9割の人が勘違いしている子供の成長
こんにちは!
スポーツトレーナーの浦崎です!
最近,少しづつ暖かくなってきて目覚めも良くなってきました!
日の出を見るのがひそかなマイブームです.笑
季節の変わり目ですので,皆さんお体には十分気を付けてくださいね!!
さて,それでは本題に入りましょう.
本日のお話は,9割の人が勘違いしている子供の成長についてです.
突然,否定されるのは嫌ですよね.笑
ただ,否定しているのではなく”気づいてほしい”だけなのです.
よく親御さんから「好きなことをさせたい.」と聞きますが,子供が好きなことを好きなようにできる体を育ててあげられますか?とぶっちゃけ思うところがあります.
なので,なぜそう思うの?どう教育する?この辺について例を挙げてお話しします!
それでは,最後まで楽しんでください笑
私たちの暮らす現代社会は,昔に比べるとずいぶん生活しやすくなりました.
例を挙げると…
・AIにより日常生活が楽になった.
・ゲームやスマホなどが発達し家の中にいるため親が楽になった.
・道が舗装され歩きやすくなった.
・動かなくてもご飯が食べれるようになった.
などなど私たちの生活は目まぐるしく変化しています.
ここでカンの良いあなたはお気づきですよね?
そう,全て”楽”になっているのです.
「そりゃあ,そうだろ」と思いましたね笑
まだ,話は続きます.
何を伝えたいかというと,楽ができるようになったことで成長に必要な過程がなくなった.ということです.
これは本当に恐ろしいことで,気づかないうちに運動能力が下がっていることを表します.
まだ,しっくり来ていませんよね…
それではさらに,具体的に落とし込みましょう.
本日は,「立位動作」を例に挙げてお話しします.
皆さん,赤ちゃんは出生後どれくらいの期間を経て立てるようになるかご存じですか?
正常な発育発達では,諸説ありますが目安として10ヵ月~1歳2ヵ月(1歳)頃といわれています.
ですが,現代の子供たちはどうでしょう..
ある調査によると,半数以上が1歳を迎える前に立つことができるようになっています.
これはなぜでしょうか…?
筋肉が発達したから?神経系が発達したから?
もし,そうなのであれば万歳です!
しかし,残念ながらそうとは言えません.
その原因は”環境”にあります.
要するに,発達がうまくいったから早く立てるようになったとは考えにくく,生活環境が時代により変化したため,早くならざるを得なくなったということです.
昔の生活は畳が中心で家具の間隔が詰まっているわけでもありませんでした.
しかし,現在はアパートに住む若者が増えたことでフローリング中心の生活となりました.そして,部屋が狭く,家具の間隔が詰まっているため好奇心旺盛な子供はつかまり立ちをしてしまいます.
はいはいや高這い,腹ばいなどの発達段階は,
・肩,股関節の安定性
・身体位置感覚の獲得
・身体軸の獲得
・機能的な動作に必要な筋の獲得 など
多くの身体機能・運動能力に関与しています.
ここまでをまとめると,
現代の子供たちは重要な発育段階をあらゆる社会の発展によりすっ飛ばし,未発達のまま成長してしまっているということです.
なのにもかかわらず,早く立てて「すごい!」といってしまいます.
裏を返せば,未発達のまま育ったことを喜んでいることに変わりません.
本当の意味で子供たちが自分の身体を自由に使い”好きなことを好きなようにする”ためにはこの考えが不可欠かと思っています!
これは,アスリートも同様です.
機能の足りない身体でスキルトレーニングをしても限界があります.それに気づかずトレーニングや筋トレを続けるから怪我をします.
当たり前です..
そうならないためには,あることをするだけです.
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後もあらゆる知識を発信していきます.
何か学びや「面白い!」と思った方は応援していただけたら喜びます!
ともに成長しましょう!
ではまた!!!