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Visual Thinking Strategies 014

Visual Thinking Strategies(VTS)とは?

観察力やコミュニケーション能力を鍛える新しいアート鑑賞法。タイトルや作者などの事前情報を極力入れずに、3つの視点で絵を読み解いていきます。

VTSのやり方
①何が描かれているか
②絵の中で今何が起きていて、これから何が起きるか
③どんな感情や教訓が自分の中に生まれているか。

どんな人にオススメ?

理性と感性なら、感性を磨きたい人にオススメです。観たものを言葉にしていく過程で観察力がついていきます。観察する中で自然と湧き出てくる感情を言語化する過程で、共感力が鍛わります。そして意見交換する中で、違う視点の考えや感情に気づき、コミュニケーション能力を鍛えることができます。観察力・共感力・コミュニケーション能力を高めたい方は是非。

お題のアートはこちら!

さっそくやっていきましょう。まず10秒間この絵を見てみます。

①第一印象は?

この絵を10秒間みて、思い浮かんだことを言葉にしてみましょう。僕の場合は、「サメに食われそう!というかなんで裸なん?」でした。あんまり難しく考えすぎないようにするのがポイントです。音楽を聴くくらいの感覚で、リラックスして直感で。このあとからはじっくり絵を観察していきます。

②何が描かれている?

目に見えたものをどんどん上げていきます。
ここはどこ?
何が見える?
どれくらい人がいる?
どんな表情?
どんな服着ている?
まず全体像を把握してから、細部を観察していきます。着眼点は人それぞれです。気になったところを深掘りしていくのが良いと思います。サカナクンの場合はおそらく魚の観察がスゴイでしょうし、貴乃花の息子さんだったら靴の観察がスゴイでしょう。どこに目をつけるかは人それぞれ違ってて良いですし、それがVTSの面白いところでもあります。

③今何が起きていて、これから何が起こる?

VTSは海外では企業幹部候補の研修メニューに使われているそうです。「今何が起きていて、これから何が起こるか」は経営をする側として、非常に大切な能力。それを鍛える題材としてアートを活用しているそうです。ここでは、そんなに肩肘はらずに②で見えたことを元に物語を作っていくイメージです。

④どんな感情や教訓が自分の中に生まれている?

これは完全に主観で大丈夫です。喜怒哀楽のどれかかもしれませんし、不安とか恐怖とか、個人的なトラウマに結びついて複雑な感情が生まれるかもしれません。それをできるだけ解像度をあげて、言葉で描写していきます。

まとめ

①第一印象
②何が描かれているか
③絵の中で今何が起きていて、これから何が起きるか
④どんな感情や教訓が自分の中に生まれているか。

ご参加頂ける方はコメント欄にて①②③④でお知らせください。まずは①だけでも大歓迎です。

1週間後を目安にこの絵の解説と、頂いたコメントのまとめ記事を書こうと思います。この絵、調べてみたらなかなかストーリー性のある絵でした。ちなみに絵に船と人が描かれているお題はこれで4回目、密かに船と人シリーズとして、盛り上がってます。気になる方は#VTSで検索!


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