個人と企業のマーケティング戦略の違いについて考えてみた。
皆さん、こんにちは!ひがち(@higachi_note)です!
最近、マーケティングの話が評判が良いので、今日は個人と企業のマーケティング戦略の違いをテーマに考えて行こうと思います。
個人と企業のリソースの違い
まず、企業も個人も、
お客さんが何を求めていて、何に幸せを感じるか?を考えてマーケティング戦略を考える点は同じだと思っています。
しかし、
企業が使えるリソースと個人が使えるリソースは全く違うので、
個人なのに、企業がやるようなマーケティング手法をやろうとして失敗しているケースも少なくはないのではないでしょうか?
【企業の場合】
マス向けに薄利多売のビジネスモデルで、単価もそんなに高くなく、大量生産していくというのが企業の戦い方だと思います。
なので、沢山のサービスを出すことで
1個1個の原価を下げていけます。
最大公約数のニーズを割り出し、
そのニーズに対してプロダクトを作って、
なるべく低いコストで出していくのが企業が打ち出すマーケティングの王道だと思います。
しかし、個人は絶対にそんなこと真似できなし、
薄利多売で、沢山の人にモノを売るって大変ですよね…。
製造原価とか在庫リスクとか、
そういうモノがすごくあるので、
もっと高単価なものを売らないといけません。
そして、機能や性能で勝負しても大企業に負けてしまうので、
感情的なメリットやベネフィットなど、
「この人に共感したから買う」
とか
「この人が好きだから買う」
というようなビジネスモデルを作っていく必要があるのが、企業と個人の大きな違いだと思っています。
つまり個人でやる場合は、
ニッチで高単価なものが売れる市場を取っていく必要があるので、圧倒的なマーケティングの違いを出していかなければいけません。
実利より情緒的なところの方が大きい
企業のマーケティングは、
マーケットのリサーチをして、そこに対して最大公約数のプロダクトを提供していく形です。
それに対して個人は、
「こういう想いがある」
とか
「こういうことを実行していきたい」
というプロダクトアウト的な部分から、徐々にファンを巻き込んでいくイメージだと思います。
まとめると企業の戦略は、
・まずリサーチする
・そして競合調査
・何回も何回もテストを行う
・コンセプトを決める
・プロダクトを作る
とったいった流れでニーズを尊重しながら
プロダクトを構築していきます。
ただ一方で、個人がそれをやろうとしても、なかなか難しいです・・
なぜかというと、
そもそもリソースがない…。
ニーズに合わせて商品やサービスを作って、フィットする場所を探すのはすごく大切なんですが、やっぱり企業のようなリソースは個人にはないですよね…。
だから、
自分が得意とする分野で勝負しないと生き残っていくのは難しいのではないでしょうか?
自分の強みとか想いとか、
自分の熱量を濯げる部分で戦うことが重要なんだと思います。
だからこそ、プロダクトアウト型のような
自分の想いや、やりたい事を強く押し出した方が、個人のビジネスは伸びやすいんじゃないかなーと感じています。
そして個人で戦おうとすると
どうしても単価を上げることも視野に入れなければいけません。
例えば大手企業のシャンプーは1本498円とかで売れたりします。
けど個人がそんな値段で出来ませんよね…。
流通も持ってないし、
OEM先に払ったりすると、そんな値段で利益は取れません…。
なので、そもそも個人の場合、機能やコストで勝負しようとするのではなく、面白さだったり、「こんなストーリーがあるんだよ」みたいな売り方をしていくべきだと僕は感じています、
自分が経験したことや、
体験したことって強烈なストーリーになるし、
それに共感してくれる人って必ず現れます。
なので個人がビジネスを作りたいと思ったときは、自分の原体験やストーリーのどういうところに共感して欲しいのか?という部分を強く持っている必要があるんだと思います。
個人が成功するために考えておく必要があるポイント
・何に情熱をもつのか?
・なににパッションがあるのか?
というのは絶対に大切で、
当たり前のことではありますが、
それだけでも上手くいきません。
自己満足というか、エゴになっちゃいます。
大切なのは、
自分の想いや、やりたい事が、
どうしたら市場のニーズ、見込み客、顧客の幸せと合致するのか?を常に考えることです。
自分のやりたい事や出来る事だけでなく、
世の中のニーズがどこにあるのか?ということを
ちゃんと理解しないと、独りよがりになっちゃうので、合致するところを探していくということが大切なんだと思います。
今はインターネットが発達して、
全員がSNSを使うようなスマホ時代で、
「ニーズ」はどこにでもあると感じています。
昔だったら商売(ビジネス)にならなかったモノも、スマホやSNS、無料のECサイトを個人で発信できる現代では、ビジネスになるチャンスはそこら中に広がっていると感じています。
自分が強くパッションを感じる所と、それを良いと思ってくれる人が合致するポイントって、今は作りやすくなっていると思います。
リソースが無いなりの戦い方もある
企業と個人の大きな違いは、
企業は沢山のリソースを持っている反面、
数億・数十億と稼げないといけません。
固定費もかかるし、従業員の人件費だってかかります…。
しかし個人は、稼がないといけない金額って大企業と比べると少ないです。
なので小回りが効くし、スピードも速い。
つまり、
リソースが無い分、小回りも効きやすいので、テストマーケティングを打ちやすいんです。
やってみてダメだったら方向転換もしやすい。
次から次へと新しい事をやっていけるのは、企業より個人の方なのかもしれません。
今は個人でも情報発信できる時代
今となっては、情報発信を個人でもできます。
YouTubeやInstagramも完全に無料でできるし、個人の方がやっぱり共感されやすいです。
なかなか、商品やサービスに共感してもらうって難しいんですがやっぱり個人は共感されやすい。
こんな過去があるとか、
こんな想いがあるとか、
こういう日常を過ごしているとか。
発信すれば、企業よりも共感されやすいし、ファンも付きやすいです。
なのでまずはファンや共感をしてくれる人を先に集めておいて、その人たちが欲しいものをサービスとして出していくという形のサービス開発も良いかもしれませんね。