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20代大人の歯列矯正体験談⑤矯正のメリット・デメリット


この記事では、20代の大人になってから歯列矯正をした私が感じた、歯列矯正のメリット・デメリットをまとめています。



・大人の歯列矯正のメリット・デメリットは?
・見た目以外にどんないいことがある?

このような疑問を持っている方へ、私の体験談が参考になれば幸いです。


私は20歳を過ぎてから歯列矯正をしました。

上下表側のワイヤー矯正です。現在は完了しリテーナーを使用している段階です。

私は歯列矯正をして本当に良かったと心から思っています。


ですが、歯列矯正はメリットしかないのかといえば、そうではありません。

デメリット(大変だったこと)もたくさんありました






歯列矯正のメリット(良かったこと)


矯正して良かったことは大きく分けて3つありました。

見た目が綺麗になることはもちろんのこと、矯正にはそれ以外のメリットもあります。

歯列矯正をして分かったメリット

①あか抜ける
②噛み合わせが良くなる
③歯磨きがしやすくなる



①あか抜ける

まずはなんといっても見た目が変わり、あか抜けた印象になります。


テレビで見るような俳優さんやタレントさんはみんな歯並びが良く、白くて綺麗な歯をしています。

自分を魅せることが仕事である方たちにとってそれだけ重要なパーツのひとつということですよね。


歯並びが綺麗になることで堂々と歯を見せて笑うことができるようになり、それだけで自信のある人にも見えます


また、人によっては横顔の印象が大きく変わることもあります。

私は矯正が終わってから久々に会う人には「なんか綺麗になったね~!」といわれることが増えました。

合わせてホワイトニングもすると、さらにあか抜けた印象に。

私は歯医者さんのホームホワイトニングと、海外で売っているようなホワイトニングテープを使用したことがありますが、どちらもしっかりと効果はありました。


ホワイトニングについてはまた別の記事でご紹介したいと思います。


②噛み合わせが良くなる

歯列矯正することで噛み合わせも良くなります。


私はもともと噛み合わせが悪く、奥歯が一部しっかり噛み合っていませんでした。

(歯医者さんでは”クロスバイトだね~”といわれました)


噛み合わせが悪いとものを噛むときに支障があることはもちろん、歯ぎしりの原因にもなってしまいます。

見た目だけではなく、健康のためにもしっかりと噛み合わせまで診てもらえる歯医者さんを選ぶことも大切だと感じました。



③歯磨きがしやすくなる

つぎに、歯磨きがしやすくなることです。


歯並びが悪いとどうしても歯ブラシが届きにくい箇所が出てきます。


矯正が終わり綺麗な歯並びになった後の歯磨きのしやすさは、もはや快感ですらあります。

矯正することで歯磨きがきちんとできるようになったり、歯医者さんに定期的に通う習慣もつきます。

そうしたことから虫歯や歯周病のリスクも下げることができます。



期待していたけど変化はなかったこと


「矯正したら、きっとここもこんな風に変わるのでは…?」と淡い期待をしていたけれど見事に打ち砕かれたことがありました。


①横顔の変化
②ダイエット効果

この2つです。


①横顔の変化

私の場合は非抜歯矯正だったため、横顔や全体的な顔の印象にはほとんど変化はありませんでした


もともとギリギリEラインはある顔なのですが、矯正後もそれは変わらず。

口元が出ていることよりも叢生(そうせい:デコボコしている状態)が気になっていたため、抜歯せずに矯正できる歯医者さんを選びました。

抜歯矯正で歯を後ろに引っ込める矯正をした場合、横顔の変化はあるかもしれません。

ですが抜歯をしない場合は、過度に横顔の変化に期待を持つことはおすすめしません。



②ダイエット効果

「矯正したら装置が邪魔だし、歯が痛いから食べる量や間食が減って痩せる!!!」


こんな情報を目にした私は矯正したら勝手に痩せられるものだと思っていました…。

実際、「装置はとても邪魔!」「調整後2~3日は歯が痛い!」これは間違いなくありましたが、食事の量はほとんど減らず…。

これは人によるかもしれませんが、結局食べたいときには食べます。笑


痛みも四六時中あるわけではないので、”矯正=ダイエット”という概念は捨てた方が良いかもしれません。

結局は自分の意志ですね…。


歯列矯正のデメリット(大変だったこと)


私にとって歯列矯正で大変だったことは4つありました。

▼歯列矯正で大変だったこと

①費用がかかる
②時間がかかる
③痛みをともなう
④歯型をとるのが苦しい
⑤後戻りする可能性がある


個人差があるものばかりですが、それぞれ体験談を交えてお話ししていきます。



①費用がかかる

まずは費用です。


私の場合の概要はこんな感じでした。

かかった金額総額:約100万円
当時の仕事:社員(事務職)
支払い方法:銀行振込(年に1度、3回に分けて)

勤続年数も浅かったためお給料も高いほうではなく、貯金もほとんどありませんでした。

幸いボーナスがもらえる会社だったので、それを頼りに払っていた感じです。

本当は目立たない裏側矯正にしたかったのですが、費用の面で諦めることにしました。


費用は矯正装置の種類や歯並びの状態によっても変わりますが、数万円~、高ければ私のように100万円以上かかる方もいます。

決して安くはない金額です。費用面で悩まれる方も多いと思います。



②時間がかかる

歯列矯正は少しずつ歯を動かすため、短くても数か月、長ければ数年と時間がかかります


私も実際にブラケットとワイヤーをつけるまでにも半年ほどかかりました。

そこから約1年半ワイヤーで矯正し、トータルで2年以上はかかっています。


始める当初は「1日でも早く歯並びをきれいにしたい!」と思う気持ちがあり、カウンセリング~検査の期間、次の調整日までの1か月間などは、焦ったりヤキモキと過ごすこともありました。


「早く動け~」と自分で歯をぐいぐい押してみたり。笑

ですが終わってみたら案外あっという間だったなという思いもあります。


保定期間も入れると3年以上にはなりますが、その分終わって装置がはずれたときの快感と感動は何にも代えられません…!



③痛みをともなう

歯列矯正は痛みをともなうものです。


  • 口内炎の痛み

  • 歯が動くときの痛み

  • 抜歯する場合は、その痛み


などなど…。

私はとくに口内炎の痛みが辛かったです


矯正中の痛みについては別の記事に詳しく載せていますので、気になる方はご覧になってみてください。



④歯型をとるのが苦手な方もいる

歯列矯正をするとなったら検査の段階から必ずといって必要になる、「歯型をとる」という儀式。


人それぞれかと思いますが、私はかなり苦手な方でした。
参考までに、私の歯医者さんでの流れを簡単にご紹介します。


~歯型をとる流れ~

①プレートを決める
自分の歯のアーチに沿ったプレートを決めます。 衛生士さんにいろいろな大きさや形の金属のプレートを口の中に次々と入れられます。乾燥する時期は唇が切れやすいのでリップクリーム塗ってもらいましょう!

②ペーストを歯や歯茎に塗る
粘土のような柔らかいカラフルなペーストを歯や歯茎に塗られます。結構な量を入れられるので少し苦しい。

③プレートをかぶせる
初めに決めたプレートをペーストの上からかぶせます。これが入ることによりさらに口の中はいっぱいいっぱい。

④2~3分待つ
体感的には2~3分。この間動かずに待ちます。

⑤カポッと外して完成!
ペーストが固まったら外して、完成です。


歯型を摂るためには、粘土のような柔らかいペーストを歯や歯茎に塗り、その上から歯のアーチに沿ったプレートのようなものを被せます。

この粘土のようなものが固まるまで口を開けたまま耐えるのですが、この時間が苦しくて苦痛でした。

時間にするとおそらく2分~3分弱くらい。

※方法や時間は歯医者さんによっても異なるかもしれません。


「鼻で息してくださいね~^^」と言われますが、息ができてもなぜか息苦しい。(この現象はなに?)

「苦しい」と思ってしまうと反射的に顎がカタカタと震えてきて息ができなくなりそうになるので、いつも頭の中で別のことを考えることに必死でした。


嘔吐反射が強い方(オエっとなりやすい方)は特につらいとおもいます。


さらに、固まらなかったりうまく歯型が取れなかったりするとやり直しになります。

やり直しになってしまった時は、心の中で泣いていました…。

歯型とりは頑張って乗り越えるしかありませんが、なるべくリラックスし、頭の中でまったく別の考え事をするのはおすすめです!



⑤後戻りする可能性がある

歯並びを綺麗に治しても、元に戻ってしまう可能性が少なからずあります。

私は実際に後戻りも経験しました。
生活習慣や姿勢などの癖、リテーナーの期間などが大切になってくると身をもって実感しました…。

後戻りについては、また別の記事にまとめようと思います。




まとめ

この記事では、私の大人になってからの歯列矯正の体験をもとに、矯正のメリット・デメリットをまとめました。


歯列矯正は費用の面や痛みなどで大変なこともありましたが、やってよかったと心から思います。


歯列矯正をしたいけれど不安がある…という方へ、この記事が少しでも参考になれば幸いです。


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