでいく
お金の使いかたが変化する
誰を見ても そのひとしか見えなくなる
「そこまで変わったの、すごいね」とまわりの友人は驚いていた
以前はそう言われてもふしぎに感じていたけれど 今はなんとなく理解できる
やはり傍からみた自分は 少しおかしいのかもしれない
だって本当に なにかが変わると思ったから
少しずつ語り継ぎたいことが増えて増えてふえて

彼の名前をトレンド入れさせるために
眠ることも忘れて必死でSNSに呟いていた日のこと

長年音沙汰なかった彼女がその姿を見せただけで
地鳴りのような歓声で埋め尽くされたステージのこと

少しずつ出来上がっていった自分だけのプラネタリウムは 、いつの間にかこんなにも大きくなってしまった
夜はどんどん濃くなって その分 光も眩くなっていくことを うっすら気づいていながらも他人事のように考えていた
はじめてふたりを知った日から ずっとずっと消えてくれない
誰を見たってもう目移りができない
もうこれは仕方のないことなんだ
魔法なんかじゃなくて ある意味 呪いなんだ
わたしは狂わされてしまった 川尻蓮 と 鞘師里保 に

哀しくはなかった
とてもしあわせなことだと 思う。