家中浄水のススメ
飲み水の浄水はだいぶ普及しておりますが、近年、お風呂・洗面所・トイレの水も浄水するシステムが普及しつつあります。
水道水には、病原微生物を死滅させるために「塩素」が入っておりますが、この「塩素」は危険性のある物質という事はご存じでしょうか?
塩素は、殺菌や漂白の作用がありますが、人の細胞を破壊し、人体に悪影響があるという研究結果があります。
また、発ガン性物質であるトリハロメタンの元になります。
少量・短期間では小さな害も、量や時間により蓄積すれば大きな害となりうるのです。
そんな塩素はできるだけ避け、減らしたいところです。
なので、キッチンなどでの飲み水に浄水器を使用されている方は多いかと思います。
しかし、肌に触れる水は気にされていらっしゃらない方がほとんどではないでしょうか?
塩素は、皮膚や髪にもダメージを与え、呼吸器疾患を悪化させる要因になっているといわれております。
また、アメリカの学会では、「入浴やシャワー時に、呼吸ならぴに皮膚吸収により塩素が体内に取り込まれ、その摂取量は水道水を飲んだ場合の6 ~ 100倍と高くなり、人体への影響は無視できない」と報告されております。
つまり、飲み水を浄水するだけでは、塩素の害から逃れるには不十分なのです。
なので、お風呂はもちろん、洗顔や歯磨きを行う洗面所やうウォシュレットを使用するトイレで使用する水も浄化し、塩素を取り除くことの意義がお判りいただけるかと思います。
そこで近年普及しつつあるのが「セントラル浄水器」です。
「セントラル浄水器」は、「元付け型浄水器」等とも呼ばれており、主に屋外の水道配管を分離して設置します。
このセントラル浄水器を設置すれば、家中の蛇口から出てくるすべての水が浄水された状態で使用できるようになり、塩素の外から逃れることが可能になります!
なんと頼れるセントラル浄水器!
さて、ここで気になってくるのは「価格」ですよね。
現在、複数のセントラル浄水器が発売されておりますが、安いものであれば5万円程度から導入可能です。
ただ、浄水器にはカートリッジの交換などのメンテナンスが必要です。
メンテナンス費は、月額3~4千円が相場となっております。
単純計算すると、10年間使用する場合の合計で約50万円程度の費用となります。
1年間に換算すると5万円。
1か月あたり4千円ちょっとですね。
そう考えると高い買い物ではないのかなという気はしますがいかがでしょうか。
様々なメーカがありますので、ご興味があられる方は色々と比較検討されてみてください。
このように、1か月あたり4千円程度から家中の蛇口から出る水が浄化できるセントラル浄水器。
新築やリノベーション時はもちろん、生活の一部としてご検討されてみてはいかがでしょうか?