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常連客の世迷言
これから綴る内容はカスタマーハラスメントと呼ばれる類です。特に店員さんは読まないでください。
そもそも私が書く文章は読んでも不快な思いしかしません。現実世界で話せば近しい人間が離れていく自覚があります。現実では話せない愚痴を吐露しているだけですので、読んで頂ける場合は自己責任で。
私は5年以上今の家に住んでいます。コンビニが近くて助かります。コンビニエンスと名乗るだけあって、駅よりコンビニが近い方が「便利だ」と感じます。
私は10年以上タバコを吸っています。コンビニが近くて助かります。スモーカーと呼ばれるだけあって、駅よりコンビニが近い方が「住もうか」と思えます。
つまり、家から最寄りのコンビニでタバコを買う事が多々あります。頻度は平均で週3回以上このコンビニで買い物をします。勿論タバコを買わない日もありますが、この頻度が5年間続いています。
喫煙者なら一度は夢見た事があると思います。レジに並んだ時、いつもの店員さんが「〜番ですね」と、こちらから頼まずともタバコを取ってくれる事ですね。
バーでマスターに「いつもの」と注文するのと同じだと思ってください。私は下戸なので分かりませんが。
そんな夢も儚く、5年前から高頻度で接客をしてくれている店員(社員さん)は、何年経っても私の事を覚えてくれません。「なんで覚えてくれないんだ」とは思っていませんが、現実はこんなものかと落胆はしました。昨今の人手不足で社員さんがシフトを埋めなくてはならず、多忙な現状はお察しします。
そんな社員さんも待望。1年ほど前から新しいアルバイトの子が入ってきました。私が見る限りシフトも相当入れています。いつも社員さんに対応してもらうのが何故か気まずくて、社員さんだった時は違うコンビニに逃げてしまう時もありました。新しいアルバイトの子はお互いにとって嬉しい人材、いや、人財でした。
そんなある日、私がいつものように新しいアルバイトの子が立つレジに向かうと、何やらアルバイトの子がソワソワし始めました。私はまだお菓子コーナーを歩いているところです。お互い視界には入りつつ、ようやくレジに立つと、アルバイトの子は既に私がいつも買うタバコの銘柄に手を伸ばしていました。私は小さく「はい」と頷き、念願の夢を果たしたのです。
やっぱりなんか覚えられてるのって怖いし、タバコを買うつもりじゃない日もあるし、気まずくてコンビニ変えちゃいそうです。