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20代大人の歯列矯正体験談⑥後戻りについて


私は20代の大人になってから歯列矯正をしました。

現在は完了しています。


この記事では、私が実際に歯列矯正後に経験した”後戻り”についてまとめています。


・大人になってから歯列矯正をしたいと考えている
・歯列矯正後の後戻りについて気になっている

このような方へ、この記事が参考になれば幸いです。



保定装置(リテーナー)を外したら後戻りした

私の場合、歯列矯正後が終わった後は前歯の裏に固定するタイプのリテーナーを付けていました。


マウスピース型のものとは違い、自分で取り外すことはできません。

前歯6本の裏に細いワイヤーを張り付けて固定します。

約1年間リテーナーを付けたのち、歯医者さんで「そろそろ外しても大丈夫だね~」ということになり、外してもらいました。


ですが、その後上の歯の前歯に痛みが生じ、歯が動いてしまいました。

いわゆる”後戻り”です。

リテーナーを外してからほんの数日の間に起きてしまいました。


動いたのはわずかでしたが、一番目立つ上の前歯だったのでどうしても気になってしまいすぐに歯医者さんで相談後、修正(再矯正)することにしました。




後戻りの修正費用について


後戻りの修正にかかった費用は約11万円でした。


無料ではやってくれないんだな、と思いましたが、気弱な私は何も聞けず(笑)、お金は銀行振込で一括で支払いました。


綺麗になった歯並びがこんなにすぐに動いてしまうとは思っていなかったので、本当にショックでしたが、なにより自分が納得のいく歯並びになりたかったので、ほとんど悩まずすぐに修正をお願いすることに決めました。



後戻りの修正方法と期間について


私の場合の修正方法と期間についてです。

・修正方法:再びワイヤーをつけての矯正
・期間:約半年

上の歯の後戻りだったので、ワイヤーを装着したのも上の歯のみです。


せっかくワイヤーが外れて快適な生活を送っていたのに、またあのわずらわしいワイヤー生活になるのか…。と正直かなり気が重かったです。


それでもこのままの歯並びでいる方が辛かったので、再びワイヤー生活に戻りました。



後戻りを防ぐコツ


後戻りを防ぐための対策はさまざまあると思いますが、中でも個人的に大切
だと思うこと、自分でもできることをご紹介します。


後戻りを防ぐために大切なこと

①姿勢に気を付ける
②舌の位置に気を付ける
③リテーナーを長期間つけ続ける
④マウスピースを作成する


①姿勢に気を付ける

まずは姿勢についてです。


私の通っていた歯医者さんでは、「とにかく姿勢に気を付けてください」と毎月の調整日のたびに言われていました。

具体的には、座っている時や、食事をするときの姿勢についてです。

良い姿勢をとり、舌が正しい位置に来ることが大切だとのことです。


・食事の時は椅子に座る
・背筋を伸ばし、足をしっかりと地面につける
・少しだけ前に重心を置く



②舌の位置に気を付ける


正しい舌の位置はご存じですか?


私は矯正するまで知りませんでした。

ここ最近はSNSなどでも「舌の位置を正すと小顔に見える」などという投稿を時々見かけます。


実は、歯並びにも舌の位置がとても大切だと歯医者さんに教わりました。


・舌は上あごにべったりとくっついていること
・舌先が前歯の裏に当たっていないこと


下の図でいうと、左側が正しい舌の位置です。


左:正しい舌の位置 

舌が前歯に当たっていて常に押し続けていると前歯はどんどん押されて前に出てきてしまうそうです。


姿勢を正すことで、自然と舌の位置も正しい位置になります。


私の通っていた歯医者さんでは、唾を飲み込むときにしっかりと舌が上あごを押し、噛むときに使われる筋肉(咬筋)が盛り上がっていることも毎月チェックされていました。


正しく口腔周辺の筋肉を使うことが、矯正の治療期間を短くしたり、後戻りを防ぐために大切なことなんだそうです。



③保定装置(リテーナー)を長くつけ続ける

これは私の個人的な意見ですが、早くリテーナーを使うことをやめてしまえばその分後戻りしてしまう可能性が高いと感じました。


私は約1年間リテーナーを使用していましたが、外した直後に後戻りしてしまいました。

せめて3年間くらいはつけ続けていれば、しっかりと定着していたのかもしれません。

こればかりはわかりませんが…。


今現在は、後戻りしてしまった上の前歯部分には固定式のリテーナーがついたままにしています。


一生つけておきたい気持ちもありますが、歯磨きがしづらくなるのでいつまでつけていようか、そろそろ取り外しできるマウスピース型のリテーナーにしようか悩んでいるところです。



④マウスピース型(非固定式)のリテーナーを作成する

マウスピース型の取り外しできるリテーナーを作成し、使い続けるというのもひとつの方法です。


リテーナーには固定式非固定式のリテーナーがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。


▼固定式リテーナーのメリット・デメリット

〇メリット
・外からは見えない
・後戻りの心配が少ない

✕デメリット
・歯磨きがしづらく虫歯のリスクがある

固定式リテーナーは安心感がある反面、清掃性が悪いため、丁寧な歯磨きや歯医者さんでの定期的なクリーニングが必要になります。



▼非固定式リテーナーのメリット・デメリット

〇メリット
・取り外して歯磨きができるため、磨き残しが少ない

✕デメリット
・紛失してしまうと再作成に時間がかかる
・自己管理になるので付け忘れに注意が必要
・お手入れが必要

取り外しできるタイプのものは、歯磨きがキチンとできることがメリットです。

一方で、紛失や付け忘れなどの心配があり、装置は専用の洗浄剤などでのお手入れも必要になります。


お手入れには私はこれを使っています。



アマゾンで購入しました。


中身は小分けの錠剤になっています。



コップなどに水と錠剤を入れるだけなので簡単で、シュワシュワするので洗浄できている安心感があります。


おすすめは固定式と非固定式の併用!


歯医者さんによって、固定式のワイヤータイプ・非固定式のマウスピース型やプレートタイプのものなど、扱っている保定装置は違います。


私の場合は固定式のものしかなかったため、下の前歯の固定式のリテーナーをはずしたあと別の歯医者さんに行き、取り外しできるマウスピース型のリテーナーを作成してもらいました。


費用は2万円ほどで、保険適用外でした。


一定期間の保定だけでなく、不安であれば固定式→非固定式に代えて”夜寝るときだけ”など、使い続けることで歯並びを保つことができると思います。


固定式・非固定式ともに一長一短ですが、後戻りを防ぐためにもリテーナーはしっかりと時間をかけて使うことをおすすめします。



まとめ

この記事では、実際に私が経験した「歯列矯正後の後戻り」についてまとめました。


矯正後、自分がすぐに後戻りを起こすと思っていなかったのでとてもショックでした。

後戻りをしてしまうと、再びワイヤーを付けるわずらわしさがあり、費用もかかってしまいます。(それまでの矯正方法や、歯医者さんによります)

歯列矯正には後戻りする可能性が0ではないことを念頭に置いて、できる限りの対策をすることをおすすめします。


この記事が歯列矯正を考えている方や、今まさに矯正中の方への参考になれば幸いです。


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