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vol.10~築古のマンション購入目前で直面したある問題点とは~

少し築古だけどこれ以上希望に合った物件はないだろうと思い、住宅購入を決意しましたが、ある問題が発生しました。

アスベスト含有の可能性が、、、

それは天井全体にアスベストが吹き付けられている可能性があるとのこと。さらに玄関の天井裏には固型のアスベストらしきものが置かれているらしい。

石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
その繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が 吸入してしまうおそれがあります。以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止さ れました。石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。
                       厚生労働省HPより引用

現在は使用禁止となっているアスベストですが、建築時の1970年代頃は法改正前のため(1975年から法改正)、この年代に建てられたマンションには使用されている可能性が高いのだとか。

また、アスベストを除去するには別途専門業者が必要で、吹付のアスベストを除去するにはこの部屋の広さだと約300万円ほどかかるらしいです。(平米数により金額は変わります。)

300万円はさすがに払えないので今日申し込むのは一旦保留し、過去にアスベスト調査をしていないか後日調べていただくことになりました。

自腹でアスベスト調査することに

内見から数日後、連絡がありましたが、結果は部屋の中(専有部)まで調査しておらずアスベストが含まれるかは不明とのことでした。

そこで専有部について建築時の仕上表(各部屋で使用された部材が明記されている表)を見てみるとアスベストが含まれていると思われるパーライト吹付けがされていることがわかりました。

しかし、マンションの管理人に聞いてみると過去にリノベーションをした別棟の住戸ではアスベストが発見されたという報告はなかったとのこと。

もしそうなのだとしたら考えられる可能性は3つ。

①調査した結果、アスベストは含まれていなかった。
②調査した結果、アスベストが含まれていたが業者が黙って解体工事した。
③そもそも調査せずに解体工事した。

①が一番望ましいですが、②だったら担当したリフォーム業者は完全に違法行為です。③についてももしアスベストが含まれていたらこれも違法行為です。

別棟で報告されていないのならアスベストは含まれていないということで解体できないのかと聞いてみましたが、やはりそこは調査をしてからでないと解体できないと言われてしまいました。

話し合った結果、契約前に自腹で専門業者にアスベスト調査を依頼し、その結果次第で契約をするかどうか決めるということになりました。

調査結果が届く

アスベスト調査は1週間くらいで結果が届きました。(調査費用は3万円

調査結果は天井の吹き付け材についてはアスベストは含まれていないが、玄関天井裏に合った固形物はアスベストで除去が必要とのことでした。

固形物の除去であれば20~30万程度で済むらしいので業者に処分をお願いすることにしました。

ということで無事に契約を進めることに。家探しから約2ヵ月、ようやく物件が決まりそうです。

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